FUKUTEN blog

介護や福祉の仕事は楽しくてやりがいがあるものです!実体験に基づく記事にしています。

MENU

【経験談】認知症に対応する介護士について

認知症を対応する介護士に大切なことは「倫理観」と思います!

「認知症の方への対応方法がわからない・・・」

高齢者に対応する介護職は、認知症の方々に対して常に注意深く接する必要があります。

その理由は、認知症の方々は、記憶力や思考力が低下するため、コミュニケーションにおいて多くの難しさを抱えているからです。

コミュニケーションがとれるという事は、本人の意思をくみ取る介護を提供することに必要になります。

コミュニケーションがなかなか難しいと日頃の様子から本人の意思というものを判断していく必要があります。

個人的な経験になりますが、担当してた認知症のある利用者は「自分が施設にいることを理解していない」ようすでした。

何度も「帰りたい」と言ってましたが、チーム全員で「自宅に帰ることが難しい」と説明し、気を紛らわしてましたが、それを続けることで、ご本人は不安な気持ちが積み重なり行動に表れ始めました。

なんとか、施設での暮らしを落ち着かせるために、ここが「自宅」であると思ってもらえる方法を考え、利用者がリラックスして過ごせる環境を整えるようにしました。

すると施設内でも笑顔が増え、「帰りたい」と発言することが少なくなってきました。

認知症の方に対しては、常に柔軟な対応が必要です。

求められる介護は、利用者一人一人に合わせた対応が必要になってきます。

それを考えることが非常に重要であるのですが大変な作業になります。

今回は「経験談を踏まえて、認知症へ対応する介護士について」お伝えします。

こんな方にオススメ♪

・認知症の方を介護する介護職の方へ

・認知症の家族と過ごしている方へ

 

結論
・認知症の方が穏やかに過ごすためには「孤独」にしないことが必要だと思います。

\ あなたにとって理想の職場/

認知症に対応する介護士について

介護士には、絶対的に「倫理観」が求められます。

認知症の方々は、自己決定能力が低下するため、介護者が代わりに意思決定を行うことが多いです。

介護士は、相手の人格や尊厳を尊重し、介護の中で彼らの権利や意思決定に配慮することが求められます。

その上で、対応の方法があると思います。

対応方法:コミュニケーションの工夫

認知症の利用者は、言葉や表情、行動などから意思を伝えることが難しい場合があります。

そのため、コミュニケーションをとる際には、相手の気持ちや状況を理解することが大切です。

また、簡潔かつ穏やかな言葉遣いや、相手の目線に合わせた姿勢など、工夫をすることが必要です。

認知症の方は言葉の理解が難しくなるため、ゆっくりと話し、簡単な言葉で伝えることが大切です。

また、声のトーンや表情、ジェスチャーを使って伝えるとより理解しやすくなるでしょう。

さらに、コミュニケーションをとる場所は静かで明るく、聞き取りやすい環境を整えると良いように思います。

周囲の騒音や混乱は、認知症の方にとって理解しにくくなります。

認知症の方は、何度も同じことを聞くことがありますが、繰り返し話し、ゆっくりと理解してもらえるようにサポートすることが大切です。

否定的な表現を避けることは基本です。

レクレーション等でミュニケーションをとることも効果的で、コミュニケーションをとりやすくなるかもしれません。

認知症の症状には個人差があるため、その方に合わせた工夫が必要になることもありますが、工夫をすることで、認知症の方とコミュニケーションをとりやすくなるでしょう。

対応方法:安心感を与える環境づくり

認知症の利用者は、不安や混乱を感じやすくなっています。

そのため、周囲の環境を安心できるものに整えることが重要です。

例えば、部屋や廊下に誘導の表示を設置するなどの工夫が必要です。

鍵をかける事や注意書き等が貼ってある環境は、不安を与えるような環境になりやすいように思います。

可能な限り毎日同じルーティンを作ることが安心感を与えます。

食事、入浴、睡眠などの時間を決め、同じ場所で同じ時間に行うようにしましょう。

認知症の方には、視覚的な手がかりを用いることが有効です。

例えば、入浴用品が置いてある場所に「シャンプー」と書かれたラベルを貼る、ドアに「トイレ」と書かれたプレートを取り付けるなど、場所や物をわかりやすく表示することが大切です。

ゆっくりとしたペースで接することが必要です。

技術が未熟な介護士は急かしたり、プレッシャーをかけたりしがちです。

そのような対応をすると、行動が不穏になることが多くなり介護になりません。

対応方法:行動や言動に対する理解

認知症の利用者は、思い通りにならないことに対して、不安や怒りを示すことがあります。そのような場合には、相手の気持ちを理解し、適切に対応することが必要です。

認知症の方の言動や行動を理解するためには、その方が抱える症状や状況を理解することが重要ですので、日々の観察が重要になります。

認知症の方も、自分の意思を持っています。

そのため、できるだけその方の意思を尊重し、自分で選択できることは選択してもらうようにしましょう。

ただし、安全面などで危険がある場合は、その方の安全を優先する必要があります。

認知症に対応する介護士の心構えや姿勢について

介護職は、高齢者や障がい者など、様々な人々の日常生活を支援する非常に重要な仕事です。

介護職は、日々の生活支援を通じて利用者との関係を築き、その人々の生活の質を向上させることが求められます。

しかし、介護職には様々な悩みや課題が存在します。

一つの悩みとしては、身体的負担が大きいことが挙げられます。

介護職は、身体介助や移動支援など、利用者の身体的ニーズに応じた介護を行います。しかし、高齢化社会の進展に伴い、介護職の業務負担が高まっており、肉体的負担が大きいと感じる職員も少なくありません。

また、感染症対策などにより、マスクの着用や手洗いなどの衛生管理が必要となるため、作業時間が長くなってしまうこともあるでしょう。

また、介護職には精神的な負担も存在します。

利用者の病状が悪化してしまった場合や、利用者とのコミュニケーションがうまくいかない場合、職員はストレスを感じることがあります。

さらに、利用者の怒りや不満を受け止めることも介護職には求められます。

 

利用者の気持ちを理解し、適切に対応することができない場合、職員自身もストレスを感じてしまうでしょう。

そのような悩みや課題に対して、介護職がチームで工夫をすることができる環境が、「働きやすい」といえます。

まず、職員同士のコミュニケーションを大切にすることが重要です。

職員同士が連携し、作業量の調整や、業務内容の改善を考えることができるようにすることで、肉体的負担の軽減につながるでしょう。

また、利用者とのコミュニケーションにおいては、相手の気持ちや状況を理解することが重要です。

 

例えば、認知症の利用者に対しては、言葉や表情によっては伝わりにくいこともあるため、利用者の言動や表情から、何を求めているのかを想像することが大切です。

また、利用者の背景や価値観を理解することも重要です。

利用者の人生経験や人間関係、信条や趣味などを知ることで、利用者との関係性を深め、信頼関係を築くことができます。

さらに、介護職自身のストレスを軽減するためには、趣味や運動などの余暇活動を充実させることが大切です。

また、職員同士でのコミュニケーションや相談の場を設けることも有効です。

また、定期的な健康診断やストレスチェックを受けることも重要です。

そして、最も重要なのは、介護職の仕事に対する意識や姿勢です。

介護職は、利用者の人生の最後の時期を支える重要な役割を担っています。

利用者の人間性や尊厳を尊重し、利用者と家族に寄り添い、その人々の幸せを実現するために、常に謙虚な姿勢で仕事に取り組むことが大切です。

まとめ:【経験談】認知症に対応する介護士について

認知症の方々は、時には自分自身や周りの人々を認識できないことがありますが、適切なコミュニケーションを取ることで、彼らとの信頼関係を築くことができます。

介護士が認知症の方に寄り添い、相手の気持ちや意図を理解し、認知症の方にとって居心地の良い環境を作ることで、相手とのコミュニケーションが深まり、介護士自身も大きなやりがいを感じることができます。

「介護職はつらい!」と感じる方もいることは事実ですが、一度「介護職としての成功体験」を味わってしまえば、「楽しい仕事」「天職と思える仕事」になると思います。

介護・福祉の業界は常に多くの求人票があります。

その中から「理想の職場」「ホワイトな職場」を見つけることは至難の技です。

下記のノウハウで「理想の職場」を探すことが、『驚くほど簡単』になります。

運命は必ず良い方向に変わります♪
参考になれば幸いです。