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介護士の休みは多い?少ない?仕事と生活の両立は?

介護士の休みは多いか?少ないか?は事業形態と業務効率がポイントです。

人事担当者として1000人以上の介護・福祉職の方々とお話してきました。(プロフィールはこちら>>)

「急なシフト変更によって休みが取れない・・・」

「年末年始もずっと働きっぱなし・・・」

「夏季休暇などのお盆休みもない」

介護士の休みは「あまり取れない」というイメージも多いです。

事実休みはとても重要なことで、休みが取れないことは「サービスの質の低下」もさることながら、「職場環境がストレスによって劣悪な状況になる」ことだってあります。

ですので、まともな職場であればなるべく休みをスタッフにとってもらおうと、積極的に働きかけることをします。

しかし、事業形態によっては利用者が「365日24時間利用する」事業形態もありますので、休みを取るということが比較的難しい職場もあることは事実です。

結論から述べてしまうと、「介護士の休みが多いか?少ないか?」また、仕事と生活の両立ができるかは事業形態によって大きく左右されます。

今回は「介護士の休みが多いのか?少ないのか?仕事と生活の両立ができるか?」をテーマにお伝えしていきます。

こんな方にオススメ♪

・介護職への転職を「休みやすさ」で判断にしている方

・介護(福祉)職で休みが多い仕事・職場の特徴を知りたい方へ

・ワーク・ライフ・バランスを重視でしている方へ

 

結論
・事業形態と職場システムによっては、休みを多くとり仕事と生活を両立できる働き方は可能ですよ。

\ あなたにとって理想の職場/

介護士の休みが重要な理由

介護士の退職理由として、比較的多い理由が「人間関係」にはなりますが、この人間関係というのは様々な要因で乱れやすくなります。

(人間関係に関連した記事はこちら>>)

その一つの原因として経験から言えることは、職場内で疲れが充満していることです。


この疲れが充満していることにより、職員同士の「言い方・伝え方」などの、コミュニケーションが雑になってしまったり、普段流せそうな出来事も悪い方向に捉えたりしてしまいます。

介護士が職場環境を守りながらサービスの質を確保していくためには「休息」も必要なのです。

 

休暇・休息が重要なことは、「働きやすい職場」の条件でもあります。

働きやすさを追求することにより「生産効率を上げること、働き過ぎによる健康被害を抑えること」これは介護・福祉業界でも同じことです。

介護・福祉業界で「生産効率」を述べると、イメージしにくいかもしれませんが「業務効率」と考えれば「限られた勤務時間の中で、どれだけ質の良いサービスができるか」もしくは「業務が処理できるか」ということを考えることは通常の考え方です。

この業務効率を上げる考え方が、受け入れられないと言う従来の福祉的な考え方が残っている職場も少なくはありません。

(業務効率を上げる難しさに関連した記事はこちら>>)


今後の介護士の働き方も業務効率を考えることは、非常に重要なことです。

その上でしっかりと休息を取るという働き方が理想になると思います。

介護士の休みが少ない職場

事業形態で述べないのであれば、従来の福祉的な考え方(いわゆるボランティア的な考え方)が根付いている職場は、比較的休みが少ない傾向にあります。

例え、求人票上では「休日休暇」が多いように記載されても、実際に有給休暇があまり取得できなかったり、シフトを自分で決めることができなかったりと、予想以上に休息が少ないことはあります。

参考:★介護職の年間休日:求人票の3つの見方と『120日』の真実 - FUKUTEN blog


実際に「働くと思ったより休暇・休日が少ない」となってくると、介護士の職場の選び方は求人票だけでは判断することが難しいです。

そのため職場選びの際は見学などを通して、自分の目で判断することが鉄則です。

求人票に記載されている内容を裏付けるような実績も公開されると、なお安心です。

 

事業形態で述べるのであれば、やはり営業日数が多い事業は比較的休みが取りにくい傾向であることは考慮しておいた方がよいです。

もちろんシフトなどを徹底管理し、職員が均等に休めるようにしている職場もたくさんあると思いますが、そのようなところは一旦シフトが崩れてしまうとなかなか難しいというところもあります。

ですので、急な呼び出しや、(仮)で休みとして、急な欠勤者が出た場合は予備で出勤することもありえると思います。

介護士の休みが多い事業形態

業務効率を求めている職場に関しては、比較的介護士の休みが多い傾向にあると思います。


業務効率を求めている職場は、なるべく「最小限の労働で最大の利益を取ろうとする」ことが普通にありますので、利用者のサービスの質を満足できる状態を確保しながら、業務効率を上げていくことを常に考えている職場も多いです。

業務効率を上げていくことを常に考えている職場であれば、休みが多い傾向にありますが、個人的なスキルは求められる傾向にあります。


簡単に例をあげれば、 ICT 機器を活用することによって様々な事務的な業務を一貫して効率的に行っているところもあります。

そのため記録業務に関してまたは、その他の事務業務に関しては ICT 技術が少なからず必要になってきます。

介護事務で使えるようなICTスキルがない職員は、たとえ休みが多くても個人スキルを求められることが苦痛になってくる傾向にはあると思います。

ただし、業務効率を求めることが苦にならないのであれば、個人的なスキルを求められる事によって自分の成長を感じることはできると思いますし、業務効率を求めているところは比較的給料が高い傾向にもあります。

 

事業形態で言うと、訪問介護などの時間を単位としながら、サービス提供する事業所や通所施設に関しては比較的休みが多い傾向にあると思います。

その理由は利用者の方が常にいる状況ではないため、利用の日数を調整しやすいことが挙げられます。

ただし、調整が上手くできない事業所であれば、休日日数はそれほど多くないかもしれません。

その上、事業としては経営的に難しいこともありえると思います。

ですので職場選びの際は、吟味が必要になると思います。

介護士の仕事と生活の両立は可能か?

介護・福祉の業界も、休みを取ることは比較的「可能」になってきました。


ですので、個人的には「休みの多さ」を転職の理由にするよりも、似た意味での「実質労働時間」を転職の理由にしたほうがよろしいかと思います。

求人票で選ぶ際は「休日日数が多い職場がいい」という理由もあるかもしれませんが、事業形態によって異なります。

また、求人票ではわかりにくいことも多いのです。


365日24時間営業している事業所にとっては、休みを職員に多く取らせることは当たり前ですし、そうでないところであれば(土・日・祝日)が普通に休みのところもあります。

介護士の仕事と生活の両立はもちろん可能といえますが、それを可能とするためにはやはり職場の働きやすさが重要になると思います。

休みがいかに多かろうが、勤務継続しにくかったら意味がありません。

休みが多くても1日の残業などで、実質労働時間が長いところも多いです。

達成感や楽しいと感じることができない限りは、やりがいも感じることはないかもしれません。

まとめ:介護士の休みは多い?少ない?仕事と生活の両立は?

事業形態によって、介護士の休日日数は変わりますが、休みの頻度よりも、実質的な労働時間に焦点を当てる方が良いです。

例えば、週3日休みであれば、1日の労働時間が10時間と規定されていることが一般的です。

しかし、1日10時間労働に残業が加われば、結局「週40時間という法律で決められた労働時間を超える」ことがあります。

休みが多くても、仕事と生活を両立するための効果があるかどうかは別の話になります。

 

職場によって休みの取りやすさは異なってきますので、業務効率や職員の働きやすさを追求しているような職場を見つけることが重要なことだと思います。

特に働き方については、職場の考え方によって随分変わることは多いです。

職場の方針として、働き方が精神論的なもとを求められることも多いです。

そのため、それが苦手な方はなるべくそのような考え方の職場を避けるように努力した方がよろしいかと思います。

求人票では職場の方針までは、書いてあっても具体的にはわかりません。

職場見学などを通して納得のいく職場を見つけられるとよいです。

良い職場を見つけることができれば、「仕事と生活を両立させながら、満足のいく働き方が十分可能」ですよ。

\最後まで読んでくれてありがとう♪/

参考になれば幸いです。

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