「いま働いている職場は、自分が成長していると実感できない・・・」
「利用者主体になっていないような気がする・・・」
そんなお困りごとはありませんか?
介護・福祉の仕事をするには「なんのために仕事しているのか?」と自分に問いかけて働くことは、とても重要なことです。
向上心をもつために「介護・福祉の仕事」も「報酬・給与」にこだわっても良いのです。
やりがいを感じて仕事をしていくために「向上心をもって仕事をする」こともひとつの要素です。
「利用者主体」
「利用者のために」
そのような考え方で活躍している事業所がたくさんあります。
素晴らしい事業所もありますが、本当に利用者のためになっているのか?
残念ながら、事業所によって差が激しい実態があります。
今回は「仕事は『利用者主体』を常に考える=キャリアアップ」についてお伝えします。
・向上心をもって介護・福祉の仕事をしたい方へ
・キャリアアップ転職をお考えの方へ
・働く「やりがい」を感じたい方へ
\ あなたにとって理想の職場/
介護・福祉の仕事は『利用者主体』のケアがキャリアアップになる理由は?
介護・福祉の仕事は、高齢者の介護だけではありません。
・障がいのある方への生活介護の支援や就労支援
・児童に対する発達支援や療育サービスの提供
・事情ある方への生活支援
・その他の福祉的活動
介護・福祉の仕事は実に多くの仕事があります。
それだけ福祉ニーズが多様化しているともいえます。
介護・福祉の仕事をする人材は「エッセンシャルワーカー」と呼ばれます。「人々の生活に直結する仕事をする人材を、「エッセンシャルワーカー」といいます。
その中でも介護・福祉領域は広く、利用者(対象者)はそのフィールドによって違います。
『利用者主体』のケアで「質の高い介護・支援」をする事業所は共通点がある
質の高いサービスを提供する良い事業所には、共通点があります。
介護や支援の質が良い事業所は、「利用者主体」について尊厳を守ることを徹底しています。
利用者(対象者)の立場で捉えることができるのです。
「利用者のために」を本当に考えるのであれば、「利用者になること」が必要であると思います。
『利用者主体』のケア=利用者の気持ちに「寄り添うこと」の意味
「利用者の立場になって考える」と、福祉・介護系の教科書に書いてある事を目にしますが「考える」こと「なる」ことは全くレベルが違います。
「なる」ができると、介護や支援のレベルが上がると思います。
もちろん「なる」というのはイメージの話でありますが、想像することがサービス満足度をあげることにつながってきます。
『利用者主体』のケア=「介護の質を上げる」ことつながる研修の一例
具体的なことは差し控えますが、研修を企画したことがあります。
「高齢者介護や、重度の身体障がいの介護を提供する」事業所職員の集まりで、私が企画した研修です。
その内容は「なにもしないこと」です。
研修時間の3時間「なにもしないこと」をしてもらいました。
○テーマ「なにもしない」
○時間:180分
○ルール
・会話は禁止(独り言はOK)
・歩き回る事は禁止
・トイレに行くときは、手を上げて大きい声で
ただ「座っていてもらうだけ」です。
講師側である私と同僚は、「介護職員役」です。
30人くらい研修会場にいましたが、ほとんどの方は30分後には、イライラし始めます。
机に伏せて寝る方も出てきます。
その瞬間、「介護職員役」が「夜寝れなくなるきついでしょうから、もう少し起きておきましょうね」と声掛けします。
最初は「笑い声」がおきますが、時間が経つにつれ、「苦行」に気づきます。
勝手にトイレに立ち上がった方に、「どこいきますか?」と声掛けしたあと「勝手に動かれると危ないですので、付き添いますね」
「ついていきますね」と、さも丁寧な介護をしているような声掛けをします。
1時間立つと全員クタクタです。
「なにもしない研修」ですから、「なにもしていない状況」はとてもきついのです。
そこで10人にルービックキューブを提供します。
その10人全員が「なにもすること」がないので、ルービックキューブを扱います。
しばらくすると、イライラが抜けて「ルービックキューブを持っている10人」は集中し始めます。
「よし、そろった!」と声を出す方もいましたが、独り言を出すことは全然OKです。
「ルービックキューブをもっていない」残りの20人は、その姿を羨ましそうに凝視していました。
研修後の感想
・「なにもしない」はつらい
・「安全のためになるべく動かさない」は利用者のためになっていない
・「なにもしないことが、昼夜逆転の原因かもしれない」
・「することがある人」をみてイライラした
・「職員が過剰に接触してくる」ことがイラッとする
自分たちの「ケア」が、本当に利用者の意思を尊重している「介護」「支援」なのか?
食事・排泄・清潔が満たされていれば「介護」になるわけではありません。
『利用者主体』の介護・支援することは、キャリアアップにつながる
利用者・対象者の中には「意思疎通をうまくできない方」もいらっしゃいます。
そのため、「相手の気持ちに寄り添う」事に関して、介護・支援する者が想像・イメージすることが必要になってきます。
その人が「何を感じているのか?」「何をしたいと思っているのか?」そのような要望ニーズに応えることが、利用者主体でサービスを提供することに繋がっていきます。
そのため対象者・利用者を観察することも必要になってきます。
本気で『利用者主体』のケアを考える介護・福祉で働く人材は資格取得を目指す
介護・福祉の職員は「自分の待遇を上げたい」「給料を上げたい」ということで、資格取得を目指す方もいらっしゃいます。
もちろん「質の高いサービスを提供する」にあたっては、自分の仕事にプライドを持ち、「見返りを要求する」ことは正しいことです。
それと同時に「見返り」 を求めながらも、質の高いサービスを提供できる知識・技術を学ぶために、資格取得をする人材がほとんどです。
ですので、利用者主体を考えながら仕事をしていくと、自ずとキャリアアップを考えることができるようになってきます。
早めに資格取得をしておくことで、さらなるキャリアアップも期待できますし、スピードもあがります。
『利用者主体』のケアを考えることはブラックな職場では無理
利用者主体の考え方は、「ブラックな職場」であれば達成できません。
ブラックな職場は、「働く人材」が『疲れていること』が多いのです。
疲れている職員が多いと必然的に、介護の質も低下していきます。
また疲れている状態から、介護・福祉業界での基本的なチームアプローチもないといえます。
職場の雰囲気も良くないことが考えられます。
ですので「ブラックな職場」では利用者主体のサービスは難しいと言えます。
まとめ:介護・福祉の仕事は『利用者主体』のケアがキャリアアップになる理由
「利用者のため」「利用者主体の介護・支援」「利用者の尊厳」を本当に思うのであれば、利用者・対象者のことを考えながら仕事すると 「自分に足りない部分」がわかってきます。
その時、介護や福祉の仕事を通じて「自己成長を求める」ことになると思います。
そのことは紛れもなく、「やりがいを持った仕事ができている、そして介護や福祉の仕事が楽しいと感じる」ことを意味していると思います。
ブラックな職場で勤めていると、利用者主体の考え方は無理だと思います。
そしてキャリアアップもありえません。
利用者主体の支援・介護を考えながら、実現することで、経験は積み重なっていきます。
ですので、ブラックな職場で経験を積むことは難しいのです。
もし「現職がブラックな職場だ!」とお考えであれば、転職をお勧めします。
私は転職をすることによって、今があります。
下記の記事のノウハウを使うことによって、「働きやすい職場に、転職することが『驚くほど簡単になる』と思います。
参考になれば幸いです。