介護・福祉の分野は高齢者福祉のイメージが強いですよね?
つまり「介護」です。
実際には、高齢者分野だけではなく、障がい福祉分野・児童福祉分野、それ以外にも、様々な福祉を必要とされる方々への必要なサービスを提供する分野が細かくあります。
実に「福祉の分野は幅が広い!」といえます。
介護・福祉の仕事の全般があまりイメージが良くない部分もあるかもしれません。
高齢者介護が一般的にはメジャーであり、そのイメージが世の中に浸透している感じがしますが、「社会保障という枠組みで運営されている」事は基本的に同じです。
今回は「児童福祉分野で働く、とりわけ保育士に焦点を当てたテーマで、お伝えしたいと思います。
・保育士をめざしている方
・保育園以外の児童福祉分野で頑張っておられる方
・現在つらすぎて退職・転職を考えている方
・サービス残業当たり前は危険!
・有給休暇が消化ができない職場は危険!
・人間関係で特に「集中砲火」であれば危険!
・責任感が強制される雰囲気は危険!
・ご家族と心理的距離が近すぎると危険!
\ あなたにとって理想の職場/
保育士のブラックな職場?:児童福祉分野でホワイトな職場は存在するのか?
あります。
断言できます。
しかも、公立などの行政管轄でなく、民間でもたくさんあります。
児童福祉の分野でも、職務改善等に非常に積極的なところは「職員満足度の高い事業所」に変革している職場もあります。
転職者の方であったり、児童福祉分野に就職を希望されている方はそれが見つけにくいだけです。
ノウハウがあれば、そのようなホワイトな職場をみつけることは可能です。
児童福祉分野で、多くの方がイメージされるのは「保育園」だろうと思います。
町中で「放課後等デイサービス」などの看板を見たことがありませんか?
実はこれも、児童福祉分野の事業です。
実際には保育園だけではなく、児童福祉の事業は至るところで地域の中で浸透しています。
ですので、保育士の仕事に関しても。「絶対に保育園!」などの強いこだわりがなければ仕事に困ることはないです。
保育士なので「保育」を専門としている資格ですが、「発達に困り感のある子どもたちへの支援」として療育活動をするために、保育士を活用している事業もあります。
子ども達と接していくためには、こどもの安全面や保護者の不安をケアしていくことが多く、そのため保育士は高いレベルで責任感を求められる傾向にあります。
そのことが「精神的なプレッシャー」となって、働きにくい職場として感じることはあると思います。
「子どもが好きだから、子どもに関する仕事をしたい!」と考えておられる方は、フォロー体制が未熟な職場に勤められると、精神的なプレッシャーが負担になり長く勤務することが難しいと感じる可能性はあります。
「働きやすい職場に勤める」と、そのような精神的なプレッシャーは「チームワークでフォロー」しますので、ストレスが溜まる仕事でも一体感をもって処理することは可能だと思います。
責任感を求められる仕事は、「責任を分散して、みんなで助け合う」ことが基本です。
働きやすい職場は一体感が生まれますので、「仕事が楽しい」と感じることができるのです。
保育士のブラックな職場の特徴:サービス残業当たり前は危険!
子どもに関わる仕事は、体力がいることも多いです。
また色々な事務処理もしなければなりません。
そのため一日の仕事が怒涛のように過ぎていく日も多くあると思います。
仕事が「ルーティーン」で進んでいくのであれば、時間の管理もしやすいかと思います。
「対人サービス」はイレギュラーなことも発生しやすく、自分が決めた通りには仕事が終われないということも多いです。
また職場によっては、人件費をコストと考えるところもあるため、残業代を請求しようにも、そういった雰囲気がないところもあります。
そうなるとサービス残業という選択が当たり前になってしまいます。
本来、残業はしない方が望ましいのです。
残業をすることによって疲れが抜けず、翌日の仕事に影響することもあります。
パフォーマンスが発揮できないこともありえます。
「働きすぎ」に関しては、健康被害も多いのです。
「雇用契約に定められた労働時間以外にも、必要な場合は残業をお願いする。その代わりに残業代を支払います(請求します)。」という雇用側と従業者の契約なのです。
サービス残業が当たり前というのは、雇用する側が搾取しているのと同様のことになります。
逆にサービス残業を自分からしても、それを評価につなげることは間接的に「サービス残業を雇用側が認めている」ことになります。
ですのでサービス残業を行うというのは本来あってはいけないことなのです。
サービス残業をする「雰囲気があること」も、「自分からすること」も良くありません。
児童福祉分野は、責任感を強制する事業所においては、サービス残業をする雰囲気になりやすい傾向があると思います。
保育士のブラックな職場の特徴:有給休暇が消化ができない職場は危険!
「有給休暇の消化ができない職場」の典型的な例は人材不足になります。
現在は、最低5日以上有給休暇を消化させない場合は、ペナルティとなります。
ですので、5日は最低限です。
それ以上有給休暇を消化させるべきことは当然です。
人材不足に関して言えば、児童福祉分野では比較的他の福祉分野より緩やかな傾向があります。
とはいえ、やはり人材不足もあります。
児童福祉分野は女性が活躍することが多く、女性ならではの人生のイベントもあります。
そのため仕事から長期の離脱をしやすく、いきなり退職するということもあり得ます。
そのため有給休暇の消化が難しいという傾向はあると思います。
人生的な予定があるのであれば、それを上司などに伝えていることによって、その事業所が人材の計画立てることが基本です。
そのように、報告・相談をする職員は社会人として、常識があり親切です。
そのような報告や相談をしたとしても、威圧的に対応する職場は極めて危険と言えます。
保育士のブラックな職場の特徴:人間関係で特に「集中砲火」であれば危険
女性が活躍することが多い職場です。
だからといって、何か変わることはありませんが、女性ならではの組織の悩みもあると思います。
責任感を押し付けるような職場の雰囲気になれば、一つのミスでかなりの指導を受けることはあると思います。
パワハラ的な業務指導が原因で、退職する方も多いのです。
実際に勤めてみないと、わからないことは多いのですが、下記の記事が参考になると思います。
特に笑顔のない職場は非常に危険だと思います。
保育士のブラックな職場の特徴:責任感が強制される雰囲気は危険
先に述べていることもありますが、子どもの安心安全を守るためには 、強い責任感が必要な仕事であることは間違いありません。
間違いはありませんが、それを組織内で共有しながら対応することが、介護・福祉業界の基本です。
介護・福祉の仕事は個人で対応する仕事というのはあまりありません。
上司に最終的な責任があります。
なおかつ「ミスがあればそれを繰り返さない」ように、組織的に改善することが普通なのです。
個人のスキルももちろんありますが、個人のスキルをカバーするのが組織のスキルです。
その基本原則から外れている児童福祉分野の事業所は危険です。
保育士のブラックな職場の特徴:ご家族と心理的距離が近すぎると危険
子どもとの距離が近いことは、信頼関係を作る上で重要なことです。
なので「心理的な距離が近すぎることが悪い影響になる」ことは、特殊なケースの場合です。
一般的には子どもの信頼感を勝ち取る為に、保育士はなるべく子どもにプレッシャーをかけないように接することが普通です。
子どもには、そのような「心理的距離についての保育の仕方」があったとしても、ご家族にまで、心理的距離が近すぎる保育士もしくは、組織全体がそうであれば非常に危険だと思います。
ご家族との距離が近すぎる事は、ご家族のニーズを汲み取っているわけではなく、ご家族に翻弄されるるケースが多いです。
つまり「自分たちの事業のコンセプト・方針を見失っている(見失う)可能性」があります。
介護・福祉の業界は、利用者の声(ニーズ)を「傾聴する」ことが重要です。
それについて、誠心誠意努めようとします。
それが行き過ぎて、事業の方針がブレる事態になると組織は、働く者のためにあるわけではなく、顧客にとって都合のいい物になってしまいます。
つまり、ビジネスの基本である「WIN=WINの関係」ではなくなります。
ご家族との「心理的距離が近い」ことがニーズを汲み取っているわけではありません。
ご家族ではなく、本来は「子どもたちにとって何が良いのか?」をご家族と考えていくことに意味があるのです。
まとめ:【共通】保育士のブラックな職場!5つの特徴【児童福祉分野】
児童福祉分野の、共通的にブラックな職場と言える特徴を説明しましたが、児童福祉分野の大きな特徴として「責任感」が焦点になるかと思います。
何の仕事でも責任ある仕事ですが、その責任が強すぎて「個人に求められる」状態になると、児童福祉の分野では、極めてブラックな職場となりやすいと思います。
必ず職場を選ぶときには、自分の目で判断する方がよろしいかと思います。
「長く勤められる職場を見つける」ことは、保育のキャリアを高めることにも必須です。
介護・福祉の業界は常に多くの求人票があります。
その中から「理想の職場」「ホワイトな職場」を見つけることは至難の技です。
下記のノウハウで「理想の職場」を探すことが、『驚くほど簡単』になります。
ご参考になれば幸いです。