介護職や福祉職はタフな仕事です。
そのため、メンタルを病んで労災になる事例も多いです。
メンタル的な問題にもなりやすい事がわかっていますので、様々なサポートや、職場内での取り組みが行われています。
「メンタルが強くないと勤められない」と考えますよね?
メンタルが強く、ストレス耐性も高くすることは簡単なことではありません。
職場内でも
・人間関係が悪い
・職場環境が良くない
そのような状況もあります。
ただし一方で、ストレスの要因については、個人によって感じ方にも違いがあります。
「人間関係は非常に良い」「職場環境も良い」のだけども、自分にとってはすごくストレスを感じる職場だ。
そのような「無理」を重ねていくと、燃え尽き症候群(バーンアウト)になる傾向もあります。
自分自身でメンタル(ストレス耐性)をある程度鍛えることも重要なのです。
すぐにストレス耐性が上がるわけではありませんが、経験から自身で改善できる方法はあります。
今回は「メンタルが弱くならない介護職の対策」をお伝えします。
・メンタルが弱いと自覚がある方!
・気が弱い方!
・ストレスを抱えやすい方!
・運動をする
・他人の評価は気にしない
・他人と比較しない
・どうにもならないことは諦める・気にしない
・定期的に休む
メンタルの弱い介護職・福祉職にならない5つの対策
一つ一つ詳細に説明していきたいと思います。
メンタルの弱い介護職・福祉職にならない対策:運動をする
普段から体を動かす習慣がある人たちは、目的がダイエットであれ趣味であれ、ストレス耐性が高い傾向にあることは有名です。
介護の職場でも、ストレス対策として運動を介護職の方に、積極的に進める職場もあります。
ストレスが溜まって、精神的なプレッシャーを常に感じてくるようになると「眠れない」という状況になります。
この「眠れない」状況はかなり危険な状態で、心身ともに取り返しのつかない状況にもなりかねません。
職員を大事に考える職場ほど、職員の健康にも取り組んでいます。
運動という習慣を取り入れると、心ではなく自分の体に負荷をかけるということになります。
ですので、ゆっくり眠れたり、体の体調が良くなったりします。
そのため精神的な休息もでき、働く活力を得ることができます。
適度な運動は介護職の人たちには必須だと思います。
「仕事の中で体を動かすから、運動はしない」という方もいます。
たしかに仕事の中で、体を動かすことも多い介護職ですが、仕事で体を動かすことは同時に精神的な負担もかけている可能性があります。
仕事ではなく、プライベートでのスポーツやトレーニングなので運動することをお勧めします。
精神的に疲れていると「運動する気にもなれない」ことはあると思いますが、「負荷の小さい」「短時間」なもので結構ですので、習慣化されるときっと良い変化は起きると思います。
メンタルの弱い介護職・福祉職にならない:他人の評価は気にしない
人間関係が悪くなってくると陰口・悪口が職員内で蔓延したりします。
それについては「陰口を叩く方」でも「聞く方」でも精神的に良くありません。
「悪口・陰口」を言う職員は基本的に暇であると思っていいです。
自分に余裕があるから他人が目に入るのです。
自分に余裕がなければ他人のことなんか構っていられません。
性格的に問題がある可能性もありますが、立場もない人間が他人の評価をすることを気にしていてもしょうがありません。
ですので、他人の評価は気にしなくて結構です。
そうは言っても、気にする方は気にすると思います。
上司にその困っていることを相談すると良いでしょう。
まともな上司であれば行動をします。
職場の上司などに「職場風紀の改善」を宣言してもらうと良いかもしれません。
上司が改善行動を取らない場合、残念ながら組織自体がすでに自浄能力のない状況になっています。
その場合、退職・転職をおすすめします。
メンタルを強くするために「気にしないこと」は必要なのですが、
一方で職場内でも改善の行動は必要です。
悪口や陰口は職場の雰囲気を著しく低下させます。
メンタルの弱い介護職・福祉職にならない:他人と比較しない
10年間介護の現場で働いてきた人たちと、1年間しか働いていない人たちでは全く信頼関係や仕事の質も違います。
比べる方が間違っています。
また、同期や比較的年齢の近い同僚と比較する方もいますが、人によって得意なことも苦手なことも全く違います。
「持っている資格」であったり、「積んできた人生観」も違います。
他人と比較しても全く意味ないのです。
それよりも、「自分がどのように成長してきたか?」「スキルアップしてきたか?」に着目する方が健全です。
例えば、
このような少しずつの積み重ねが、あなたのキャリアを作っていきます。
人と比べても全く意味がありません。
人よりも優越感を味わいたい。
劣等感を味わいたくない。
そんなことを考えるよりも自分に視点をうつした方が健全です。
どうにもならないことは諦める・気にしない
どうにもならないことを気にしても仕方がありません。
例えば、何か失敗した事があったとしても元には戻せません。
失敗したことを気にしても意味がありません。
タイムマシーンがあれば、過去の失敗をなかったことにできるのかもしれませんが、それよりも失敗を繰り返さないような改善策を考える方が健全です。
失敗した経験を改善できるための機会と考えると、予防策になり他の方が同じような失敗をしないことになります。
「自分の失敗だから気にすること」は理解できますが、次に失敗をしないように頭を切り替えましょう。
メンタルの弱い介護職・福祉職にならない:定期的に休む
介護・福祉業界の勤務は緊急時が続けば、連勤が多くなることもあります。
本来それはあまりよろしくありませんが、休む時はしっかり休みましょう。
そして、自分の不調が少しでも表れているのであれば、無理をせず休むことです。
基本の労働時間を超えて働くことが常態化していることが、長期間続いている職場は、間違いなくブラックな職場です。
「1日無理をすれば回復するのに3日かかる」ことだってたくさんあります。
「1ヶ月無理すれば、数年回復にかかる」こともあります。
もしかしたら、「社会復帰自体が難しい」という最悪な常態になりかねないことも、考慮しておくべきです。
定期的に休んで、予防すれば、結果無理をするよりも貢献できることが多いのです。
無理せず、自分自身からも「休む」ことを選択肢のひとつとして職場に提案していきましょう。
まとめ:メンタルの弱い介護職・福祉職にならない5つの対策
メンタルを強くしようと思っても簡単に強くはなりません。
ですが、考え方や捉え方を変えようと努力すれば比較的簡単に変わることだってあります。
そのためには、何かしら今やっている習慣を劇的に変えてしまうことが良いでしょう。
髪型や服装の趣向を変えると気分が明るくなったりします。
今の習慣が今も考え方の捉え方を作っていることが多いです。
介護や福祉の仕事は「ルーティンの仕事」も多く。大きく代わり映えしないこともあります。
5つの対策をご説明しましたが、職場内環境だけではなく、利用者やご家族のクレーム対応などストレスが溜まることはたくさんあるでしょう。
利用者の命に直結するようなことも多く、責任感と倫理観を持って仕事をしていかなければなりません。
そのため無理をしながら働くこともあります。
そのように「強制する職場」も残念ながらあります。
職場内で「改善行動」が必要ですが、改善しない場合は、退職・転職をおすすめします。
「無理をする」ことは避けるべきです。
介護・福祉の業界は常に多くの求人票があります。その中から「理想の職場」「ホワイトな職場」を見つけることは至難の技です。
下記のノウハウで「理想の職場」を探すことが、『驚くほど簡単』になります。
いつまでも気持ちよく働けるように、自分の身体・精神もケアしながら働いていきましょう。
参考になれば幸いです。