新しい職場を見つけ、仕事を始めた人は、まず職場に慣れることが大切です。
新しい環境に馴染むことは、仕事を続けるためにとても重要なポイントです。
なぜなら、職場の雰囲気になかなか慣れないと、仕事が難しく感じられ、続けるのが難しくなるからです。
1.積極的に挨拶しよう
2.仕事の方法を覚えよう
上記は新しい仕事を始める場合の定番的なものですが、個人的にはそれほど重要ではありません。
というより、社会人として必要なことです。
上記は具体的なノウハウではありません。
異業種からの転職であれば、介護・福祉事業になれることから、そもそも始める必要があります。
初めての職場で頑張る人は多いですが、その頑張り方がうまくいっていないこともよくあります。
そのため、努力をしてもうまくいかないと感じることがあるのではないでしょうか。
今回は、新しい職場でうまく馴染むために重要な3つの手順についてお伝えします。
・職場適応に悩まれている方へ
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職場適応の基本とは?
新しい仕事を始めるとき、介護・福祉業界ではまず「仕事のやり方を覚えること」が優先されることが多いです。
この業界では、人手が足りないため、「仕事を早く覚えて早く戦力になってほしい」という考え方が一般的です。
これは悪いことではありませんが、新しい職員側としては「仕事を覚える」だけが職場に適応するための条件ではありません。
職場に適応するためには、その職場の方針を知ることが大切なんです。
例えば、介護・福祉業界でも、事業所によっては利用者の方を呼ぶときに
「◯◯さん」と呼ぶ職場もあれば、
「◯◯様」と呼ぶことをルールにしている場所もあります。
この違いだけでも、その事業所の方針が見えてきます。
単に利用者の方をどう呼ぶかだけでなく、その呼び方には職場全体の雰囲気や関係性を築くための方向性がみえます。
簡単に言えば
「◯◯さん」と呼ぶ職場=フレンドリーに接する相談しやすい関係づくりにしている。
「◯◯様 」と呼ぶ職場=利用者の方をお客様として見て丁寧にしている。
職場の方針を知ることは、業務のやり方だけでなく、その事業所の考え方や理念も含まれます。
上司や先輩は仕事の方法を教えてくれることが多いですが、その事業所自体の方針については教えてくれない場合もあります。
そういった職場は職員たちの考え方がバラバラになりがちで、ケアに統一感がないことがあります。
ただし、それが悪い職場であるとは限りません。
大切なのは、仕事を覚えるだけでなく、その職場の方針を理解することが、職場適応の前提になるということです。
手順1:職場の考え方や雰囲気を知る
大切なのは学ぶことではなく、知ることです。
職場の考え方や雰囲気は、他人の意見ではなく、自分で判断する必要があります。
例えば、就業先の職場の方針や考え方を教えられたとしましょう。
しかし、実際にその考え方が職場に浸透しているかどうかは、自分で確認するしかありません。
上司や先輩が良い教えをしたとしても、それが実際の職場の雰囲気に反映されていなければ、理想が高いだけで働きやすい職場ではない可能性があります。
教えられた職場の考え方がいかに素晴らしくても、 一般職員にまで浸透していない雰囲気があるのであれば、格好だけで現場との乖離があるということです。
他の人がどう思うかだけでなく、自分がその職場で働く中で感じることが重要です。
実際の雰囲気を知ることで、理想と現実のギャップを見極め、働きやすさを判断することができます。
手順2:職員をよく観察し人間関係を把握する
手順1と同時にできることでもありますが、上司・先輩などから、「職場の方針」を教えられたり知ったあとは、同僚や一般職員の考え方を知ることです。
例えば、人間関係が表面上では良さそうでも、中で対立や不和がある場合もあります。
ドロドロした人間関係がある職場に巻き込まれないようにするためには、同僚や職員をよく観察することが必要です。
コミュニケーションを積極的に取ることは重要ですが、ただ単に取るだけではなく、適切な取り方も理解しておく必要があります。
無理なコミュニケーションが逆効果になることもあるため、慎重に行動することが大切です。
また、中には新人職員に対して冷たい態度をとる職員もいるかもしれません。
嫌な気持ちを避けるためにも、同僚や職員を注意深く観察することが大切です。
良い人間関係を築くためには、相手の様子や態度をよく理解し、適切なコミュニケーションを心がけることが重要です。
手順1で職場の方針を知って、手順2で人間関係の把握をしたら、いよいよ最後のステップです。
手順3:信頼できそうな職員を見つける
最終的には、信頼できそうな職員を見つけることが必要です。
たとえば、10人のチームで働いている場合、全員と仲良くなる必要はありません。
仕事上の信頼関係があれば十分ですが、継続していく上で仕事の悩みなどを相談できるような関係も大切です。
基本的には迷った時には上司や先輩に相談するなど、わからないことを放置せずに報告・連絡・相談をしっかり行うことが求められます。
ただし 、全ての事柄を報告・連絡・相談することも、様々な理由から抵抗感が出ることも事実です。
中には言いにくいこともあるかもしれません。
そのため、悩みを相談できる信頼関係のある特別な同僚や職員を作る努力が重要です。
新人職員の注意すべきNG行動と対策
新しい職場での適応は慎重に行うべきです。特に以下のNG行動に注意が必要です。
1. 学ぶ姿勢の欠如
経験者にありがちなのは、わかっていることが多いため、先輩や上司の指導時にメモを取らないことです。
施設や職場によって微妙に異なることもあるため、メモを取りながら真剣に聞く姿勢は重要です。
これによって相手に頼りがいのある印象を与えることができます。
2. 背景を知らずに積極的な態度をしてしまう
現場に入ったばかりの新人職員が嫌われる要因は、前の職場の経験と比較して、意見を述べてしまうことです。
意見を言うことは悪いことではありませんが、相手の心象を考慮する必要があります。
自らのポジションや信頼関係を築いていないまま相手を変えようとするのは、嫌われる可能性が高いです。
職場への適応が先決であり、積極的に意見を述べるのは慎重に行うべきです。
まとめ:【職場適応の秘訣】転職・就職した人が新しい職場でまず行うべき3つの手順
新人職員が採用されると、「職場の仕事を早く覚えたい」「戦力になりたい」といった意気込みを口にすることがありますが、実際にはそれよりも重要なポイントがあります。
転職に成功した後は、その職場でやりがいや楽しさを感じることが不可欠です。
そのためには、急いで仕事を覚えることよりも、自分をその職場に適用させるかどうかが鍵となります。
努力の焦点を「仕事を早く覚える」ことから、「職場に適用する」ことに向けることが重要です。
新しい環境で働くためには、単に業務を理解するだけでなく、その職場独自の文化や価値観にも適応する必要があります。
これによって、仕事にやりがいや充実感を見出すことができ、転職が成功に結びつきます。
介護・福祉の業界は常に多くの求人票があります。
その中から「理想の職場」「ホワイトな職場」を見つけることは至難の技です。
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参考になれば幸いです。