「自信を持って!と言われても自信がない・・・」
「なにか行動するとき、リスクばかり頭に浮かんでしまう・・・」
そのようにメンタル的に低下してしまう介護や福祉の職員は非常に多いです。
このように考えてしまう人材は「仕事の責任をししっかりと理解している人材」ともいえます。
介護や福祉の仕事は難しい仕事も多いです。
年々「困難ケース」と称されるものは、増加傾向にあります。
ルーティンワークが多いように見えて、意外と複雑な仕事もたくさんあります。
例えば、障がい福祉サービスにありがちな問題としては、「親亡き後に課題となることが多い、後見人の不在」になります。
後見人制度により、後見人を指名している障がいのある方に関しては、幾分安心できる部分もありますが、後見人の手続きが行われていないとサービスの選定にも困難さが出てくることが多いです。
最終的には「障がい者支援施設」いわゆる「入所サービスのあるところで、余生を過ごせればいい」と考える当事者も多いですが、そもそも脱施設化の流れで入所施設が慢性的に不足している状況が障がい福祉サービスの問題として存在しています。
介護や福祉の業界は、膨大な業務量を1人で抱えていることもあります。
自分が「しない」という選択肢も「誰かに負担がかかる」ことになり抱え込みやすい状況になることもあります 。
「弱気」「不安」によりネガティブな思考になることもあります。
「できない!」とする理由はたくさんあります。
そのため、「課題解決を提案する能力がある」人材は、「仕事ができる」「頼りになる!」と認めてもらうことができます。
今回は「介護・福祉職が課題解決型思考を高める方法」をテーマにお伝えします。
・受け身な仕事を変えようとお考えの方へ
・キャリアアップをお考えの方へ
・評価される人材になりたい方へ
「課題解決型思考」を高めると介護・福祉職として優秀な人材になる理由
「仕事をする」考え方の一つに「できないことを可能にする」考え方もあります。
これは「できないことを可能にすることによって、新しい価値を生む」ということです。
「難しい仕事ほど、それを解決した時の価値が大きい」ことは、介護・福祉業界のみならずどんな業界だって同じです。
不可能だと周りが思ってきたことを、可能にすることによって「仕事ができる優秀な人材」になることができます。
介護・福祉や介護の仕事はルーティンの仕事も多いです。
一人ひとりの個人のニーズを汲み取ることも必要なので、必然と難しい仕事も増えていきます。
その難しい仕事も知恵と工夫によって、解決をしていかなければなりません。
それは個人のプレーだけではなく、チームの力も借りて解決をしていくことになります。
ですので、チームの力を借りる以上「できない」というネガティブな考え方では、周りと歩調を合わせづらく「できるようにどうすればいいのか?」と考えていく方が、チームメンバーとして協調しやすいのです。
優秀な介護・福祉職が課題解決型思考を高める方法
なんでもかんでも「できる!」と答えるのではありません。
それは「ただ無理をしているだけ」です。
「こうすればできるのでは?」そんな考え方をしましょう。
それを提案すれば言い訳です。
しかし、この「課題解決思考」というのは、すぐに見つけられるものではありません。
「どのようにして、できないことができるようになるのか?」という考え方を習慣化する必要があります。
そのため、ネガティブに物事を考える思考から変革をしていく必要があります。
介護・福祉職が課題解決型思考を高める方法:他者に聞く
「課題解決型思考を身につける」ためには、「他者の力を借りること」が比較的簡単です。
他者に対して、「このことについてどう思うか?」と聞いて、アイデアを聞くことが練習になります。
勘違いしてはいけないことは、そのアイデアに対する批評をしないことです。
それは絶対に避けることです。
A
「この問題に対してどのようにしたらいいか?」
B
「このような方法を取ればいいと思う」
このような状況に対して、「その方法は無理だと思う」と続けてしまうと、「課題解決思考」ではなく、それに対して「できるか?できないか?」の選択をしていることになりますので、意味がありません。
ですので、「そのような考え方もあるのか?」と受け止めることが必要になります。
「できる方法を考える習慣をつける」ことは、「できる」という考え方にたくさん触れることが必要になります。
そのために、自分が思いつかなければ、「他者の力を借りることが楽」なのです。
介護・福祉職が課題解決型思考を高める具体的例
例えば、「上司に仕事を任せられた」と仮定しましょう。
上司
「このケースを担当してください」
職員
「忙しいのでできません」
このように答えてしまうとNGです。
それが事実だとしても 「仕事の効率が悪い人材だ」と思われます。
もっといえば「やる気がない」と評価されることにつながります。
いくら「やる気」があって「仕事に真剣」であっても、それが伝わらないことは残念な結果になります。
上司
「このケースを担当してください」
職員
「今こちらのケースに手がかかっています」
「急ぐのであれば、今持っているケースを他職員に任せて新しいケースを受け持つことは可能です」
「いかがしましょうか?」
上記のように「できないことも、できるような解決策」を加えて上司に相談することが基本です。
このような伝え方を意識すると、上司やチームリーダー・周りからも信頼を勝ち取ることはさほど難しくありません。
上司
「このケースを担当してください」
職員
「忙しいのでできません」
上記の例に関してストレートに「できません」と断る方法に関しては、判断しているのが上司ではなく自分にあります。
このような伝え方は周りから「仕事ができない上に、勘違いしている」と見られる可能性があります。
あくまでも組織の決定は上司であったり、そのチームのリーダーによるものです。
後者の例に関して「できる」提案をした後に判断を上司に仰いでいます。
組織の仕事では、決定や方針は上司やリーダーが決定することなので、組織的な指示系統も適切と思います
まとめ:介護・福祉職が課題解決型思考を高める方法
介護や福祉の仕事は、個人プレーで仕事することは少ないです。
個人に任せられる仕事が少ないわけではなく、イメージ的には個人には任せるが、全員でカバーしようという考え方です。
ですので「協調性が大事」とされます。
仕事も多いですし、難しい仕事も決して少ないわけではありません。
個人で膨大にこなしている事も多いですので、「できない理由」を探しがちです。
「できない理由」は簡単に探すことができます。
課題解決型の思考で提案する 「仕事ができる職員」「この人材には頼りになるなぁ」と思わせるきっかけになります。
課題解決型思考を評価してくれる職場は、積極的に変化を起こす「働きやすい職場」と言えます。
そのような職場を多くの求人票から見つけることは至難の技です。
下記のノウハウによって理想的な職場を見つけることが驚くほど簡単になります。
参考になれば幸いです。