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介護や福祉の仕事は楽しくてやりがいがあるものです!実体験に基づく記事にしています。

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【経験】介護・福祉職は「やめとけ」といわれる3つの理由

介護・福祉職は「やめとけ?」それは本当でしょうか?実態は?

人事担当者として1000人以上の介護・福祉職の方々とお話してきました。(プロフィールはこちら>>)

「介護職は3K・5Kと言われる・・・目指していいの?」

「介護職になろう!と思ってるけど、周りから止められる」

「ネットでは介護職は底辺だと書かれている」

多くのネガティブなイメージが、介護や福祉の仕事にはあります。

そのようなネガティブなイメージは、介護や福祉の仕事の「ほんの一部分しか見ていない」ことを理解しないといけません。

確かに仕事ですので、楽なことばかりではありませんが、職場改善を積極的に行っている介護・福祉の職場に勤めることができたのであれば、決して「やめとけ」と言われるほど劣悪な環境で働くことはないと思います。

むしろ定時退社や休みをしっかり取りながら、人間関係も良いホワイトな環境で働ける職場はたくさんあります。

今回は「介護・福祉職は「やめとけ」といわれる3つの理由」をテーマにお伝えします。

こんな方にオススメ♪

・介護職に不安がある方へ

・介護(福祉)職の実態を知りたい方へ

 

結論

・「やめとけ」という声を鵜呑みにしないで!

・職場選びに成功すれば、長年勤めることは可能な仕事

\ あなたにとって理想の職場/

介護・福祉職は「やめとけ」となる理由

介護・福祉職を「やめとけ」というイメージになるのは、やはり勤続年数が長く続かないことが原因にあると思います。

勤続年数が長い業界であれば、比較的ホワイトなイメージを持たれると思います。

介護業界の離職率は年々改善傾向にあるのですが、10年前は「3年の間に3割の職員は入れ替わる」と言われるほど離職率が高いものでした。

離職率

2007年:21.6%

2021年:14.9%

令和3年度「介護労働実態調査」結果の概要について

確かに2007年あたりの介護・福祉職のイメージは介護=ブラックと決めつけられてもおかしくないような状況はありました。

経験則として個人的にもそう思います。

しかしながら、そのような労働環境も今現在では改善できている職場は多くあります。


もちろん、「改善に至るまでの行動をしていない職場も多い」のですが、離職率の改善状況をみて、「介護職をやめとけ」とまで酷評されている状況ではないといえます。

つまりインターネットで書かれているような、介護職のネガティブなイメージは過去のことであり、それを改善してきている職場が増えている状況にあることを理解してほしいと思います。

ですので、介護や福祉業界に勤めることを「やめとけ」ではなく、介護・福祉業界の中でブラックな職場に勤めることを「やめとけ」という意味が正しいです。

1.介護・福祉職は「やめとけ」という理由:仕事内容

仕事内容においては、過去介護の仕事は3Kと言われてきたものを、新「3K」としてポジティブなイメージに変えている職場はあります。

(新3Kに関連した記事はこちら>>)

そのような職場に勤めているのであれば、仕事内容はやりがいのあるものに出来ると思います。

ただし改善が進んでいない職場は、仕事を精神論で進めていくことを求める職場もあります。

このような職場に勤めていた場合、職場改善において変化を求めることは非常に難しいことになりますので、ブラックな職場から変わることはないと思います。

(職場改善に関連した記事はこちら>>)

つまり就職・転職活動において「選ぶノウハウ」を持っていないと、仕事内容は非常に辛いものになります。

ホワイトな職場になってくると、仕事の分担も整理されていることから、残業をせずとも終れる仕事量になっていることが多いです。

また、難しい仕事もチームワークを基本として行うことが多いです。

そのため人間関係も良好な職場は実際には多いのです。

2.介護・福祉職は「やめとけ」という理由:収入

収入については確かに「待遇として割に合わない」状況はありました。

過去の介護職・福祉職は「準公務員」としての給与体系が多く、エスカレーター式に給与が上がっている状況でした。


しかし、一連の社会保障制度改革の流れで、介護・福祉職の待遇が「比べて」悪化したことは事実です。

実際に収入の問題は、退職理由の上位に入っていましたが、現在では行政主導による改善により収入が増えている傾向にあります。

それで「十分か?不十分か?」は人によりますが、待遇自体が行政主導で上がっていることにより退職理由が収入による退職理由のトップ5の中から外れています。

(給与に関する転職に関連した記事はこちら>>)


しかし、行政主導で全国的に統一して待遇自体は上がっていても、事業所の考え方や方針によっては、必ずしも職員スタッフに還元されている状況になっていないことはあります。

ですので、職員に還元しないような職場に勤めている場合は、今現時点も「待遇が改善してない!」と感じる可能性はあります。

収入だけではなく、キャリアやスキルもアップしていく必要があります。

 

ブラックな職場は、人材に対する教育投資をあまりしない傾向にあります。

ですので「ブラックな職場に勤めていると、自分のキャリアやスキルがアップするということはあまりない」と思います。

そのため、ホワイトな職場に勤めることが重要になってきます。

つまりホワイトな職場で勤めていれば、自分のキャリアやスキルを上げながら、なおかつ収入もそれに伴って向上していくことが可能になるといえます。

3.介護・福祉職は「やめとけ」という理由:人間関係

人間関係については常に退職理由として上位に上がるものです。

この原因としてその職場のマネジメントをする側が管理しきれていないという実態もあります。

職場のマネジメントがうまくできないような人材が上司になってしまえば、人間関係が悪いと感じることはあると思います。

(人間関係に関連した記事はこちら>>)

 

(管理職のマネジメントに関連した記事はこちら>>)

 

しかし、業界全体で介護職・福祉職のマネジメントに対する教育も進んできています。

ですので、職場の雰囲気は転職・就職をする際には必ずつかんでおく必要があります。


人間関係に関しては、「職場の雰囲気と合わない人材」を採用していることもあります。

そのため職場の人間関係が悪化することにつながっていることが多いのです。


慢性的な人手不足の状態である業界ですが、その中でも採用に関して、「選んでいる職場」は比較的ホワイトな職場である可能性があります。

そのため転職活動をすることに対しては、採用試験がある職場を選ぶと良いと思います。

(良い職場の共通点に関連した記事はこちら>>)

それだけではなく、人間関係においてはマネジメントする立場の人材が重要になってきます。

可能であれば職場見学などを行い、その職場の「上司と話す機会を設ける」もしくは「どのような上司か」を見学の時に質問することがよろしいかと思います。

まとめ:【経験】介護・福祉職は「やめとけ」といわれる3つの理由

「介護職はやめとけ!」と評価されることはありますが、そのような評価は現時点での介護・福祉業界を「正しく反映していない」と思います。

職場によっては、改善に成功しており勤めている職員の勤続年数も平均的に10年以上勤めている人材がたくさんいるような職場も増えてきています。

 

ブラックな職場に勤めてしまえば、介護や福祉の仕事は「つらい」という事だけが記憶に残り、退職に至ってしまうと思います。

ただし、それは事実を反映しているわけではなく、その職場が原因であって業界の職場全てがブラックな状態ではないです。

それは介護・福祉業界だけではなく、他業界でも同じことがいえます。

ですので、介護職は「やめとけ」と言われるような状況にはないと言えます。

ただし大前提として、介護・福祉業界の中でも「ブラックな職場はやめとけ」は間違いないです。

\最後まで読んでくれてありがとう♪/

参考になれば幸いです。

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