転職もしくは職を探しているとき、志望動機について何を書けばよいのか迷った経験はないでしょうか?。
履歴書に「志望動機」を書くことは一見簡単そうに見えますが、実はこれを適切に表現するのが難しく、特に介護・福祉業界への転職では重要なポイントとなります。
人手不足の業界でも採用を見送ることはあります。
介護・福祉業界で「見送り」判断をする人事担当者は、「志望動機が薄く、信頼できない」という印象で見送ることが多いです。
履歴書の志望動機は、事前に準備して書くことができます。
そのため、人事担当者からすると、あなたの本当の思いが見えづらい可能性があります。
そのため、準備された志望動機がある一方で、それと整合性を保つ内容を面接でもしなければなりません。(これが全ての根幹です)
実際のところ、人事担当者としては、一貫性が確保された志望動機を強調したいという意見が多いです。
なぜなら、それは転職の意志を強く示し、熱意と誠実さを伝えるのに役立つからです。
そこで重要なのが「面接での志望動機についての対策」です。
志望動機の良い例は別の記事を用意しています。
\ あなたにとって理想の職場/
面接で志望動機を語る機会があるなら、きちんと伝えられるように準備を整えておくべきです。
適切に熱意を伝えることが、内定を確実に得るための鍵となりますし、採用後の働き方にも関わってきます。
そのため忘れてならないのが、「NGな志望動機」を避けることです。
これは志望動機を述べる際に避けるべき表現や姿勢を意味します。
たとえば自己中心的な志望動機や、自分だけの利益しか考えていないなど、明らかなNG要素は避けるべきです。
今回、我々は介護・福祉業界での転職活動を進める皆さんへ、志望動機についてNGな要素を避け、面接で最高の結果を出すためのアドバイスを提供します。
本記事を最後まで読んでいただけると嬉しいです。
・NGな志望動機をお知りになりたい方へ
・志望動機は書けたけど、確認したい方へ
\ あなたにとって理想の職場/
NGな志望動機を回避!:志望動機は書くだけでは不十分?
面接官が履歴書で志望動機を既に確認済みだと感じられる場面や、改めて志望動機を質問する必要はないと思える場面もあります。
実際には、採用面接での「志望動機」の問いに多くの転職者が直面します。
面接を進めていく中で、あなたの志望動機が想定とかけ離れた形で示されると、人事担当者は整合性が無いと疑問を感じることでしょう。
例えば、履歴書の志望動機欄に「法人の理念に共感しました」と記述されているのに、面接の途中で理念と全く異なる回答が出てきた場合、これは履歴書に書かれた志望動機との整合性がないと判断されるのです。
「疑問がある人材」と判定された時点で、採用の道は閉ざされるでしょう。
だって「ウソ」になりますから。
だからこそ、面接で述べる志望動機と履歴書で記する志望動機は、常に一致している必要があります。
しかし、注意していただきたいのは、志望動機をあまりにもストレートに書くと、それがNG点として捉えられ、逆に不採用へとつながってしまう可能性もあります。
これを避けるためには、志望動機に関するNG内容をきちんと理解しておくことが重要となります。
介護・福祉業界への転職を成功させるためには、志望動機の整合性を保つこと、適切な表現を覚えてNGを避けることが大切です。
NGな志望動機を回避!:志望動機に給与や待遇のことは避ける
担当者:改めて志望動機を教えてください
転職者:本法人の給与が他よりも高いところに魅力を感じています。また休日も多いことが決め手でした。
確かに、条件面が良いというのは大きな魅力です。
しかし、このような対外的な要素のみを志望動機として挙げると、結果として「もし他の企業がより好条件を出せば、すぐに転職してしまう人材だ」と思われてしまう可能性があります。
さらに、「休日を優先する傾向にある」という印象を与えてしまい、仕事に取り組む姿勢に疑問を感じる人もいるかもしれません。
どうしても給与や休日に引き寄せられがちな志望動機では、自身が組織に対してどのように貢献できるか、という本質的な部分が薄く、見えにくくなってしまいます。
それでは、自分の能力や可能性を十分にアピールすることが難しくなります。
給与や休日の多さばかりを前面に出した上で、それでも「採用に至った場合」は、人材不足として余程困っている状況を反映しているかもしれません。この場合、内定が出たとしても受け入れるのが最善の選択とは限らないかもしれません。
NGな志望動機を回避!:プライベートな内容は避ける
担当者:改めて志望動機について教えてください。
転職者:私が付き合っている彼女がこの職場の近くに住んでいるので このエリアをターゲットにして求職活動をしていました そこで私の条件と御法人の条件が合致したため 志望いたしました。
働く"熱意"が感じられません。
条件が一致したという表現は、転職先としての介護・福祉の職場そのものに魅力を見出した訳ではなく、転職先の地理的な位置に魅力を感じたと解釈されます。
仮にこの求職者が採用されたとしても、長くは続かない「とりあえずの人材」として判断されます。
経験が豊富な求職者であろうと、NGな志望動機を述べると、組織への貢献意欲が低いと判断されます。
その判断は将来的な待遇にも影響を及ぼします。
例えば、経験や能力があるのにも関わらず、一般職員としてしか採用されず、待遇も望むものとは異なるものになります。
転職活動における志望動機は、自身のキャリアビジョンと転職先の期待とのバランスが求められます。
そのため、介護・福祉業界への転職を考えるあなたが志望動機を考える際には、個人的な都合ではなく、業界への熱意や、具体的な経験やスキルをどのように活かすかに重点を置いてださい。
NGな志望動機を回避!:具体性がない
担当者:改めて志望動機を教えてください。
転職者:私は「人の役に立ちたい」と思って仕事してきましたので、今回も人の役に立つような仕事をしたいと思い志望いたしました。
このような志望動機は、転職希望者の中には決して珍しくないものです。
むしろ多いです。
しかし、その使い方によっては採用に至る可能性もあります。
比較的、人材に困っていない職場は採用を見送ります。
人事担当者から見れば、「この人は採用したい!」という強い意志を感じさせるものではありません。
その理由として、介護・福祉の業界に転職を考えるのですから「人の役に立ちたい」と言われれば、それは理解できますが、「なぜ、特に介護・福祉業界なのか?」という業界への情熱や熱意が感じられないことが挙げられます。
漠然とした理由だけでは、人事担当者の記憶に残るどころか、軸のない、根拠のない志望動機と受け取られ、結果としてNGとされてしまいます。
採用に至ったとしても、人事評価の過程で厳しく評価されることも考えられます。
結局のところ、具体的な志望動機というのは、自分自身の内面を理解し、それを表現する能力が求められます。
NGな志望動機を回避!:志望動機で避ける 勉強したい
担当者:改めて志望動機を教えてください。
転職者:私は、介護福祉士を最終的に目指していますので、その経験になるように勉強していきたいと思います。
資格取得への意欲は間違いなく熱意を示すものですが、しかし、志望動機として「学びたい、経験がほしい」と伝えるのは少々注意が必要です。
職場が学びたい場所であると考えることは肯定的に捉えられがちですが、これが逆に誤解を招く場合があります。
志望動機が単に学ぶことに対する目的となっているとNGになります。
職場は学校ではありません。
志望動機での「学びたい」という表現は、前向きさを示しているつもりでも、採用者から見ると受け身の人材と捉える可能性があります。
職場は勉強するための場所ではないという認識が大切です。
異業種からの転職を考えている方からすれば、初めての業界で必要なスキルを学びたいという欲求は当然です。
しかしながら、この「学びたい」を志望動機に表現することは、避けた方が良いでしょう。
NGな志望動機を回避!:実績をアピールしすぎる
担当者:改めて志望動機を教えてください。
転職者:私は、○○の実績を持っているので御法人の困っていることに改善できるのではと思って志望しました。
自分自身がどのようなスキルや実績を持って、何を貢献・改善できると思うかを伝える事は大切ですが、この表現法は「自分が来れば職場が良くなる」と言っているように聞こえます。
その結果、上から目線になり、余計なお世話と見なされてしまう可能性があります。
「貢献」については、自分が出来る事を示すのは重要ですが、それが「自分がいればよくなる」という認識を生んでしまったら、それはNGです。
人事担当者は、こうしたPRをする人材を「協調性がない」と見る可能性があります。
特に介護・福祉業界では、協力と協調性が大切なため、このような印象を持たれると転職が難しくなることでしょう。
転職活動を成功させるためには、「志望動機」を表現する際には、どのように自分が過去の経験を活かして、新たな環境でどう貢献できるかを述べるとともに、チーム内で協力的に動けることを示す事が大切です。
NGな志望動機を回避!:志望動機が“あいまい”
担当者:改めて志望動機を教えてください。
転職者:御法人の理念に感動しましたので、志望いたしました。
“あいまい”に答えてしまうと、「ところで、その理念のどこが具体的に魅力的なのでしょうか?」と追い詰められてしまうことも。
このパターンをNGとする理由は、転職先の調査が不十分、つまりその職場で働きたいという、あるいはその介護・福祉業界で働きたいという強い意欲を感じさせないからです。
マッチングする職場を探して転職を考えているのではなく、他の転職目的を隠したがっているように映ります。
志望動機が説得力を持つためには、自分がどういう理由で介護・福祉業界に転職したいのか、その会社がどういう価値を持ち、どうしてその業界で成功したいと思っているのかを、具体的に語ることが重要です。
介護・福祉業界に長期目線で働く意思があること、またその転職先が提供するサービスやその業界全体に対する情熱と雇用の一貫性を確認できると、人事担当者も安心感を持つことでしょう。
まとめ:NGな志望動機を回避!介護・福祉業界への転職に関するアドバイス
転職を考えていても、ただ「志望動機」を書いて、なおかつ面接で整合性があるように語ることは、実は難しい作業です。
特に、直感や感情から「この職場にしよう」と思いついた方は、それを文章や口頭で具体的に説明しようとすると、漠然とした表現になってしまうことが多いです。
その結果、伝えたい意図が十分に伝わらない、あるいは理解されないという状況に陥ってしまいます。 このような事態は本当にもったいないです。
多くの人が陥りがちなこの「NG」な部分とは、志望動機が曖昧で自己中心的になってしまっていることです。
転職の成功は、適切な「志望動機」から始まります。
できるだけ具体的に、そして組織に貢献したいという強い意志を伝えることで、理想の転職先に採用されましょう。
介護・福祉の業界は常に多くの求人票があります。
その中から「理想の職場」「ホワイトな職場」を見つけることは至難の技です。
下記のノウハウで「理想の職場」を探すことが、『驚くほど簡単』になります。
参考になれば幸いです。