「介護職や福祉職に興味が出たけど、どんな職場についていいのかわからない!」
「施設の種類がありすぎてわからない!」
「未経験でも活躍できるのかを知りたい!」
そのようなことで困ったことはありませんか?
介護・福祉の仕事は未経験・無資格で働くことは可能です。
むしろ活躍できることが多いです。
活躍することに関しては、下記の記事がおすすめです。
介護初任者研修 を受けて、修了し「未経験だけど介護・福祉の仕事に就職したい!」そんな事も可能です。
むしろ、未経験でも介護初任者研修修了資格を持っているだけで優遇されたりします。
今回のテーマでお伝えしたいことは、未経験の場合は、どのような介護・福祉事業に勤める事がいいのか?ということです。
介護・福祉業界には様々なサービス種別があり、対象とする施設利用者も違ってきます。
現実には、未経験の方が「最初に勤めるべき職場のサービス種別」は、重要なポイントになってきます。
その職場で「長く勤める!」予定があるのであれば、もちろん希望とする事業を選択すればよろしいのですが、「別に事業にこだわりがない!とにかく経験できれば良い」のであれば、おすすめのサービス種別は存在します。
今回は「未経験・介護職の転職でも、候補にしたほうがいい施設」についてお伝えします。
・未経験での転職の方へ
・高齢者介護職への転職をお考えの方へ
・障がい福祉サービスに転職をお考えの方へ
・特別養護老人ホーム(高齢)や生活介護事業(障がい)は技術取得がしやすい!
・技術を取得したら「どこでも通用する」
未経験者が介護職の転職で重要視すべきこと
未経験の方がまず重要視したほうがいいことは「技術の習得」です。
「介護技術の習得」または「支援技術の習得」そのような知識・技術の習得をまず重視した方がよろしいかと思います。
これには理由があります
今後もし「その職場から転職を考える」とした際に、経験者として見られることになります。
そのため技術に関する「ある一定の信頼感」は必要になってきます。
「この事業で勤めているのであれば、基本的な技術は習得しているであろう」そのような印象・予測を採用面接官にさせることが重要になってきます。
つまり未経験者の方が「今後の転職活動に有利」になるための「土台」にすることです。
「そのようなことを考えるのは、勤め先に失礼である」そのような考え方もあるかもしれませんが、「どのようなキッカケで、転職を決意するか?」はその時にならないとわかりません。
そのため未経験者の方は、将来的にも有利になれるように、「技術取得」を転職の条件として第一に考える必要があるのです。
残念ながら、未経験の状態で「給与に関する待遇」または「雇用側が譲歩しなければいけない条件」などを話し合うことは、非常に不利な状況になります。
自分の価値を付けるためにも、技術取得を最優先に考えた転職活動は自身の将来性を豊かにするはずです。
求められるスキルが高い環境で働く事の大切さ
まずは濃い経験を積むことが大事です。
介護初任者研修レベルの資格を習得されたのであればイメージしやすくなると思いますが、現場では教科書通りのケースは少ないと思います。
それよりも教科書に載っていないような経験をすることが非常に重要になります。
求められるスキルが高い環境で働くことは、周りの職員も必然的に高いレベルであるということが多いです。
その「高いレベルに未経験ながらでも合わせていく」ことは技術の取得を効率よくし、なおかつ「その施設の中で教えてもらいながら仕事ができる」ことになります。
そこで未経験の方にオススメな施設としては、下記になります。
高齢福祉サービス事業であれば「特別養護老人ホーム」
障がい福祉サービス事業であれば「生活介護事業所」
高齢福祉サービスでは「特別養護老人ホーム」がおすすめの理由
特別養護老人ホームであれば、日常的に「介護度が高い方を対応する」ことになります。
介護度の高い方を対応しなければならないことで、未経験や経験の浅い方は、特別養護老人ホームは転職候補先として考えない方もいるかもしれません。
しかし、介護職・福祉職として将来的に考えるのであれば、特別養護老人ホームで経験することは非常に貴重なことだと思います。
特別養護老人ホームで経験することは、大変なことも多いかもしれませんが、介護技術として「専門性の高いこと」を学べる可能性が非常に高いです。
しかも、特別養護老人ホームは24時間利用者の対応をする必要があります。
そのため、組織的に他専門職との介護ネットワークも優れていることが多く、現場でのチームワークも学べることが多いはずです。
ですので、未経験の方は「特に高齢者分野で働きたい!」とお考えであれば、特別養護老人ホームはおすすめです。
その他の事業所はなぜ適さないのか?
未経験の方が学ぶべきことは、先述した「技術取得」を重視した方がよろしいのですが、その中でチームワークの仕事も学んだほうが良いです。
もちろんチームワークの仕事は「人間性」によるものが大きいため、協調性に自信があるのであれば、他業界のチームワークの仕事と大きな違いがあるわけではありません。
「技術」と「チームワーク」の両方を学ぶことに適しているのが、高齢者分野では特別養護老人ホームになります。
他の高齢福祉サービス事業所が未経験の方に適さないわけではありませんが、今後の転職を考えた場合、特別養護老人ホームでの経験は「一定の信頼感」があるように思われる傾向にあります。
障がい福祉サービス事業所では「生活介護」がおすすめの理由
障がい福祉サービス事業所では、特別養護老人ホームなどと同じような入所施設もあります。
障がい者支援施設と呼ばれますが、障がいのある方が、その施設で生活する拠点となるということです。
そこで働くこともおすすめではあるのですが、障がいのある方の支援を考える場合は、「当事者家族への支援技術」も必要になってきます。
つまり、当事者家族への支援の技術を学ぶ必要があります。
そのため障がい福祉サービスの場合は、入所施設は、どちらかと言うと「家族から離れるケース」が多いので、家族支援というより、その方の支援メインになるかと思います。
障がい福祉サービスでは、就労型の事業所と違い、生活介護であれば生活支援・介護がメインになってきます。
つまり家族と連携を組みながら支援することが多くなると思います。
そのため障がいのある方への支援方法や介護技術の習得のみならず、家族への支援も学べることになると思います。
障がいのある方への支援の考え方として素晴らしい経験を重ねることができます。
その他の障害福祉サービス事業所はどうか
障がい福祉サービスの通所型においては、主に就労系と介護系に別かれます。
また、他にも入所型や在宅型などがあります。
障がい福祉サービスにおいては、どの事業所も未経験の方はどのサービス種別に勤めても「特別に差がある」とは思いません。
例えば、一般企業で働かれていた方も、その知識を就労系サービス事業所で発揮することは可能だと思います。
あくまでも「障がいのある方の介護や支援を基礎として学びたい」と思うのであれば生活介護事業はオススメです。
理由としては、就労系に勤められていた方が、生活介護系に転職すると支援技術を基礎から学んでいく必要があります。
逆に生活介護系を経験された方は、「就労系の事業に転職したい!」と考えた場合、「障がいのある利用者に対しての対応は基本的にできている」印象がありますので、採用面接官の印象は良いと思います。
まとめ:【未経験の方推奨】介護職の転職でも候補にした方が良い施設とは?
どの業界でも共通していることは、その業界の基本的な技術を正しく習得した場合は、「どこでも通用する」ということです。
それは介護・福祉業界でも同じことが言えます。
正しく基礎の知識と技術を習得し、経験をされたら、転職活動をしようとする場合には、どこでも通用するということになります。
どこでも通用するということになれば、後は選ぶだけです。
その選ぶ先が重要です。
未経験の方でも、経験して転職をしようとされる方でも、自分の将来を広げていくような就職先が必要になってきます。
自分の明るい未来を作っていくために、介護・福祉業界の転職や就職は、多くの求人票の中から「良い職場」を見つけなければなりませんが、それは至難の技です。
理由は、あまりにも需要が多くなりすぎて、介護・福祉業界の事業所は、職場の雰囲気やサービスに格差が起こっているためです。
介護・福祉の業界は常に多くの求人票があります。
その中から「理想の職場」「ホワイトな職場」を見つけることは至難の技です。
下記のノウハウで「理想の職場」を探すことが、『驚くほど簡単』になります。
働いていて「楽しい!」と感じるような職場と巡り会えたら、介護や福祉業界で末永く活躍できると思います。
ご参考になれば幸いです。