人事担当者として1000人以上の介護・福祉職の方々とお話してきました。(プロフィールはこちら>>)
介護・福祉業界で「ケアの質が高い職場」の特徴はご存知ですか?
- 専門的な知識が多い?
- 大規模法人?
そういうことは、あまり関係がありません。
基本的に「利用者満足度が高い職場」は、職員に元気がある施設・事業所です。
元気があることによって、そのポジティブな雰囲気が介護サービスや福祉的支援に良い影響を与えていきます。
ポジティブな職場の雰囲気が、介護の質に良い影響をするため、利用者満足度も高くなるのです。
そうなると、カスタマーハラスメントいわゆるクレームも少なくなっていきます。
それに関しては下記の記事をご参照いただければと思います。
就職・転職活動をする際は、「組織に元気がある」ことは、非常に働きやすい職場の指標になると思います。
このような職場に勤めることができたら、「介護や福祉の仕事が楽しい!」と感じると思います。
それは長く勤めることができる職場=ホワイトな職場ということになります。
「元気がある組織に勤める」ことはとても重要なことなのです。
今回は「職場も崩壊する!その特徴は?改善策はある?」をテーマにお伝えしていきたいと思います。
この記事はシリーズ化しています♪
リンクを随時貼りますので良かったら読んで見てください♪
今回は2.の「職場も崩壊する!その兆候と特徴は?改善策はある?」をお伝えします。
・職場が崩壊していると感じている方へ
・精神的にきつい組織であると実感がある方へ
・離職が多い職場にお勤めの方へ
・職場に元気がない状態は、崩壊組織とブラック職場の初期段階!
・人間関係のトラブルに徐々に発展してくる!
・改善策はあるといえばあるが、”逃げるが勝ち”
\ あなたにとって理想の職場/
崩壊する職場の兆候と特徴そして理由:まえがき
ケアの質が高い職場は、組織力が高く活気があります。
ここでいう「活気」とは、まさに元気な組織文化のこと。
利用者へのケアの質が高く、職員同士がアイデアを出し合い、自主性を発揮しています。
そして、その結果、職場全体の満足度も非常に高いという特徴があります。
つまり、「仕事が楽しい」と思える状態になります。
この「楽しい」がやりがいにつながり、職員・スタッフの組織への貢献意欲が高まります。
これが「ホワイトな職場」の典型です。
ただでさえ介護・福祉の仕事は気を遣うのに、こうしたポジティブな雰囲気はまさに心のオアシスです。
実際、個人の性格や明るさだけでなく、全体的に職員の笑顔が仕事の中で見られることがポイントです。
しかし、一方でネガティブな雰囲気も同じくらい広がってしまう可能性があります。
崩壊する職場では、不満やストレスが積み重なり、その結果、ネガティブな雰囲気が漂うことがあります。
もし、「この職場はダメじゃね?」と考えてしまったら、職場が崩壊している兆候を感じているのかもしれません。
転職を視野に入れることも一つの選択肢です。
後にお話しますが、「改善策がない」とも言えるからです。
働いている職員に笑顔がない職場は危険ですよ。
崩壊する職場の兆候と特徴
上記のような場合があったら、何が原因だと想像しますか ?
その職員一人だけであれば、 「何か問題あったのかな?」等の想像になりませんか?
一般的には「個人を心配する」という状況がうまれます。
このような状態になると、「大丈夫か?」と不安になりませんか?
あまりにネガティブな状況が職場に「まん延」していると、不安が広がっていきます。
そして、それは自分自身にも影響することがあります。
心身とも 組織が疲れてくると、トラブルが続発する傾向に向かいます。
この状態が慢性的に続くと、「愚痴」や「ネガティブ」な部分が顕在化してきます。
ここで厄介なことは、心身とものに疲れていることが慢性化し、「組織の病的な状態」が続くと、改善していくことに非常にパワーが必要になるということです。
最終的には改善することすら、エネルギーがでないということになります。
そうなるとブラックな職場が出来上がります。
つまり職場崩壊です。
「職場全体が「ため息をついている」がいる」
この状態で、何らかしらの手をうたなければなりませんが、実はこの時には相当な重度状態です。
理由は「ため息」の理由が複雑化しているからです。
崩壊する職場の特徴:人間関係のトラブルに発展してくる!
身体と精神はセットです。
運動したら「すっきりした〜」と爽やかな感情というのがありますよね?
運動して疲れた状態の疲れは、肉体的な疲労です。
肉体は疲れているけど、精神的には充実しているのではないかなと思います。
精神的に多少疲れたとしても、肉体が健康であればどこか旅行に出かけたり、気分転換をはかったりとリフレッシュした行動ができます。
肉体と精神は常にバランスをとることが必要です。
これは健康的に仕事のパフォーマンスを保つ・発揮するために非常に重要なことです。
ただし、介護現場は体力的に「きつい」仕事もあり、肉体的な疲れが残りやすい仕事でもあります。
その上で組織がトラブルを抱えている状態であれば、精神的苦痛をスタッフは感じることも多くあります。
つまり心身ともにダメージを受けることだって多いのです。
それが続いてくると、「イライラしている人」「愚痴・悪口・陰口を出してしまう人」が出てきて、職場の雰囲気が徐々に悪くなってきます。
崩壊する職場の特徴:”個人”でできる改善策がない
組織って言っても、最終的には「人たちの集まり」なんです。
崩壊兆候がある状態が長引けば、組織全体が崩壊します。
でも、その崩壊する兆候の時点で早く対応すれば、元気な職場を保てます。
しかし、気づかない組織もあります。
気づいていないからこそ、「もう少し頑張ろう」とか思っちゃうんです。
個人で気づいても、組織がなんとかしようとしない限り、改善ができません。
ですから、個人ではどうにもできないのです。
もちろん、強烈なリーダーシップのもと、パワープレイで組織改善は可能ですが、一般社員でできることはありません。
だから、崩れつつある職場で働いている人は、転職も視野に入れてたほうがよいです。
「ますますひどくなる」ってこともあります。
元気で働きやすい職場は、組織的に風邪を引いたとしても、「もう一度風邪をひかないように予防策を講じる」のです。
つまり、崩壊しない元気な職場は、働きやすい環境を維持する努力を怠らないのです。
個人の力で職場崩壊は止まりません。相当困難なプロセスを経て時間を書けなければ厳しいです。
崩壊した職場は「堕ちていく」のみ
もしも改善が難しい状況になってしまったら、組織は病んでしまい、質の低い状態で事業を続けざるを得ません。
通常なら、これが一般企業なら「倒産」が待っているところですが、介護・福祉事業では「財務」が比較的安定していることが多いんです。
財務的には倒産が少ない傾向にあります。
(しかし、ブラックな職場が多く労務倒産がふえています)
最終的には、「深刻な問題」か「働き手不足」で、労務倒産の可能性が生まれることがあるんです。
ブラックな職場で働くことは、あなたの将来を狭めることになりかねません。
(気づかないといけませんね・・・・)
介護・福祉業界には多くの仕事がありますが、その中で働きやすい場所を見つけるのはなかなか難しいものです。
求人票やインターネット上の口コミでは、実際のところがほとんど分からないことがあります。
でも、当ブログではそんなときのためのノウハウを紹介しています。
良い職場を見つけて、キャリアに磨きをかけていくことが重要です。
新たな一歩を踏み出して、優れた職場でのキャリアを築いてみてください。
まとめ:職場も崩壊する!その兆候と特徴は?改善策はある?【介護・福祉】
「仕事が楽しくない!」と感じているのは、「個人」の責任ではないんですよ。
介護・福祉業界の仕事は、まさにチームプレイ。
一人で職場の働きやすさを変えようとしても、それは難しいこと。
組織が一度崩壊すると、再び「まとも」な状態に戻すのは長い年月がかかります。
介護・福祉業界の職場は、「変化が苦手な傾向」があります。
業務効率を向上させようとしても、改善しにくい原因は、変化が苦手な部分がネックになります。
だからこそ、転職は検討すべき道。
新しい環境で働くことで、福祉の仕事をより楽しみ、健康的で充実した人生を送れる可能性が高まります。
もしも職場に強い思い入れがあるなら、頑張る価値もあるかもしれませんが、転職情報を集めることで最短で、良い介護・福祉の職場を見つけることができます。
新しいスタートを切る覚悟を持ち、自分に合った職場での活躍を目指しましょう。
ブラックな職場に都合よく利用されるのは避けたほうがいいです。
「頑張れる価値のある職場」を見つけましょう。
参考になれば幸いです。