介護・福祉業界を希望しても、「未経験」ということで、応募する勇気が出ないということもあると思います。
結論から言うと全くの未経験でも構いません。
ポイントさえ押さえれば、未経験からでも十分に活躍することは可能です。
介護や福祉の仕事は、他業界の知識・技術が活用できる可能性もたくさん秘めています。
重要なのは、介護・福祉業界のポイントを押さえることです。
今回は「未経験から介護や福祉の仕事で活躍する方法」をテーマにお伝えします。
・他業界の知識・技術が役に立つかを知りたい方へ
・すでに介護・福祉業界で未経験から働き始めた方へ
・ICTスキルは武器になる!
・代えが利かない人材になればOK!
未経験から介護や福祉の仕事で活躍する方法
未経験の方が、介護や福祉の現場で活躍するために有効な方法は、「自分しかできない仕事」を作り出すことです。
別の記事でも書いていますので参考にしていただければと思います。
職場の中で「自分の価値を上げる方法」を見つけることができるのであれば、十分活躍できると理解してもらってよろしいかと思います。
「未経験で活躍するためには、どういうポイントを押さえると良いのか?」をみていきましょう。
未経験から介護や福祉の仕事で活躍する方法「 リスクマネジメントの視点」
「これは現場で役に立つのか?リスクマネジメント的にどうたどうか?」と思うことを経験したことがあります。
介護職が未経験の方で、「アニマルセラピストの資格を用いて介護職をしたい」ということでした。
このアニマルセラピーという資格が介護職に向かないわけではありません。
実際にアニマルセラピーを提供している介護施設は少ないながらもあります。
ただし、その職場で、アニマルセラピーと介護職と一緒にしていいのか?という事を考えなければいけません。
介護職という仕事は「介護」をしなければ生活がままならない方を対象とするわけです。
つまり、病気であったり機能的に困難がある方をサポートしていくわけです。
その中では、免疫力やアレルギーにより体調を一度崩したら命にかかわる方もいます。
介護現場では、ウイルスや熱中症等、些細なことでも神経を尖らせて介護をしています。
細心の注意で介護しなければなりません。
その現場の中でアニマルセラピーというのは、「動物」を用いるわけです。
準備だったりに多大な労力を費やします。
ですので「アニマルセラピーを活用することができる職場か?」ということを考えなければなりません。
そのため「どうしてもアニマルセラピーを現場で活用したい!」と思うのであれば、現場において「リスクマネジメント的な面を許容できる」ようなサービスを提供する事業所に勤めることがよろしいかと思います。
「自身が持つスキル」と「介護・福祉職でどのような貢献ができるか」をリスクマネジメントの視点で考えるとよいです。
そうすると採用面接試験でも、志望動機などで明確な回答も出きると思います。
未経験から介護や福祉の仕事で活躍する方法「ICTスキル」
未経験の方も、現職で福祉の仕事をしている方にも、有効なスキルが「ICTスキル」です。
介護職や福祉職の方が、ご自身の待遇を上げるためにも「ICTスキル」は有効だと思っています。
未経験の方でもICTスキルがあれば、良い職場に出会いやすくなると思います。
介護・福祉関係の多くの現場では、パソコンを含めICTスキルという事に長けている方は多くありません。
よく使うスマートフォンに関しては多少の知識はあるものの、日常生活で使う LINE だったりそういったものに限定されがちです。
比較的、年齢層が高い職員が働いている職場も多いことも、関係しているのかもしれません。
そして介護・福祉職の方は、ICTスキルが専門の学校でも、現場でも教えられていないことが多いです。
業務指導で教育されるということも少ないのではないかと思います。
ただしICTスキルは必須だと思っています。
ICT のスキルさえあれば、その職場で代えの利かない存在になります。
代わる人がいない存在ということに関して言えば、「ついでに人間関係の不和からも守られる」と思っても言い過ぎではありません。
人間関係で余計なトラブルに巻き込まれたくないなら、その組織内において唯一無二の存在になる必要があります。
それが「上手く周りから認められる存在になる」ための一歩ではないかなと思います。
代えが利かない存在になればOK
現場「だけ」の職員に関して言えば、代えが利くと思ってもらってもいいです。
「現場の仕事だけをする」ことに関しては、誰かが代わりをすれば良いということになります。
誰にも代われない仕事をすることです。
これが活躍するための方法です。
代えの利かない人材になれば、現職でも未経験の方も人間関係で悩まなくて良いとということになります。
具体的に述べると
その職場に、ご年配の職員が9人、20代の職員が1名いたとします。
その20代の職員は厳しくされると思いますか?
間違いなく他の職員から可愛がられます。
「体力的な仕事はその職員に頼める」からです。
自分たちが「したくない」「できない」ことをしてくれる人ですから、無下にできません。
その20代の職員と、良好な人間関係を作っておかなければなりません。
「退職」されたら自分たちが困るからです。
つまり、その職場の中で、20代の職員は周りの職員がもっていない「若さ」という強みがあるわけです。
新しい職員が1名入ってきたが、その職員もご年配の方である。
そのような場面で、新しく入ってきた職員は前者より受け入れやすい状況になる可能性は低いです。
仕事で活躍すると人間関係で優位に立てる
ICTスキルは介護・福祉職員が現場では、なかなか「持たない・持てない」スキルです。
ICTスキルを持っているのであれば、非常に武器になります。
そうなると、人間関係で優位に立つことだって可能です。
優位に立つことは悪いことではありません。
組織(職場)に貢献しているから、「他職員からも信頼される」のです。
未経験から介護や福祉の仕事で活躍するには「ほどほど」のスキルで良い
前もって言っておきますが、ICTスキルについてはシステムエンジニアやその業界の専門家並みの知識は必要ありません。
そうなるためには途方もない努力が必要です。
あくまで「業務を効率化できる」という視点での知識です。
「行きたいところがあるけど、行き方がわからない」と尋ねられた。
こんな時どうしますか?
紙ベースの地図で教えますか?
少しICT スキルがある人は、スマートフォンで「マップをみれるアプリ」を使います。
しかし、これだけでは業務効率的な視点では不十分です。
ここまでは誰だってできると思います。
人よりも少しレベルが上である必要があります。
マップをみれるアプリを使って、
・ストリートビュー画面にできる
・所要時間を調べることができる
・道のりを調べることができる
こういったことまで出来るようになってきたら、周りの同僚に教えることができますよね?
「教える行為」「教えることができるレベル」が大事です。
「与えることができる」ことが頼りにされることになります。
まとめ:未経験から介護や福祉の仕事で活躍する方法
介護・福祉職の方が未経験だから転職する前に、資格取得を目指さなければいけないということはありません。
もちろん転職前に、介護・福祉関係の資格を取ることは、長期的な視点に立てばすごくいいことです。
必要があればご検討ください。
未経験で活躍するには、「代えが利かない人材」になることが必要です。
「代えが利く」はだめです。
未経験の方の強みも、絶対にあるのです。
それを見つけなければなりません。
自分の強みは何なのか?
それが福祉に役に立つのか?
エージェントに無料で相談して、転職を成功させる方法もあります。
長期的に働ける職場を見つけることができれば、「ワクワク」しながら毎日を働くこともできるはずです。
参考になれば幸いです。