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【例あり】家庭の事情で退職:転職で不利にならない履歴書と面接対策

前職を家庭の事情で退職した場合は、転職で不利にならない履歴書と面接対策しましょう。

人事担当者として1000人以上の介護・福祉職の方々とお話してきました。(プロフィールはこちら>>)

「育児に専念したいから、退職した」
「結婚してパートナーと生活するために、退職して移住した」

 

家庭の都合で退職するケースは、介護や福祉の業界ではよく見られる退職理由です。
実際には、家庭の都合での退職は建前で使われることが多く、実際は別の問題も抱えていることもあります。

 

言い換えれば、円満な退職には繋がらない可能性もあるので、とりあえず「家庭の都合」として使われることがあります。

 

例えば、

「人間関係が嫌で辞めたいけど、その理由ではトゲがあるので、とりあえず家庭の事情にしよう」

そのようなことが一般的です。

 

前職の退職理由が家庭での事情の場合、転職へのポイントは「現在働ける状態にあるのか?」となります。

家庭の事情に関しては、「どのような配慮が必要か?」などが採用面接官の判断材料となります。

多くの職場では、「長期間働いてもらいたい」という期待があります。


つまり、退職理由が家庭事情であっても、ワークライフバランスを重視する職場では「不採用になる」ことは考えにくいです

 

むしろ、家庭事情の場合は状況が落ち着いていることが、採用面接で人事担当者に良い印象を与えることができます。

今回は「家庭の事情で退職:転職で不利にならない履歴書と面接対策」についてお伝えしたいと思います。

こんな方にオススメ♪

・前職を家庭事情で退職し転職準備を開始している方へ

 

結論
・良い職場はプライベート優先の考え方のほうが、印象が良いこともありますよ。

\ あなたにとって理想の職場/

家庭の事情で退職:転職で不利にならない方法

退職理由が家庭の事情によるものは少なくありません。

例えば、日本全国で働きながら「親の介護も行っている方」はたくさんいます。

社会的には育児や介護に対する理解が進んでいますので、退職理由としては何も変ではありません。特に問題ない退職理由です。

 

ただし、家庭の事情という理由が特に問題がないとしても、それが明確にならないと人事担当者に疑惑を抱かれかねません。

そのため、採用面接では明確に家庭事情で退職したことを述べることが必要になります。

家庭の事情で退職:退職理由に「嘘」があってもいい?

退職理由を家庭の事情とする方が多くいます。

冒頭でも述べましたが、実際には家庭の事情以外の理由でも、例えば人間関係や給料に不満があるなどの問題がある場合、それを明確に退職理由とすると、不要なトラブルに発展しかねません。

 

人間として、家庭の事情を理由にして差し障りのない形で円満に退職しようとすることが多いのではないでしょうか?

 

家庭の事情を退職理由にすると嘘が疑われるかという心配はあまり必要ありません。
プライベートな事情は職場が把握することは難しいです。


ただし、社会人として、嘘をつくことは人間としての信用問題にもつながりますので、「嘘」ではなく一応は「事実である内容」で留めておいた方が良いでしょう。

家庭の事情で退職:職場によっては評価される

多くの職場は、「長く勤めてもらいたい」「貢献しようとしてくれる人材が欲しい」そういった気持ちがあります。

 

そのため求職者としてはワークライフバランスを考えてくれる人材が、職場としてはコントロールしやすいのです。

無理をして働く環境になると、待遇に対しての不満や、短期退職につながる恐れもあります。

まともな事業所は「働く人材を大切」にしてくれます。

 

働きやすい職場は、通常、様々な事情を抱えた人たちが柔軟に協力し、良好な人間関係が築かれていることが多いです。


言い換えれば、働きやすい職場環境は仕事において協力関係がしっかりと築かれている組織であると言えます。

 

こうした柔軟性のある職場では、お互い様の気持ちが芽生え、家庭の事情がある同僚職員に理解が進みやすいため、そのような転職者は面接で評価されることもあります。

 

簡単に言えば、

育児に対するサポートがしっかりしている職場であった場合、前職の退職理由が「家庭の事情」で、詳細が「子供と一緒に過ごしたい」

上記の場合、子育てに理解が深い職場では、その退職理由は「あたりまえ」だからネガティブな判断材料にならないと考えることもあります。

家庭の事情で退職:履歴書に記入はあり

履歴書には転職理由をできるだけ簡潔に書いておくと、面接時にスムーズに進むことが多いです。


多くの履歴書で見受けられるのは、「一身上の都合で退職」といった表現です。
これ自体が悪いわけではありませんが、このように書かれると、面接で理由を尋ねられることがあります。


そこで、あえて履歴書に事前に理由を記載しておくことで、人事担当者にとって理解しやすく、質問しやすい状況が整います。
このアプローチは、好感を持たれる要素となります。

 

例えば、

「株式会社〇〇     一身上の都合で退職」
ではなく、
「株式会社〇〇     家庭の事情 で退職(育児)」

上記のように書くと、理由が明確で分かりやすく、働きやすい環境を大切にする職場ではプラスの評価を得られることもあります。

 

一部でこれを書くことは避けるべきだという意見もありますが、それは主に残業が多かったり、職務の責任が大きい職場が求められる場合だろうと思います。

 

ワークライフバランスを重視し、働きやすい職場を希望する場合は、このような記載がむしろ良い印象を与えることがあります。


逆に、一身上の都合の表現だけでは、何かを隠しているのではないかと憶測されることもあります。


自己の判断になりますが、応募先の職場の方針にあわせてベストなアプローチを選ぶことが重要です。

家庭の事情で退職:転職で不利にならない方法の具体例

例えば、親の介護等で、前職を退職しなければならない状況に至ったとすれば、「その状況がどのように変化したのか?」ということを説明をしなければならないと思います。

 

働く環境が整っていない状況で、「とりあえず働く状況」になっている場合、採用面接官は良い印象を抱かないと思います。

つまり状況が、しっかりと働ける状況になっていることを説明することが必要になってきます 。

 

家庭の事情や体調不良の場合は、採用面接をする際においては基本的に交渉を持って進めていくとよろしいかと思います。

家庭の事情で退職が不利にならない方法の具体例:状況を正確に伝える

家庭の事情での退職に至ったことを説明するのは難しいことではありません。
正直かつ正確に伝えることが大切です。
注意が必要なのは、状況を的確に伝えることです。

 

例えば、

面接官: 前職の退職が家庭の事情となっていますが、どういう事情ですか?

 

求職者: 親の介護です。

しかし、これだけでは不十分です。
もう少し詳しく状況を説明しましょう。

面接官: 前職の退職が家庭の事情となっていますが、どのような事情ですか?

 

求職者: 親の介護で退職をしました。


当時は何もわからず、とにかく親の介護に専念しなければならないということで退職しましたが、現在ではサポートしてくれる専門家もおり、働くことに支障がないと判断し、転職活動を始めました。

これで具体性が増し、状況が理解されやすくなります。
さらに、PR的な要素も加えてみましょう。

面接官: 前職の退職が家庭の事情となっていますが、どういう事情ですか?

 

求職者: 親の介護で退職をしました。


当初は何も分からない中、親の介護に専念するために退職しましたが、現在ではサポートしてくれる専門家のおかげで、働くことに支障がないと判断し、転職活動を始めました。

 

現在は安定していますが、なにがあるかはわかりません。


そのため働きやすい環境を求めて探していた所、御法人に魅力を感じ、実際に職場見学をさせていただき、働きやすい職場づくりが素晴らしいと感じました。

 

そのため御法人では長く働くことができ、貢献できると確信しています。

これにより、長期に働ける人材として採用したいという雇用主の期待にも合致し、好感が持てる回答に仕上がります。

まとめ:【例あり】家庭の事情で退職:転職で不利にならない履歴書と面接対策

家庭の事情で退職することは、様々な事情があるため、正直に転職の際に面接官に伝えても問題ありません。

 

ただし、注意すべきはその状況が改善しているかどうかです。
それをしっかり伝えましょう。

 

家庭の事情で仕事が難しくて退職したなら、再び働くにはその状況が改善されていないと、再び退職する可能性があると採用側は不安視します。

 

しかし、家庭事情が改善していることを強調すれば、基本的には受け入れてもらえるでしょう。
このようなケースは多く、人事担当者も慣れていることが一般的です。

 

ただし、働きやすい職場でかつ家庭の事情に理解を示してくれる職場でなければ、家庭の事情での退職もネガティブに受け取られる可能性があります。

そのような場合は、求める人材像が合わなかったという判断で見送る方が良いでしょう。

\最後まで読んでくれてありがとう♪/

参考になれば幸いです。