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上司への不信感で辞めたい:職場自体も「おかしい」という実態

上司への不信感で辞めたい?職場自体も「おかしい」という実態が多いです。

人事担当者として1000人以上の介護・福祉職の方々とお話してきました。(プロフィールはこちら>>)

「この上司、そもそも社会人として大丈夫?」

「何を言っているかさっぱり分からない」

「言動がどこかおかしい気がしてなりません。」

 

上司との信頼関係は、働く上で本当に大事です。

信頼感があれば、難しい仕事でも協力して解決しようとする雰囲気が生まれますし、上司のリーダーシップは職場全体の雰囲気をつくり、サービスの質向上にも寄与します。

 

介護や福祉の職場では、上司のマネジメント力や指導力が働きやすい職場づくりにつながります。

 

もし、今あなたが上司との信頼関係に悩んでいるのであれば、それは経験的にも“正しい”と思います。

 

周りの同僚も、あなたと同じように上司に対して不信感を抱いているのでしょうか?

もしそうであれば、あなたの考えはきっと正しいです。

 

一方で、

上司があなたを気にかけて教育しようとしている可能性もあるかもしれません。

そのため、受け入れがたいかもしれませんが、周りの評価が上司に対して肯定的であれば、あなたに改善できる点があるかもしれません。

 

経験的に周りの評価も同様であれば、ほぼ確実に上司に問題があると言えるでしょう。

 

そして、もし上司がおかしいと感じているなら、それは職場全体が危機的な状況にある可能性が高いです。

本来であれば、上司の不適切な行動に対して組織が対応し、手を打つべきです。

これを放置しておくと、職場には将来性がなくなります。

上司との交渉や解決策を模索しても、おそらく変わることは難しいでしょう。

 

残念ながら、退職を決断する方が、最終的には良い道かもしれません。

ただし、上司への不信感の理由を明確にしておくことで、転職活動において有利になることもあるので安心してください。

 

今回は「上司への不信感で辞めたい:職場自体も「おかしい」という実態」をテーマにお伝えしようと思います。

一般企業の方は置き換えて読んでいくれたら良いと思います♪

こんな方にオススメ♪

・介護や福祉の仕事をしていて、上司へ不信感を抱えている方へ

 

結論

・悩む必要はありません。理由を明確にすれば「転職に有利」にもなります。

\ あなたにとって理想の職場/

上司への不信感で辞めたい:職場自体も「おかしい」という実態

上司がおかしいと感じる理由は、なんでしょうか?

 

上司のマネジメントスタイル(スキル)ですか?

サービスのアプローチに起因するものでしょうか?

 

介護や福祉の分野で上司に不信感を抱く場合、それは利用者や顧客に対する差別的な態度、積極性の欠如、ハラスメントの存在などが一因となっている可能性があります。

当然ながら、そのような上司のもとで働くことは難しく、退職が相次ぐ状況も予測されます。

 

このような上司が存在する職場も「おかしい」と考える背景には、その上司を選任した組織全体の問題が潜んでいます。

 

現場と上層部(経営側・雇用者)の意識のずれが原因で、信頼関係の不足がサービスの質の低下や職員の意欲減退といったことを引き起こしている可能性があります。

上層部がその上司の教育を怠っていることも、この問題を悪化させている一因です。

 

そもそも 上層部全体がおかしいということだってありえます。

 

要するに、無能な上司を選任している段階で、職場全体がおかしい状況に陥ります。

まともな職場であれば、解任なども含めて検討することが普通です。

 

介護や福祉の職場は資格や経験が重視される場であり、年功序列の体制が残ることもあります。

つまり 経験年数が長い人にあまり「物を言えない」職場もあります。

 

単に勤務年数が長いだけで管理職に就いている場合、その人物の実力が不足している可能性も高まります。

このような状況であれば、あなたが上司との信頼関係を築けないのは十分に理解できることです。

上司への不信感で辞めたい:払拭するための手段はある?

残念ながら、上司に抱く不信感を解消する手段は難しいと思います。

もちろん、もし上司が改善に向けて職員の意見を受け入れる姿勢を見せるなら、関係改善の可能性もあります。

 

しかし、不信感があるということは、そのような指摘が難しい状況か、指摘しても何も変わらない可能性があるということです。

 

結果的に相手を変えることは難しいと考えられます。

 

相手が変わらないのであれば、自分を変える方が近道です。

つまり、我慢するか、その上司に適応するか、あるいは職場を退職するかの選択になります。

 

もちろん、その職場があなたにとって価値があれば、我慢するという選択も考えられます。

 

ただし、そのような上司のもとではキャリアの発展や新しい挑戦が難しいでしょう。

こういった上司のいる組織は通常、事業衰退の傾向が見られます。

 

もし上司に何らかの目的やビジョンがあって行動しているなら、少し様子を見ることも一つの選択肢ですが、信頼感がない場合は無駄な努力かもしれません。

 

したがって、そういった場合は退職を検討することをおすすめします。

職場自体も危ない状態かもしれません。

 

実際、人間関係の問題は退職理由の上位に挙げられることがあります。

上司との不調和や職場の方針に合わなかったといった理由も一般的です。

 

これらの理由をしっかりと説明できれば、転職活動において有利になることが多いです。

近年では、短期の退職も受け入れられる傾向があり、むしろ有利に働くこともあるかもしれません。

上司への不信感で退職:転職を有利にする方法

転職を有利に進めるためには、上司との不信感が退職のきっかけになった理由を明確に把握し、それを採用面で具体的に伝えることが大切です。

退職理由が「一身上の都合」ではもったいないです。

 

これによって、採用担当者に理解されやすくなり、転職が有利に進むでしょう。

 

一般的に、このような上司に対する不信感を抱く退職者にとって、転職候補先が考えるべきことは次のようなものです。

 

「どうして上司と合わなかったのか、その理由を知りたい。」

「もしかしたら、同じような問題がウチでも発生するのではないか?」

 

この疑問に答えることが大切です。

したがって、明確な理由があれば、それをしっかりと伝えることで、採用担当者は次のように考えるでしょう。

 

「この理由であれば仕方がない。」

「こういった経験から学んだことで、同じ問題は再発しないだろう。」

「ウチにはそのような問題を抱えた上司がいないため、安心して勤務できるだろう。」

 

これによって、転職先に対する懸念を解消し、逆に良いイメージを与えることが可能です。

転職を有利にする:上司への不信感を原因にする場合

転職の際、非常に重要なのは採用担当者や人事担当者が理解しやすい形で理由を伝えることです。

そして、退職に至った理由と志望動機をセットにすると、転職者の方は良いと思います。

 

主観的な物事を述べると、マイナスの印象を与える可能性がありますので、注意が必要です。

たとえば、

「上司が仕事ができなかったから」

「私の仕事を理解してもらえなかったから」

 

このような表現は具体性に欠けるため、採用担当者が考えることは「この人にも問題があるんじゃないか?」となりがちです。

このような伝え方ではネガティブな印象を与え、転職に有利になることは難しいでしょう。

 

介護や福祉の分野では、協調性が重要視されており、上司の指示に従わないという印象は特にマイナスになります。

したがって、理由を伝える際には注意が必要です。

 

例えば、以下のように理由を述べることが適切です。

前職では仕事をしていく中で上司との関係に悩んだことが理由です。

 

私は利用者の方に快適なサービスを提供したいと考えて仕事をしてきましたが、直属の上司の発言に差別的なものを感じました。

 

これが私だけの感じ方ではなく、周りの職員も同様に感じているようでした。

 

上司や上層部に伝えましたが、改善までの時間がかかる状況でした。

悩み抜いた結果、退職を決意しました。

 

また、職場見学で御社(御法人)では利用者が快適なサービスを受けている様子を見て、上司や先輩方が素晴らしい方針を持っていると感じ、そのような職場で働きたいと思い志望しました。

「前職での経験から、非常識な状況が上司によって引き起こされ、それがこの職場にはないと感じた」

 

この二つの要素が人事担当者の立場から見ると、この職場を褒めているように受け取れるでしょう。

同時に、退職理由がネガティブに受け取られにくくなるはずです。

このような理由での退職はやむを得ないと思われるでしょう。

転職を有利にする:職場の方針を原因にする場合

前職の退職理由が

「施設の方針は利用者主体と掲げられていたが、上司やリーダーは金儲け主義に走っていたように思う」

「そのやり方についていけなかった」

上記の退職理由だったと仮定します。

 

これをそのまま伝えるのはネガティブに伝わる可能性があるのでNGです。

理由は、上司やリーダーが「金儲け主義に走っていたかどうか」について捉え方の違いもあるので、人事担当者は「わからない」からです。

「どのようにその問題について解決努力をしたか」これが重要なのです。

例えば

施設のあり方は、利用者主体と掲げられていましたが、その方針に当時の上司やリーダーの行動は私の目から見ると、金儲け主義に走っているように見えました。

 

当時の上司やリーダーに説明を求めましたが、納得いく回答がえられませんでした。

 

そのため全体での話し合いを持とうと提案しましたが、実現に至りませんでした。

 

疑問を感じるまま働くよりも、御施設のように利用者主体であることを、本当に目指している職場に勤めたいと思い志望しました。

このように述べられると、「自分が解決しようと努力したこと」そして「面接を受ける職場への賞賛」この2つが入っており、人事担当者が抱く心証を良い印象に傾けることができます。

 

このように退職した経緯は、「履歴がネガティブに見られないようにすること」が重要なポイントです。

なおかつ、その上で「御施設であれば勉強させてもらうことが多いと思います。」みたいなことを述べられると、成長意欲もPR出来ると思います。

まとめ:上司への不信感で辞めたい:職場自体も「おかしい」という実態

採用面接などで、前職への悪口になりそうな気がして、退職理由を正直に語らないという方がいらっしゃいますが、正直に語るのではなく、伝え方をしっかりと明確にすれば悪口にはなりません。

 

実際に人事担当者は色々な方とのお話をしていますので、業界の動向というのはなんとなくわかっているものです。

 

ですので、「そういったことあるよね」ということで理解してくれる人事担当者というのは多いです。

しかしそれがしっかりと伝わるかどうかが問題です。

 

「前職の上司はあまり私の話を聞いてくれなかった」ということが、実際に本当だとしても「話を聞いてくれなかった理由が何なのか?」ということに疑問を持つことになります。

 

そうなると、「この人材にも問題があったんじゃないのか?」ということを人事担当者が感じてしまったら有利にはなりません。

 

ですので、そういったものを考えて、誠心誠意答えればいいかと思います。

 

上司との信頼関係ができない状況では絶対にいい仕事はできません。

ただ相手を変えるというのも難しいことになりますので、自分が変わる方が早いです。

そのためには、やはり転職を考えた方が良いかと思います。

\最後まで読んでくれてありがとう♪/

 

参考になれば幸いです。

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