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仕事を長く続けるコツ:人の評価を気にしないこと

人の評価を気にすると「人に影響されます」=仕事を長く続ける気がなくなります。

人事担当者として1000人以上の介護・福祉職の方々とお話してきました。(プロフィールはこちら>>)

たとえ良い職場を見つけたとしても、「ストレスがゼロな職場」はおそらく難しいでしょう。

「ストレスがない職場を探し出すことが無理だ」とは言いませんが、「人間は環境に慣れる」ものです。

いくら良い環境の中で働くことができたとしても、時間が経てばストレスに感じることもあります。


受けるストレスが「許容できる範囲」であれば全く問題ありません。

許容範囲のストレスは当然のものです。

許容できないから「心身の不調がでる」のです。

その許容できないまでに「働かなければならない」ことが、ブラックな職場です。

適応できないほど「劣悪な職場の場合」は、すぐさま転職をしたほうがいいですが、ある程度しっかりした職場なら、自身を適応させるスキルも必要になってきます。

今回は「仕事を長く続けるコツ:人の評価を気にしないこと」をお伝えします。

こんな方にオススメ♪

・介護職(福祉職)で良い職場を見つけたが、長く働くことが自信がない方へ

 

結論

・ネガティブな影響を受けないように「スルースキル」を身につけよう。

\ あなたにとって理想の職場/

仕事を長く続けるコツは「人の評価を気にしない」こと

結論から述べますが、身につけなければいけないスキルは「スルースキル」です。

スルースキルとは「ネガティブな言動を向けられたときに、真に受けず、うまく受け流す(スルーする)スキル」です。

スルースキルについては後ほど述べますが、介護・福祉の人材の特徴として、ポジティブな面でいうと「明るく・優しい人格の良い人」が多い印象があります。

基本的な人格としては「人のために、尽くすことができる」人材です。

そのことから人格がいい人たちが多いです。


反面、ネガティブな面でいうと「神経質」な方が多い印象があります。


気を張って仕事をしていることが多く、常に利用者の方の動向を見守っていく必要があったり、安心・安全のために気を遣うことも多いと思います。


そのため神経質な傾向になることが多いように経験から思います。

ストレスが少ない職場であると、職員のほとんどの人たちが「明るく・優しい性格の人材」であることが影響し、職場の雰囲気もそのようになる傾向が強いと思います。

ただ劣悪でブラックな職場環境であると、神経質な方が増えるような気がします。

 

つまり、「人の評価を気にしてしまう」ことは、ストレスを多く受けている可能性があります。
ストレスによって、明るく・優しい性格から気難しくなることも経験としてあります。


そのため、人の評価を気にしてネガティブな影響を受けないように、許容範囲内で自身を適応させることも必要になってきます。

人の評価を気にしない:スルースキルを身につけよう

自分を職場に適応させることで、身につけて欲しいスキルは、スルースキルです。

これは何も難しいことではないと思います。

簡単には「人を気にしないスキル」のことなんですが、基本的にどんな人でも「人を気にしない」ということはできるのです。

「人の評価を気にしない」というのは、人の言っていることを気にしない・真に受けないということも言えます。

例えば

小さい子どもから「バカだ!」といわれた。

上記のように言われたとします。

 

あなたは激昂しますか?

もし激昂するのであれば、別の問題が考えられると思います。

基本的に大人である以上、小さな子どもからバカにされたとしてもスルーができるのです。

「ハイハイ」って感じですね。

なぜかというと、まだ「子どもが未熟なことを知っている」から、大人の対応として、それを「どうでも良いこと」と思ってしまいます。

つまりこの「スルースキル」を身につければ良いのです。

これが別に信頼もしていない大人から言われたらどうでしょう?

信頼もしていない大人から「バカだ!」と言われた。

おそらく激昂するでしょう。

ほとんどの人がそうだと思います。

それが普通だと思います。

スルースキルを身につけられておられる方は、それでも基本的には気にしません。

 

ほとんどの方が激昂する理由は、「相手を対等の立場」だと思ってしまうから、「バカにされた」と尊厳を傷つけたと思い激昂するのです。

スルースキル:真に受けない

スルースキルを身につけるためには、真に受けないことが大事です。

介護・福祉業界の人の特徴として「真面目な人」も多いような気がします。

真面目な性格は、実に誠実で素晴らしい傾向ではあるのですが、真面目すぎるがゆえにストレスを抱えやすいという面もあります。

つまり「真に受ける」ことは「ネガティブな言動・発言」をされた時に、それを引きずってしまうという傾向になります。

そうなってくると、自分が「いつまでもイライラしたままで、ストレスを抱えながら働く」ことになってしまいがちなのです。

もちろんスルースキルにも限度がありますが、真に受けないことは「自分自身を守るため」に必要なことなのです。

仕事を長く続けるコツ:職場と心理的距離を置く

職場と心理的な距離が「近すぎる」こともあまり良くありません。


職場とあまり心理的な距離が近すぎると、上司などに利用されることになりかねません。

もちろん自身が納得しているのであればその限りではありません。

「帰属意識」に近い言葉として、「愛社精神」とよく美化された言葉を聞きますが、愛社精神というのは「その職場のために尽くすこと」を意味します。

愛社精神として、「無理」を求められることもあります。

典型的に都合の良い言葉として「自己成長」があります。


全ての企業・施設・事業所に当てはまるわけではありませんが、「成長」という言葉を悪質かつ過剰に使っているところもあります。

確かに人材資源を効率的に活用していくためには、「個人の成長」は重要な経営要素です。

ただし、「成長」は組織から機会を与えられるものであって、「求められる」ことではありません。

それに応えられるかは職員次第となります。

成長を求められる=無理を求められる

このように解釈することもできるのです。

「帰属意識」や「愛社精神」は、自らが感じるものです。

求められるものではないのです。

求めるのであれば、労働者と雇用者という関係から、賃金等の発生を要求しても良い案件になるのです。

職場に尽くすことによって、何かしら得るものがあるのであれば、「労働」として考えることができます。

ですので、愛社精神を「求めること」は少し話が違ってくるのです。

愛社精神を求められるのであれば、無理を求められるのでは?と考えて「心理的な距離」を置くことも必要になってきます。

人の評価を気にしない:苦手な人とは距離を置こう

苦手な人は必ず距離を置くべきです。

つまり「あまり話さない」「関わらない」ことです。

無視をすることは難しいのかもしれませんが、「明らかに苦手な態度」を出すことは私はアリだと思っています。

ただそういったオーラを出していても「敬遠できる」というわけではありません。

その時には、上司等に相談するほうがいいでしょう。

いい職場であれば、きっと上司が介入してくれます。

(人間関係に関連した記事はこちら>>)

相談して何も解決しない場合は転職をお勧めします。

人の評価を気にしない:人間関係の優先順位をつける

職場である以上、仕事をしなければいけません。

ですので、人間関係には優先順位をつけるべきだと思います。

その優先順位の基本的なものは、「自分自身の感情」で良いと思います。

つまり好き嫌いです。

次に判断すべきことは、組織としての規律を守らなければいけませんので、「指示系統の順位」で決めていけばいいと思います。

つまり「その人物が嫌いで、指示系統の順位も低い人物」であれば付き合う必要がありません。

全ての人と仲良くなる必要は全くありません。

「仲良く仕事できること」は良いことですが、仕事としてうまくやっていく必要があります。

まとめ:仕事を長く続けるコツ:人の評価を気にしないこと

今回は長く勤めるためのスキルである、「スルースキル」について説明をしましたが、

スルースキルを身につけたとしても基本的には限度があります。

身に付けたからといって、長く続けられるというわけでは絶対にありません。

あくまでも適応するための一つの方法です。

そのため基本的にはブラックな職場であれば、適応できないことが普通なので、転職をした方がいいのです。

 

いくら自分自身にとって非常に良い職場があっても、仕事で疲れることはあるでしょう。

イライラしている同僚の嫌事を聞くことも少しはあるでしょう。

利用者やその家族からクレームを言われる時もあるでしょう。

そのような時に、気にしないで「スルースキル」をもって対応すると、とても便利ですよ。

\最後まで読んでくれてありがとう♪/

ご参考になれば幸いです。