FUKUTEN blog

介護や福祉の仕事は楽しくてやりがいがあるものです!実体験に基づく記事にしています。

MENU

メンタルが弱くて仕事が続かない:心を少しでも強くする5つの方法

メンタルの弱すぎて仕事ができない?そんな介護職にならない方法はあります。(少し)

人事担当者として1000人以上の介護・福祉職の方々とお話してきました。(プロフィールはこちら>>)

介護職や福祉職はタフな仕事と言われています。

そのため、メンタルを病んで労災になる事例も多いです。

メンタル的な問題にもなりやすい事がわかっていますので、様々なサポートや、職場内での取り組みが行われています。

「メンタルが強くないと勤められない」と考えますよね?

メンタルが強く、ストレス耐性も高くすることは簡単なことではありません。

 

職場内でも

・人間関係が悪い

・職場環境が良くない

そのような状況もあります。

 

ただし一方で、ストレスの要因については、個人によって感じ方にも違いがあります。

「人間関係は非常に良い」「職場環境も良い」のだけども、自分にとってはすごくストレスを感じる職場だ。

 

そのような「無理」を重ねていくと、燃え尽き症候群(バーンアウト)になる傾向もあります。

(燃え尽き症候群に関連した記事はこちら>>)

実は、私もメンタルは強い方ではありません。
むしろ、弱い方に入るのではないかと思います。

 

ただし、それを克服したわけではなく、昔よりもだいぶメンタルは強くなっただけだと思います。

今回は少しだけでも「自分で」改善できる可能性がある方法として「メンタルが弱くて仕事が続かない:心を少しでも強くする」をお伝えします。

こんな方にオススメ♪

・介護職(福祉職)をしていてメンタルが弱すぎて、仕事が続かないと悩んでいる方へ

結論

自分でできることは少しだけです。メンタル面を強くすることに大きな影響があるのは周りの環境です。

\ あなたにとって理想の職場/

メンタルが弱くて仕事が続かない:心を少しでも強くする5つの方法

私の経験から言うと、メンタルは置かれている環境でだいぶ変わってきます。


例えば、職場で孤独を感じていると、自分でメンタルを管理しなければいけませんので、やはりメンタル的に弱くなってしまいます。

 

孤独を感じず、周りからフォローなど暖かい言葉がある環境であれば、周りからフォローされている分メンタル的にダメージが少ないです。


つまり、自然とメンタル的にも強くなってきますし、同時にストレス耐性もついてくるのではないかと思います。

 

「メンタル的に弱すぎる」とに考えて、仕事ができないという人は、自分自身の問題ではなくて職場環境が合わないということにも目線を合わせるべきだと思います。

根本はそこにあります。

 

しかし、自分でメンタル面を強くすることができるのであれば、それに越したことはないわけです。
ただし、根本的に改善する方法はありません。
筋肉トレーニングのように鍛えれば結果が出るというわけではありません。

 

自分自身でメンタル(ストレス耐性)をある程度鍛えることも重要なのです。

 

すぐにストレス耐性が上がるわけではありませんが、私が実践して少しでも効果が合ったと実感できる方法をご紹介します

一つ一つ詳細に説明していきたいと思います。

1.心を少しでも強くする5つの方法:運動をする

普段から体を動かす習慣がある人たちは、目的がダイエットであれ趣味であれ、ストレス耐性が高い傾向にあります。

 

介護の職場でも、ストレス対策として運動を介護職の方に積極的に進める職場もあります。

 

ストレスが溜まって、精神的なプレッシャーを常に感じてくるようになると「眠れない」という状況になります。

 

この「眠れない」状況はかなり危険な状態で、心身ともに取り返しのつかない状況にもなりかねません。

職員を大事に考える職場ほど、職員の健康にも取り組んでいます。

運動という習慣を取り入れると、心ではなく自分の体に負荷をかけるということになります。

 

ですので、ゆっくり眠れたり、体の体調が良くなったりします。

そのため精神的な休息もでき、働く活力を得ることができます。

 

適度な運動は介護職の人たちには必須だと思います。

「仕事の中で体を動かすから、運動はしない」という方もいます。

 

たしかに仕事の中で、体を動かすことも多い介護職ですが、仕事で体を動かすことは同時に精神的な負担もかけている可能性があります。

 

仕事ではなく、プライベートでのスポーツやトレーニングなので運動することをお勧めします。

 

精神的に疲れていると「運動する気にもなれない」ことはあると思いますが、「負荷の小さい」「短時間」なもので結構ですので、習慣化されるときっと良い変化は起きると思います。

 

私は運動を別に体を鍛えるためではなく健康のためでもなく、ただ寝るためにだけ運動していました。

 

寝ることはかなりメンタル面を保つために大切なことです。

 

酒に頼ることにより寝ることを行っていた時もありましたが、間違いなく逆効果です。

多くの人は逆に寝れなくなり、さらにストレスを溜めることになります。

 

運動することにより気分転換になることもありますので、週2回ぐらいから行った方が良いかと思います。

特にウォーキングや散歩はおすすめです。

2.心を少しでも強くする5つの方法:他人の評価は気にしない

メンタルが弱いと自分で自覚している人たちの多くは他人に関心があるように感じます。

 

他人に関心があるからこそ、他人に同調してしまい、他人から傷つきやすくなります。

他人と共感できる能力は介護職や福祉職などに非常に向いている性格だと言えますが、あまり他人を気にしすぎるとメンタル的にきつい仕事になりがちです。

 

メンタルを弱くしてしまう職場の体質ということも考えられます。

 

人間関係が悪くなってくると陰口・悪口が職員内で蔓延したりします。

それについては「陰口を叩く方」でも「聞く方」でも精神的に良くありません。

 

陰口を言う職員は基本的に暇であると思っていいです。

自分に余裕があるから他人が目に入るのです。

 

自分に余裕がなければ他人のことなんか構っていられません。

性格的に問題がある可能性もありますが、立場もない人間が他人の評価をすることを気にしていてもしょうがありません。

 

ですので、他人の評価は気にしなくて結構です。

そうは言っても、気にする方は気にすると思います。

 

上司にその困っていることを相談すると良いでしょう。

まともな上司であれば行動をします。

 

職場の上司などに「職場風紀の改善」を宣言してもらうと良いかもしれません。

上司が改善行動を取らない場合、残念ながら組織自体がすでに自浄能力のない状況になっています。

 

その場合、退職・転職をおすすめします。

 

メンタルを強くするために「気にしないこと」は必要なのですが、一方で職場内でも改善の行動は必要です。

悪口や陰口は職場の雰囲気を著しく低下させます。

3.心を少しでも強くする5つの方法:他人と比較しない

経験的には、若い年代の人たち、特に20代から30代前半の人たちが他人と比較することでメンタルを弱くしてしまう傾向があります。

 

10年間介護の現場で働いてきた人たちと、1年間しか働いていない人たちでは全く信頼関係や仕事の質も違います。

比べる方が間違っています。

 

また、同期や比較的年齢の近い同僚と比較する方もいますが、人によって得意なことも苦手なことも全く違います。

「持っている資格」であったり、「積んできた人生観」も違います。

他人と比較しても全く意味がありません。

 

それよりも、「自分がどのように成長してきたか?」「スキルアップしてきたか?」に着目する方が健全です。

 

例えば、

1か月前よりも「この仕事」が効率的にできるようになった。

このような少しずつの積み重ねが、成功体験となります。

あなたのキャリアを作っていきます。
人と比べても全く意味がありません。

「人よりも優越感を味わいたい。」

「劣等感を味わいたくない。」

そんなことを考えるよりも、自分に視点をうつした方が健全です。

 

どうにもならないことは諦める・気にしない。

どうにもならないことを気にしても仕方がありません。

 

例えば、何か失敗したことがあったとしても元には戻せません。

失敗したことを気にしても意味がありません。

 

タイムマシーンがあれば、過去の失敗をなかったことにできるのかもしれませんが、それよりも失敗を繰り返さないような改善策を考える方が健全です。

 

失敗した経験を改善できるための機会と考えると、予防策になり他の方が同じような失敗をしないことになります。

「自分の失敗だから気にすること」は理解できますが、次に失敗をしないように頭を切り替えましょう。

4.心を少しでも強くする5つの方法:定期的に休む

介護・福祉業界の勤務は緊急時が続けば、連勤が多くなることもあります。
本来それはあまりよろしくありませんが、休む時はしっかり休みましょう。


そして、自分の不調が少しでも表れているのであれば、無理をせず休むことです。

 

基本の労働時間を超えて働くことが常態化していることが、長期間続いている職場は、間違いなくブラックな職場です。


「1日無理をすれば回復するのに3日かかる」ことだってたくさんあります。
「1ヶ月無理すれば、数年も回復にかかる」こともあります。

 

もしかしたら、「社会復帰自体が難しい」という最悪な状況になりかねないことも、考慮しておくべきです。

 

定期的に休んで、予防すれば、結果無理をするよりも貢献できることが多いのです。


無理せず、自分自身からも「休む」ことを選択肢のひとつとして職場に提案していきましょう。

5.心を少しでも強くする5つの方法:遊びまくる

実は、メンタルが弱い人の多くは、仕事とプライベートの切り替えがスムーズにいかないことが少ないようです。

 

つまり、真面目な方が多い印象です。

素晴らしい性格なんですが、自分の心に余裕がないため、息抜きをする暇がありません。

その結果、心も体も疲れていく状況にあります。

 

定期的に休むことと共通していますが、休む以外にも積極的に遊ぶことをおすすめします。

 

さらに、色々な社会的なつながりを作ることは孤独を減らしていきます。

 

家族がいる場合は、家族がいることプラスで他にもさまざまな社会的つながりを作ることが良いでしょう。

 

仕事での関係とは異なり、ただ単に社会的なつながりを作ると、自分自身が余裕を持ち、メンタル的な強さも育まれるはずです。

まとめ:メンタルが弱くて仕事が続かない:心を少しでも強くする5つの方法

もしかしたら、私が提示した5つの対策法も一般的なメンタルトレーニングとさほど変わらないのかもしれませんが、私自身はこれでメンタル的にだいぶ強さが出てきたのではないかと思います。

 

メンタルを強くしようと思っても、簡単に強くなることはありません。


ですが、考え方や捉え方を変えようと努力すれば、比較的簡単に変わることもあります。

 

そのためには、今やっている習慣を何かしら変えることが良いでしょう。

例えば、髪型や服装の趣向を変えると気分が明るくなったりします。
今の習慣が考え方や捉え方を形成していることが多いです。


介護や福祉の仕事は「ルーティンの仕事」も多く、大きく代わり映えしないこともあります。

 

5つの対策をご説明しましたが、職場内環境だけでなく、利用者やご家族のクレーム対応など、ストレスが溜まることはたくさんあります。


利用者の命に直結するようなことも多く、責任感と倫理観を持って仕事をしていかなければなりません。

 

そのため、無理をしながら働くこともあります。
しかし、「強制するブラックな環境の職場」も残念ながら存在します。


職場内での「改善行動」が必要ですが、改善しない場合は、退職・転職をおすすめします。

「無理をする」ことは避けるべきですよ。

\最後まで読んでくれてありがとう♪/

参考になれば幸いです。