「職場の方針が間違っていると感じる!」
「上司の考え方についていけない」
そのように感じたことによって退職を選択したことはありませんか?
実際にそのようなことをで退職を選択する事に関して、介護・福祉の仕事では非常に多いのです。
介護・福祉職の退職理由
1位:職場の人間関係に問題があった
2位:結婚や妊娠、出産などライフイベントの為
3位:事業所への不満
4位:将来のキャリアが不安
5位:他に良い職場があった
参考:厚生労働省|介護労働の現状と介護雇用管理改善等計画について
上記について分析すると、個人的な理由でない退職理由が大半を占めていることに気づきます。
事業所の方針に不満があることについては、比較的多い理由といえます。
良い求人票をみつけたとして、それに応募したとします。
採用面接が始まると、必ず人事担当者は履歴の説明をすると思います。
「なぜ前職を退職して今に至ったか?」
採用面接官は「前職までの退職理由」を聞きます。
本来「退職理由」については答えにくいことであれば、答える必要はありません。
ただし「内定を勝ち取ろう!」とする場合、答えた方が印象はよろしいかと思います。
退職理由は個人で違いますが、今回は説明が難しいと思われる「職場の方針に不満があって退職に至った場合」をテーマにお伝えしようと思います。
・前職を事業所の不満が原因で退職した方へ
・しっかりとした自分を仕事の信念がある方へ
・転職活動を考えの方へ
・採用面接で履歴の説明に困っている方へ
・隠すより堂々と伝えた方が印象が良い。その場合伝え方に気をつけましょう。
・仕事の意欲をアピールしよう
前職の退職理由が「方針に不満」を面接試験で上手に伝える理由
退職理由が何であれ、「仕事の意欲がある」ことをしっかりとPRできれば全く問題ありません。
実際のところ熟練した介護福祉の人事担当者や採用面接官は退職理由について多くの傾向を理解していることが多いです。
そのため退職理由というよりかはその人材が良い人材であるかどうかを積極的に見ます。
この場合の退職理由は「前職の職場の方針に不満がある」ということですので、「応募先の職場の方針をしっかりと理解しているか?」どうかが焦点になります。
そのため、前提知識として面接では「その職場の方針を理解していることが重要になる」と思います。
理解していないまま応募することは、やめたほうがよろしいかと思います。
理解しているから応募したということを、面接する人事担当者等に印象付けたほうが間違いなく好印象になると思います。
前職の退職理由が「方針に不満」を面接試験で上手に伝える方法
「上司やリーダーのやり方についていけない!」
「施設の在り方に共感できなかった!」
「運営方針がおかしいと感じてしまった!」
前職をはじめ様々な理由で、職場に対する不信感が出てくることは当然のことです。
こういったケースの場合、そのまま伝えてしまうと、採用面接官は「組織に順応する力がない人物」として見てしまいがちです。
少しだけ言い換えることが必要です。
ポイントを押さえるだけで良い印象に置き換えることは可能です。
前職の退職理由が「方針に不満」を良い印象に変えるポイント
たとえ「方針に対する不適応」が退職理由だったとしても、言い方さえ気をつければ全然問題がないのです。
事業方針に対して、「自分の努力をした経緯」を伝えるようにすれば、採用面接を受ける職場が「まともな介護・福祉の職場」であれば多くの事業所が抱える悩みや問題点はよく理解できると思います。
「職場に対する不満感を抱く、職員がどこの組織にも存在する」ことを知っています。
「良い印象になるのか、悪い印象になるのか」
どちらになるかは、現職の退職理由が、「解決するための過程」があったのかが重要になります。
組織に貢献することを考えずに、「自分が悪くない」というような印象を与える伝え方になってしまっては印象は良くないといえます。
組織に貢献し「努力した」が結果として、「変えるまでに至らなかった」との伝え方が効果的です。
具体的には、「雇用する側」をイメージするとわかりやすいと思います。
ホワイトな職場といえる「チームワークや人間関係が非常に良い職場」は、「運営方針を浸透・理解してもらおう」と多くの施策や対策を行うわけです。
「方針を理解してもらおう」と、努力している組織の行動に「反対する」=「仕事しない」人材というような印象を抱かせてはいけません。
前職の退職理由が「方針に不満」を面接試験で上手に伝える具体的な例
前職の退職理由が
「施設の方針は利用者主体と掲げられていたが、上司やリーダーは金儲け主義に走っていたように思う」
「そのやり方についていけなかった」
上記の退職理由だったと仮定します。
これをそのまま伝えるのはネガティブに伝わる可能性があるのでNGです。
理由は、上司やリーダーが「金儲け主義に走っていたかどうか」について捉え方の違いもあるので、人事担当社は「わからない」からです。
「どのようにその問題について解決努力をしたか」これが重要なのです。
例えば
「施設のあり方は、利用者主体と掲げられていましたが、その方針に当時の上司やリーダーの行動は私の目から見ると、金儲け主義に走っているように見えました」
「当時の上司やリーダーに説明を求めましたが、納得いく回答がえられませんでした」
「そのため全体での話し合いを持とうと提案しましたが、実現に至りませんでした」
「疑問を感じるまま働くよりも、御施設のように利用者主体であることを、本当に目指している職場に勤めたいと思い志望しました」
このように述べられると、「自分が解決しようと努力したこと」そして「面接を受ける職場への賞賛」この2つが入っており、人事担当者が抱く心証を良い印象に傾けることができます。
このように退職した経緯は、「履歴がネガティブに見られないようにすること」が重要なポイントです。
なおかつ、その上で「御施設であれば勉強させてもらうことが多いと思います。」みたいなことを述べられると、成長意欲も PR 出来ると思います。
まとめ:前職の退職理由は方針に不満!?介護・福祉の面接試験での対処方法
介護や福祉の職場は需要があります。
社会的に需要があることは事実ですが、施設や事業所の考え方ひとつで、サービス差や働きやすさの差が生まれていることも事実です。
年々事業所格差は、広がっているようにも思います
。
そのため「方針が合わないこと」は、退職理由の一つとして十分なりえます。
ですので、全く心配する必要はありません。
大切なことは伝え方になります。
様々な退職理由に対しての例があります。
実際に履歴書を書くときはこちらを参考にお願いします。
前提として、履歴に対してあまり興味がないような職場は、ブラックな職場の傾向があります。
「人手さえ確保できればいい」という考え方が、強いことがあります。
そのような職場に応募しないようにしましょう。
多くの求人票から「ホワイト職場や、理想の職場」を選び出すことはとても難しいことです。
下記のノウハウで「理想の職場」を探すことが、『驚くほど簡単』になります。
参考になれば幸いです。