どんな仕事でも「大変」です。
大変ではない仕事は存在しません。
「苦労が報われて後々ラクになる」ことはあるでしょうが、基本的に仕事は「大変」で「苦労する」ものです。
その報酬として「お金」をもらっています。
医療・福祉業界においては、給料のもとは「税金」になります。
給料だけではなく、仕事をする中で「感謝」「労い」をもらうことがあります。
介護・福祉の事業所は、「感謝」されることが圧倒的に多い業種だと思います。
仕事をして「ありがとう」と感謝されると、「やりがい」につながっていきます。
今回は、「感謝」をテーマにお伝えしていきます。
・社会貢献をする仕事がしたい方へ
・介護・福祉の仕事に興味がある方へ
・介護・福祉施設・事業所は同時に家族のケアも行っている!
・職員同士の「感謝」も強い!
介護・福祉は、なぜ「感謝される」仕事なのか?
「なぜ感謝される仕事か?」ということをまず考えましょう。
介護・福祉のサービスを行う施設や事業所は、一般的に言えば「福祉を必要とされる方」や「生活に困ってしまった方」などが利用されることが多いです。
つまり、介護・福祉サービスがあることによって、「生きることが助かる」ということが発生します。
例えば、インターネットの工事をされる方も社会に貢献しています。
「インターネットをしたい!」こんな方々の要望に応え、インターネットの開設に困っている方の「助け」になって工事をしたとします。
それに対して「ありがとう」という言葉をお客様からいただきます。
もちろん「嬉しい」と思われると思います。
困っていることに対して、貢献するからこそ「ありがとう」と言われます。
基本的にこの「助かるという気持ち」はビジネスで大事なものです。
これがいわゆる貢献というものです。
感謝される仕事は「やりがい」のある仕事につながる
介護や福祉の場合は困っているというレベルが違います。
自分ではどうしようもなくなってしまって、最後に頼るところが福祉ということもあり得るのです。
「高齢者の介護」で、多い流れとしては、基本的に最初の段階では在宅介護をします。
それは「介護認定調査」で、認定されないレベルの場合になります。
つまり、家族が介護の必要な方を介助するという形になることが多いです。
そこで徐々に、症状が進行もしくは老化が著しくなり、生活に支障が出てきて、再度の認定調査にて認定されるということになります。(一般的にいう要介護認定)
しかし、施設がすぐに見つかればいいですが、簡単に見つかるというわけでもありません。
それでも家族で「しばらく介助ができる範囲」は介助をするという形になります。
スポット的にデイサービスや訪問介護などの事業所が介護をすることもありますが、24時間のうち数時間程度という形が一般的になります。
つまり大部分は家族が介助するということがあります。
そのため他の家族は仕事に影響が出たり、もしくは「ヤングケアラー」という言葉が出るよう未成年が介助をすることもあります。
「簡単に施設入所ができる」わけではありません。
もちろん経済面に余裕があるのであれば、お金の力で入所先を見つけることが可能です。
しかしそうでない場合は、やはり「自分たち家族で介助を限界までする」という選択肢になります。
これは想像以上に重労働になります。
生活を支えながら介助もしなければいけないことが、とても肉体的にも精神的にも負担になるのです。
つまり「生活がままならない状態」が長く続くということです。
「やっと施設に入所できる!」
そうなった時、介助に携わってきた家族がようやく「ホッ」とすることができます。
つまり、困っていることの深さが違うのです。
それは感謝の深さが違うということでもあります
感謝される仕事である理由は、家族のケアも行っているから
介護・福祉の事業所は基本的には介護を行ってきます。
つまり自立への援助です。
もちろん介助も行なっていきます。
介護の本当の意味は、対象者の意思を尊重しながら、生活のサポートや自立への支援を意味します 。
一方で介助に関しては 、そばに付き添って手添え等を行うことを意味します。
もちろん介護・福祉事業所で介助もしますが、介助が本来のサービスというわけではありません。
介護を通しながら、ご家族のレスパイト(休憩)的な支援を行っていきます。
また介護を通して、症状の緩和なども目指していきますので、 その介護が効果的に働くと利用者もご家族も過ごしやすい日々を送ることになります。
そのため「預かってくれたから」「入所できたから」というだけで感謝されるわけではありません。
利用するにあたって、利用者だけではなくその大切な思いも含めて、ご家族全体をケアしていきます。
それには途方もない困難なこともあるのですが、理想を目指している職場は何が大切なのかというのを大事にしながら福祉活動をしています。
だからこそ介護や福祉に関わる職場は、理念や方針が一般職員まで浸透していることが、必要になります。
浸透をしていないために、介護の方針が自己流でバラバラであったり、組織としてまとまっていない職場もあります。
職員同士の「感謝」も強い
介護・福祉の仕事というのは、個人で行う仕事はほとんどありません。
基本的には個人で行ったとしても「チームプレーで行われることが多い」のです。
ですので介護や福祉の仕事は、チームプレイが主であることは理解しておきましょう。
その中で一人一人が介護や福祉の専門家として仕事をしていきます。
その中には神経をすり減らしながら行わなければならない仕事もあります。
そのためミスが起こることがよくあります。
個人プレーで行う仕事では、基本的に個人がミスをしたら個人の責任になりますが、介護や福祉の仕事に関しては、チームプレイで行なっていくためにチーム全体の責任になってきます。
つまり、相手をカバーする仕事もあります。
ミスをした後、気づいた時には「誰かがそのミスをカバーしてくれたから、事故には至らなかった」そのようなことも、仕事をしていけば多く経験するはずです。
そのため、働きやすい職場であれば必ず元気と感謝の声が飛び交っています。
つまりやりがいを持ちながら楽しく仕事できるのです。
反面、ブラックな職場であれば愚痴と怒号の声が飛び交っています 。
ブラックな職場には「燃え尽き症候群」になりやすいです。
それについては、下記の記事をご参考ください。
そのような職場があるのも介護や福祉の業界の問題でもありますが、基本は事業の性質上感謝される仕事であるのです。
まとめ:感謝される仕事は介護・福祉の仕事で決まり!
働きやすい職場は介護・福祉事業の性質上、「やりがいを感じやすい職場」です。
感謝をされることは働く者にとって「達成感を与える」ことができます。
医療業界も働くことで感謝される代表的な仕事ですが、介護・福祉の仕事は長くその人と関わっていく傾向がある為その上信頼関係というのも作っていきます。
長く利用者と関わりながら問題を解決していきます。
働きやすい職場であれば感謝とやりがいを持って仕事ができる業界であります。
是非そのような職場を見つけるべきです。
介護・福祉の業界は常に多くの求人票があります。
その中から「理想の職場」「ホワイトな職場」を見つけることは至難の技です。
下記のノウハウで「理想の職場」を探すことが、『驚くほど簡単』になります。
ブラックな職場で勤めると「愚痴」と「怒号」しか飛び交っていないような職場ではやりがいを感じることはないと思います。
それよりも「仕事が嫌になる事が出てくる」と思います。
そんなことに、絶対にならないように当ブログが参考になれば幸いです。