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介護職の副業はOK?:福祉スキルも上げる正社員のダブルワーク

介護職の副業はOK?禁止?掛け持ちOK?正社員もダブルワーク可能が多いですよ

人事担当者として1000人以上の介護・福祉職の方々とお話してきました。(プロフィールはこちら>>)

「給料が少ないから副業を考えている・・・」

「給料が高いところに転職は考えていますが、まだ転職までは考えていません」

「今の職場、正社員で副業できるのかな?」

 

介護職や福祉職だけでなく、副業によって収入を増やそうとする方が増えています。

私はこれは素晴らしい傾向だと思っています。

本来、ワークライフバランスの意味でも、仕事以外の時間はプライベートを楽しむことが大切ですが、収入を向上させたいという考えも理解できます。

 

その観点から副業は素晴らしい選択肢になるでしょう。

 

実際、我が国でも2018年から副業解禁が推奨されています。

これにより、副業に関する許可を出す企業も増えてきたと考えられます。

 

国が副業を推奨する理由は、働き方を多様化させ、人材を柔軟に流動化させたいという狙いがあるようです。

介護や福祉の職場でも、副業を正社員の規定に盛り込む職場が増加しています。

 

給料が安いと言われる介護・福祉業界で、こうした動きが進むことは非常に喜ばしいことです。

 

しかし、私が今回この記事を書こうと思ったのは、介護や福祉の仕事をしているのに他業界の仕事を始めてしまう方が多いように感じるからです。

介護や福祉の仕事をしているなら、副業も介護や福祉の仕事で行うことが、スキルアップにつながるはずです。

 

そのような視点から、防御との相乗効果が大きく、様々な意味でキャリアがアップし、将来的に収入が増えるチャンスが広がることになります。

今回は「介護職の副業はOK?:福祉スキルも上げる正社員のダブルワーク」をテーマにお伝えしたいと思います。

こんな方にオススメ♪

・介護職で「給料が安いから副業したい!」と考えているけど、転職までは考えていない正社員の方へ

 

結論

・副業は「本業につながること」をした方が、キャリアアップにも良い!

\ あなたにとって理想の職場/

介護職の副業はOK?:正社員のダブルワークのリアル

他の業界にはあまり詳しくないのですが、介護や福祉の職場でも副業が認められるようになっている動きがあります。

 

自身の現在の職場がどうなっているかは、就業規則などを確認することが重要です。

就業規則等に書かれていなくても、基本的に立場のある人に相談すれば可能な場合があります。

 

副業が国で推奨されている段階で、特に止める理由があるわけではないので、規定に書かれていなければ副業ができる可能性が高いです。

正社員でも大丈夫だと思います。

ですので、堂々と「副業をします」と言っていいと思います。

 

ただし、副業に関することは、嫌がられたり、好意的に思われなかったりすることも考えられます。

副業に対して否定的な意見が生じる場合もありますので、注意が必要です。

介護職の副業は「嫌がられる?」:正社員のダブルワーク

現在、正社員でも副業が認められ、就業規則に規定が削除または許可が加えられる職場が増えつつあります。

しかし、実際には副業に対して否定的な考えを持つ職場も存在します。

 

介護や福祉の職場でなぜ正社員が副業をすることに抵抗感を抱く場合があるのか、その原因はいくつか考えられます。

介護職の副業は嫌がられる理由:本業に支障がでる可能性

まず、一つ目の考え方として挙げられるのは、副業が本業に支障がでる可能性に繋がるという視点です。

 

職場が人手不足である場合、副業をしている従業員が仕事の柔軟性を求めて残業やシフト変更のリクエストに応じにくくなる可能性があります。

これが増えると、人材確保が難しくなり、正社員に副業許可を出しにくい状況が生まれます。

 

また、副業が人事評価にも影響を与える場合もあります。

副業は解禁されているとされつつも、実際には職場の雰囲気からくる抑制があることが介護や福祉の現場では見受けられます。

 

こういった職場では、黙って副業をしている場合もあるかもしれませんが、税金関係でバレる可能性はあります。

個人的には、将来的に嫌な思いを避けるためにも、副業をすることを上司や人事担当者に伝える方が良いと思います。

 

ただし、中には理解が得られない職場も存在するのが実情です。

介護職の副業は嫌がられる理由:人材の流出の可能性

もう一つ考えられる課題は、人材の流出です。

例えば、副業の方が本業よりも収入が増えたり、やりがいを感じられたりした場合、従業員が本業を辞めてしまう可能性があります。

 

つまり、副業を許可することで貴重な人材が流出するリスクもあるため、健全な考え方としては、待遇を改善し本業で働くメリットを提供することが求められます。

 

しかし、現実的には社会保障の観点から難しい側面もあり、介護・福祉業界内でも徐々に給与格差が生まれつつあるのが実態です。

 

言い換えれば、給与を相場より低く設定せざるを得ないことに加えて、人材流出を避けたいので副業も快く思わないというジレンマを抱えた職場が普通に存在します。

介護職の副業は嫌がられる理由:社内情報の流出の可能性

3つ目は社内情報の流出です。

特に機密情報が危険にさらされる可能性があります。

 

介護や福祉の職場では、利用者や職員、経営状況などに関連する情報が機密扱いされることが一般的です。

このような機密情報が外部に漏れるリスクが存在します。

 

競合他社や同業者での副業を避けることを条件に副業許可を出す考え方も一部で見られますが、現代社会ではいつどこで誰が機密情報を悪用するか分からないため、これは危険な考え方と言えます。

 

情報セキュリティを高めるためにも、広く知れ渡る状況下での漏洩を避けるのが組織として健全なアプローチです。

正社員の立場では、様々な機密情報に触れる機会が増えるため、職場が副業を推奨することが難しい背景も存在します。

介護職の副業は「全然OK!」:正社員のダブルワーク

積極的に副業を奨励している介護・福祉業界の職場は実際に存在します。

一般的には比較的大規模な法人が多い印象があります。

 

その中で一つのアプローチは、「社内副業」と呼ばれるもので、法人内の異なる事業所などを利用して副業を進めることを提案しています。

たとえば、通常はデイサービスで働きながら、休みの日には同じ法人内のグループホームで夜勤に入るなどが考えられます。

これにより、職員は追加の収入を得ることができ、一方で職場はスポット的な人材確保が可能です。

 

もちろん、職場内で様々な調整が必要ですが、これは非常に有益な手段であり、人事評価の向上やスキルの向上にも繋がります。

そのため、副業が認められている職場では積極的に利用することがおすすめです。

 

もう一つのアプローチは、職場の規模は関係ないように思いますが、本業のために人脈を広げてほしいと考える職場です。

社会福祉に関する事業は、地域資源の開発や様々な場面で人間関係が非常に重要な要素となることが多いです。

介護職の副業は「スキルアップ」のチャンス

副業をするなら、介護や福祉の本業にプラスになる仕事を選ぶことがキャリアアップにつながると考えます。

 

私もかつて、本業の福祉職員として働きながら、社会福祉士の養成校で非常勤講師としての仕事を経験しました。これにより、福祉関連の教育とのつながりができ、人事関連の仕事も増えました。

 

例えば、介護福祉士の資格を持っている場合、本業の仕事をしながらスポット的に別の職場で働くことで、様々な職場のやり方を学ぶことができるでしょう。

 

これが人脈の形成にもつながり、施設同士をつなぐネットワークにもなります。


実際、1つの施設で全てを抱えることは難しいケースもあるため、いろんな職場の人たちとつながっていることは福祉業界では当たり前のことです。

ですので、機密情報が漏れる心配よりも、メリットの方が多いと判断する職場も多いのが現実です。

 

もちろん、機密情報に関する教育なども職場が行っていれば尚良いです。

 

要するに、介護福祉職が同じ分野で副業するのは非常に有益です。

キャリアも向上し、スキルも向上し、収入も増えていくでしょう。

 

これは私個人の見解ですが、介護や福祉の仕事以外での副業はあまりメリットがないように感じます。

 

自分の趣味や特技を生かしてストレス発散的な意味で副業することもあるでしょうし、人間関係の付き合いで副業することもあるかもしれません。

ただ単純に収入を増やしたい場合は、介護や福祉の仕事に副業することで相乗効果が期待できると思います。 

まとめ:介護職の副業はOK?:福祉スキルも上げる正社員のダブルワーク

介護や福祉業界の中で、正社員が副業を許可される職場が増えてきている印象です。

まずは就業規則などを確認してみることがおすすめです。

 

もし就業規則などに書かれていなくても、許可される可能性は高いのではと思います。

ただし、黙って副業すると後でトラブルに発展する可能性もあるため、上司などに事前に相談することが重要です。

 

介護や福祉の仕事を副業に選ぶと、本業のスキルが向上します。

将来的に介護や福祉の分野で活躍したいと考えているなら、様々な経験やスキルが繋がり、キャリアアップにつながるでしょう。

非常におすすめしますよ。

\最後まで読んでくれてありがとう♪/

参考になれば幸いです。

 

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