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介護・福祉職で「正社員」はきつい?【経験から3つあり】

責任が重いから介護・福祉職の「正社員」はきつい?傾向では正社員の方が恵まれてます。

人事担当者として1000人以上の介護・福祉職の方々とお話してきました。(プロフィールはこちら>>)

「正社員で働きたい!」

「ある程度"待遇"は必要だから正社員を目指している!」

せっかく介護・福祉業界で働くんだから、「正社員を目指したい!」という考えや悩みはあると思います。

介護職・福祉職は年齢が50代・60代の方でも正社員の希望はあると思います。


実際のところ個人的な経験でいえば、介護・福祉業界の正社員は勤める職場によりますが、逆に非常に恵まれていることが多いです。

介護・福祉業界は正社員という立場でも、少しずつ良い方向に変わっている傾向にあります。

待遇に関しても改善傾向にあります。

しかしながら、「介護派遣などと比べると、時給換算にすると、それほど高くない!」と感じる方もいるかもしれませんが、福利厚生や将来性などトータル的な収入を考えると、明らかに正社員の方が恵まれていると思います。

(派遣職員に関連した記事はこちら>>)

その反面「正社員はきつい」というイメージもあります。

 

実際のところ、「長時間の拘束」や「責任の重さ」などがあることも事実です。

ですので、「ブラックな職場」が介護・福祉業界に多いといわれている状況もあります。

「3K」などと呼ばれることも、少しずつ状況変化はしてきていますが、しっかりと転職先を選ばないと「正社員はきつい」というイメージが残ってしまいます。

(「3K」に関連した記事はこちら>>)

今回は「介護・福祉業界の傾向から、正社員はきついか?」をテーマにお伝えしようと思います。

こんな方にオススメ♪
・介護(福祉職)で正社員を目指している方へ

 

結論

・最近の介護・福祉業界は「業務効率化」が大きな課題です。そこに「きつさ」の根本があります。

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介護・福祉職の「正社員」はきつい?とイメージされる理由

「正社員がきつい!」とイメージされる理由は、ひとつは「責任の重さ」にあります。

 

もちろん介護・福祉事業は、「利用者の命や安全が大前提」にありますので、パートやアルバイト・介護派遣職員などと比べて、正社員ははるかに責任が重いことが多いです。

実際には、利用者の対応などは難しいところは「正社員などの直接雇用されている職員」が業務遂行する必要がありますし、パートやアルバイト・介護派遣の方に指示を出すことが必要になってきます。

ですので、「何かトラブルが起きた場合」は正社員の方が対応しなければならないというケースが多いのです。

また、アルバイトやパートなどの非常勤の職員であれば職務が制限されていることが多いですし、介護派遣については介護派遣会社の規約によって制限されていることが多いです。

(アルバイト・パートに関連した記事はこちら>>)

そのため、実際に現場業務の全般を取り仕切るのは、基本的には正社員です。

正社員のリーダーシップは、その職場の維持・継続のために「あらゆること」をしなければいけないことが通常です。

介護・福祉業界の正社員が「きつい」イメージをされることは多いかと思います。

ただ前提として「きつさについては、職場による」ことは間違いないと思います。


実際のところ、「役割分担がしっかりとできている職場」であれば、介護派遣やパートアルバイトの職員の方に任せられない業務だけを、正社員が行うということもあるのです。

ですので、実際のところ「正社員がきついか?」というところは、個人の考え方と職場の在り方に左右されます。

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介護・福祉業界の傾向について:「正社員」に求められる能力

介護・福祉業界の最近の傾向については、「いかに業務を効率化させるか?」というところに重きをおいている職場が増えてきています。

例えば、 ICT の活用などは当たり前のようになってきていますし、業務コミュニケーションや記録なども全てICTで完結している職場も増えてきています。

ですので、ICT能力があることは正社員にとって必須のことであることが多くなってきています。

従来の介護・福祉の考え方に多かった「丁寧な介護」や「質の高い介護」という考え方のまま「無駄を減らし、業務効率を上げる」ということが最近の傾向になってきています。

この介護の質を保ちながら、業務効率を上げることは「矛盾している」ことにも聞こえるかもしれませんが、実際のところ無駄を削り落とした方が「介護の質は安定する」ことが正しいことだと経験上思います。

現場の介護職員も身体的・精神的にもコンディションが良い状態にあれば、介護の質も高くなることは容易に想像できると思います。

「働き方改革」もありますが、介護・福祉業界の傾向としては、業務効率に重きを置いているところが最近の傾向となります。

「正社員のきつい」は3つのパターン

職場に良い変化を起こし、サービス品質を高めようとするには大変なエネルギーが必要になります。

しかし、顧客にも、働く職員にも絶対に必要なことです。


「業務効率案を率先して行い、実現していく」ことが正社員の仕事になります。

なので、少なくとも正社員は「アイデアを出していく存在」になります。

アイデアを出して、実現させていくことが好きな人にとっては、「正社員がきつい」ということはあまり感じないと思いますが、そうでない方は「きつい」と感じることもあると思います。

実際に介護・福祉業界は「正社員はきつい!」といわれる状況もあります。

これには3つのパターンがあると個人的な経験から考えています。

1.業務量が多すぎるパターン

「業務量が多すぎる」パターンとしては、業務改善があまりうまくいっていない職場と捉えることができます。

特に「ブラックな職場」といわれる職場が多いです。


長時間拘束や残業が多いところは、ブラックな職場として捉えてもいいかもしれません。

「業務量が多すぎて、とても1日では終われない仕事量がある」ことは介護の質も低下していくことが多いです。

役割分担があまり機能していないことも考えられますが、正社員であると職場を維持する責任も重くなってくるので、業務量が多すぎるパターンは正社員がきついとイメージされる要因になると思います。

2.業務効率化についていけないパターン

業務改善が進められている職場でも、正社員がきついと感じる理由はあります。


例えば、業務効率化のため「職場がICTシステムを導入し始めた」とすると、それに関して PC 等のスキルが高い方にとっては、非常に「楽になった!」とやりがいを感じることが多いと思いますが、PCなどの「スキルがない方」や「苦手意識がある方」にとっては迷惑な話になります。

業務効率化を進めていくと「それについていけない正職員が苦痛を感じること」が多くあります。

正社員待遇であるのであれば、率先してICTスキルなどの習得に励まなければいけませんが、PCスキルなどの苦手意識があるまま、教育もなされていないと「正社員はきつい」と感じるのは当然のことなのです。

3.正社員の比率が低いパターン

正社員の比率が低いと、多くはアルバイトやパートの発言力が強くなる傾向があります。

もちろん、アルバイトやパートの発言力をうまくマネージメントできれば良いのですが、基本的に非常勤とされるアルバイトやパートの職員は、責任割合から考えても帰属意識が低い傾向があります。

必ずしも、非常勤職員の発言力が強くなることは、悪いことではありませんが、いわゆる好き勝手な発言が多くなることがあります。

そのため、マネジメントがうまくいっていない職場は正社員比率が低いと、アルバイトやパートの職員の発言力が高まり、コントロールが難しくなることもあります。

「正社員の方がきつくない」職場は存在する

正社員がきつくないと感じる職場は、増えてきている傾向にあります。

実際のところ「正社員がきついと感じる職場」というのは、業務効率がうまくいっていない職場であることが多いです。

多くの介護・福祉の職場は人材不足ということもありますので、職員を大事にするという傾向は出てきているのではないかと思います。

職員を大事にしている職場で勤めることができるのであれば、介護・福祉の業界が「正社員がきつい!」といかにイメージされようが、それほど大した問題ではないのです。


実際に介護・福祉業界は、ノルマや成果を求めるような「一般的にきつい」といわれるような事はありません。

ですので、自分のペースで働けることも介護・福祉業界の特徴だといえるのです。

まとめ:介護・福祉職で「正社員」はきつい?【経験から3つあり】

「正社員がきつい!」と感じるかどうかは、個人の考え方によりますが、実際のところと業務が多すぎるという職場の問題と、業務効率についていけない個人の問題が3つあるのではないかと思います。

ですので、転職先を選ぶ際は、職員を大切にしてくれる職場を考えた方がよろしいかと思います。

実際に業務効率も進めながら、それに「ついていきにくい職員」のペースに合わせて改革を進めているところもあります。

転職先を選ぶ際には十分な情報が必要ですよ。

\最後まで読んでくれてありがとう♪/

参考になれば幸いです。