「介護職や福祉職は激務であるというイメージが取れない!」
「介護職・福祉職は正社員で働くべきではないと思っている」
介護や福祉職は激務というイメージがあります。
介護職・福祉職のネガティブなイメージである「3K」「5K」は今でもイメージとして定着していることがあります。
実際に介護や福祉で働く場合は、アルバイトやパートの人材が活躍している職場は多いです。
アルバイトやパートの人材は職務が制限されていることもあり、「負担が少ない」ということで「楽な仕事と評価される」こともあります。
今回は介護や福祉職の正社員で楽な仕事というのは存在するのかをテーマにお伝えします。
介護・福祉職で楽な仕事の定義
介護職・福祉職で楽な仕事は、実務で「つらくない」「きつくない」というより、既に効率化・ルーチンワーク化された部分が多いという職場の仕事です。
介護・福祉業界は常に人手不足のところがありますので、「人材が多めにいる」ことで、「仕事が楽である」ことはまずないと思います。
理由は、職員を多く雇ってしまうとそのぶん、人件費が多くなることが普通です。
そのため経営的に負担が多いことになります。
このことから「人材が余っている」のであれば、利用者の獲得による収入の増大が経営的に必須になってきます。
そうなってくると、「いたちごっこ」になってきます。
収入と支出の「ちょうどいい塩梅」はすごく難しい部分ではあります。
このことから「人材が多いことによる仕事の楽さ」というのは、あまりないでしょう。
あっても持続しません。
新しく何かをする( 例えば ICT を導入する など)ということではなく、ルーティン化された仕事をしていくためのシステムが存在しているのであれば、仕事の効率がかなり高く「働く人材の働きやすさ」は高いものになります。
つまり効率化された仕事や、ルーティンワークの仕事が多い仕事ほど楽だということです。介護や支援の時間を削ってしまっては、介護の質が低下することになってしまいますのでいくら仕事が楽になったとしても、質の低い仕事をしていくと職員の満足度というのは減っていきます。
ですので、軸となる対象者へのサービスを削ってしまっては意味がありません。
それ以外の仕事を積極的に効率化・ルーティン化されている職場が「楽である」といえます。
また「ノウハウが溜まっている」ことが大事です。
ノウハウが溜まっている職場は、必然的に職員への教育であったり業務指導に関わる職員が多いことになりますので、「困ったこと」があればすぐ他職員への協力を仰ぐことができます。
そのためノウハウが溜まっていることも重要なことになります。
ノウハウが溜まっている職場については、比較的長年運営しているようなところがおすすめではあるのですが、精神的な感情論で仕事をしていることも多いために見定めが必要になります。
介護・福祉職が意外と「楽な仕事がある」といえる理由
介護・福祉職の仕事は、イレギュラーな仕事ができることが多いです。
例えば
今日はもう仕事が終わりという状況でも、利用者の急変が生じた場合は病院等に連れて行くなどの対応が必要になってきます。
そのため残業ということもありえます。
直接サービスの提供に関わる時間は減らせないことが多いのです。
介護や福祉の職場でブラックになりがちな事業所は、直接的なサービス時間を減らそうとします。
もしくは少ない職員人数で、現場を回し経営を重視した考え方でサービスを行います。
そのような状況になってしまうと、介護や福祉職は「きつい」「つらい」という状況が簡単に生まれてしまうような状況になります。
介護や福祉の仕事は意外と「楽な仕事がある」と言えるキーポイントは、『分業制』になっているかどうかです。
介護職が何でもやっているという状況になっていると、「何でもやること」がその職場のひとつの基準になってしまいます。
そうなってくると職員個人が楽な仕事になりそうですが、実際のところ「1人1人の職員の負担は上がってくる」ことが多いです。
得意・不得意があるからです。
介護職がタイトな仕事になりやすいということもありますが、何でもしなければいけないという状況が余裕をなくすことになります。
精神的な負担感を取るためには、『集中して仕事できる環境』になることです。
例えば、
このような事だけでも介護職は介護に集中できることになります。
つまり分業制というのが基盤にあって、効率化・ルーティン化している職場は、楽な仕事ができると考えてもよろしいかと思います。
介護・福祉で楽な仕事のつくる方法
もし現職が、分業制がある程度進んでおり、それほどブラックな職場ではないと言えるのであれば変化に積極的な職場であると思います。
そもそも分業制というのが、介護や福祉業界のみならず医療業界でもなかなか難しいことが多いのです。
大規模の病院になれば、様々な専門スタッフが常駐していることが多く、分業制が専門的にできますが、中小規模の病院になってしまうとほぼ全般の仕事ができる医師・看護師が全て回しているということもありえます。
介護・福祉業界もそのようなことが起こっています。
ある程度、分業制が進んでいる職場が現職であるのであれば、楽な仕事を作るということは可能になります。
「今までのやり方をもっと効率的にできないのか」ということを、組織的に行うことを取り入れれば良いのです
個人のスキルを上げる事によって、「楽な仕事にする」ことは可能にはなりますが、スキルが上がれば他の人のぶんの仕事をする必要があることもありますので、基本的には組織的な行動として効率化・ルーティンワーク化を進めていく方が良いかと思います。
介護・福祉で楽な仕事を選ぶ方法
介護や福祉の就職で楽な仕事を選ぶ方法は、入念な下調べが必要になります。
ホワイトな職場・良い職場であることは前提でもありますし、その中でも効率的な業務システムが存在しているということがあります。
ですので、「意外と楽」と感じることができる職場は、ホワイトな職場の中でもトップクラスな職場だと考えてもらっても良いかもしれません。
そもそもそのような職場は、人気事業所になっていることが多く採用活動をしていない可能性もあります。
まとめ:介護・福祉職の仕事は意外と楽?【経験から解説】
介護や福祉の仕事で楽な仕事は存在します。
その重要なキーワードは分業制 になります。
それを基盤として効率化とルーティンワーク化ができている職場を選ばれると、比較的楽な仕事になるのではないかと思います。
介護・福祉業界は人が多いことによって、仕事が楽になるということはあまりないと思います。
そのような状況であれば、通常であれば利用者の獲得も進めなければならなくなるはずです。
またそのように「人材を過剰に雇用すること」によって、様々なトラブルを引き起こす可能性もあります。
ですので、スタッフ・職員が多いことで職場を選ぶことが基本お勧めしません。
介護・福祉の業界は常に多くの求人票があります。
その中から「理想の職場」「ホワイトな職場」を見つけることは至難の技です。
下記のノウハウで「理想の職場」を探すことが、『驚くほど簡単』になります。
参考になれば幸いです。