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【例文つき】障害者福祉施設の志望動機の書き方!5つのポイント!

障害福祉施設の志望動機の書き方をおさえましょう。ポイントは「理解」です。

人事担当者として1000人以上の介護・福祉職の方々とお話してきました。(プロフィールはこちら>>)

介護・福祉業界の中でも障害福祉分野で、転職・就職を考えた方は「直接的な利用者への生活支援」以外にも、利用者の「働くこと」を支援をする「就労支援」など幅広く、利用者への支援とは何かを考えていく仕事を行うことになります。

 

障害者福祉施設の種類に関しては、インターネットで調べればたくさんの情報が出てきますので、ここでは志望動機のみに焦点を絞りたいと思います。

 

今回は経験にもとづいて、「障害者福祉施設を志望する際の志望動機の書き方」についてお伝えします。

※例文もお伝えしますが、あくまでも参考にお願い致します。

こんな方にオススメ♪

・志望動機の書き方が分からない

・好印象を与えたい

・他の求職者と差をつけたい

 

結論

・対象者(当事者)への理解を示そう!

・感情ではなく根拠が重要!

・障害者支援以外での貢献を示そう!

・当事者ご家族への対応を示そう!

・施設の在り方に共感を示そう!

\ あなたにとって理想の職場/

【例文つき】障害者福祉施設の志望動機の書き方!5つのポイント!

ひとつひとつ詳細に説明していきたいと思います。

障害者福祉施設の志望動機の書き方:対象者(当事者)への理解を示そう

障害のある方と接してこられた経験がある方は案外少ないのです。

介護が必要な高齢者であれば、身近に親や親戚等、親しい方が「介護が必要だ」というケースも多く、多くの方が高齢者介護についてはイメージしやすいです。

 

身体障がいのある方もそうです。

視覚的にわかる障がいはイメージしやすいです。

 

しかしながら、「知的障がい」「精神障がい」「発達障がい」のある方は、外見ではなかなかわかりづらく、知らない方からは「怖い」というイメージを一方的にあるのです。

障がいのある方に関しては、高齢者の認知症等に比べて世間的に理解度が深まっているわけではありません。

ですので、障害のある方への理解を示すことは、障害者福祉施設の採用を担当者にとっては求職者を選定するための重要な要素となります。

 

当事者家族が障害福祉の職員になることも多いです。

当事者家族が障害福祉の職員になることについては、「感情的な支援になる」こともありえます。

ですので、身近な家族に障がいのある方がいることは、採用面接官は、伝え方によっては、プラスにもマイナスにも働くことは覚えていた方がいいでしょう。

家族に障がいのある方がいる場合は、伝え方をポジティブにすれば大丈夫です。

例文1:対象者(当事者)への理解を示そう

私には障害のある家族がいます。

家族も障害者施設に通っていますが、とても楽しく利用しています。

 

職場見学をさせてもらいましたが、同じく御施設の利用者の方も楽しそうに過ごしておられました。

そのような職場で働きたいと思い志望しました。

例文では、「障害のある当事者家族」だけども「施設で楽しく利用している」「この施設も同様に楽しそうである」このようにポジティブな印象を採用面接官が持てるようにしています。

障害者福祉施設の志望動機の書き方:感情ではなく根拠

なぜ「自分が障害者福祉施設で働ける人材と思ったのか?」根拠が必要になってくると思います。

例えば、「ボランティアで障がいのある方に接した時に、その障がいのある方がとても優しかったので、障害者福祉施設で働こうと思いました。」

 

このように述べてしまうと、その優しかった利用者のイメージで志望している印象になってしまいます。

「障がいのある方全員」が「あなた」にとって優しいわけではありません。

障がいのある方の一人ひとりに特性があり、人格をもっておられます。

根拠のある伝え方が重要になってきます。

例文2:感情ではなく根拠

障害者福祉施設でボランティアをさせていただきました。

お会いした障がいのある方がとても優しい方でした。

 

そこで障害福祉分野に興味を持ちましたが、一人一人の障がいの特性は違うことがわかりました。

私にとってではなく、利用者にとって優しい支援員になりたいと思い志望しました。

このように述べると、「主体が利用者である」福祉支援の原則をしっかり理解していることも同時にアピールできていますし、目標も伝えています。

障害者福祉施設の志望動機の書き方:障害者支援以外でも貢献できることを示そう

先に述べたように「障がいのある方の支援」は何も介護系だけではありません。

軽作業や就労の支援をする事業所もあります。

生活全般を支えるための様々な支援があります。

「自分が得意とするもの」を「貢献すること」に結び付けられると良いかと思います。

例文3:障害者支援以外でも貢献できることを示そう

私は趣味でお菓子作りをします。

そのお菓子作りを通して、利用者の工賃をあげられないかと考えています。

 

御施設は積極的に新しいことにチャレンジされておられます。

チャンスがあれば、私も貢献できるものではないと思い志望致しました。

障がいのある方への直接的な支援だけでなく、将来的には「企画」に対するリーダーの役割も期待できるような印象を与えることができます。

障害者福祉施設の志望動機の書き方:当事者ご家族への対応も示そう

当事者ご家族も支援していく対象になります。

当事者本人にアプローチする事はもちろんですが、実際の現場では、ご家族の方をより支援していることもあり得るのです。

ですので、ご家族へのアプローチも書くと良いでしょう。

例文4:当事者へのご家族への対応も示そう

利用者のみならず、ご家族もサポートできるような仕事をしたいと思います。

利用者ご家族が、穏やかに過ごされるとご本人も穏やかに過ごされると思います。

 

そのような職員になるために、御施設は「勉強できる職場」だと思い志望いたしました。

例文では、「ご家族への支援も行うことを視点として持っている」だけでなく、それが「勉強できる職場」であることを伝えることによって、その施設の支援の質を褒めています。

障害者福祉施設の志望動機の書き方:施設の在り方に共感を示そう

その法人や事業所に、理念や方針があるのであれば、それに共感する姿勢を示した方がよろしいかと思います。

 

「具体的な理念や方針」「最近の動向など」に関する情報は、転職サイトが特に情報をもっています。

(障がい福祉事業の求人もかなり豊富です。興味があればどうぞ♪>>)

 

その理念や方針が「形だけ」「あるだけ」のものになっていないか?については、職場見学等で調査が必要になってきます。

 

しかしながら、職場見学など行って、その理念に向かって仕事をしているとわかれば、それに共感する姿勢を出した方がいいです。

例文5:施設の在り方に共感を示そう

御施設の理念や方針の在り方は、これからの障害福祉の発展に必要になると思います。

 

職場見学する際に、職員の方々も理念をよく理解されておられたように感じました。

その一員になりたいと思い志望しました。

理念だけでなく、職員の教育体制もさりげなく「共感」している姿勢を伝えています。

番外:状況による障害者福祉施設の志望動機の書き方

状況によって、志望動機の書き方も変わってきます。

大きくは先に述べたポイントと変わりありませんが、比較的多い状況への例文を紹介したいと思います。

障害者福祉施設の志望動機の書き方:他分野からの転職

基本的に高齢者の分野で経験されていても、児童分野の経験をされていても、その他の福祉分野でも問題はないかと思います。

例文:他分野からの転職による志望動機

高齢者の介護では、ご本人だけではなく、ご家族もサポートすることを心がけてきました。

 

基本的なものは変わらないと思いますが、御施設では「違う」部分も多く学べると思いましたので志望しました。

福祉分野で働いておられたら、基本的に「福祉を必要とされる方」の理解はあると考えます。

 

ですので、障害福祉分野が未経験でも、デメリットに考える障害者福祉施設は少ないかと思います。

勉強する姿勢を見せることが重要です。

障害者福祉施設の志望動機の書き方:ブランクの場合

基本的にブランクからの志望動機の場合は、思ったことを書かれて問題ないかと思います。

難しく考えない方がいいです。

例文:ブランクからの志望動機

他の業界に勤めてましたが、もう一度障害福祉の業界に戻りたい強く思いました。

 

以前勤めていた障害者福祉施設から10年ブランクが空いておりますが、他業界で培ってきた考え方も御施設での中で活かせると思い志望しました。

あまり難しく考えず、「持っている自身の強み」が活かせるような伝え方にしています。

障害者福祉施設の志望動機の書き方:未経験の場合

とにかく勉強をしたいという考え方で行くと印象が良いかと思います。

未経験の方については、こちらにも活躍できるためのノウハウを記事にしています。

 

また、未経験の方の場合は、取り組みやすいおすすめ事業についての記事を書いています。

(上記に関連した記事はこちら>>)

例文:未経験からの志望動機

障がいのある方の支援は、一人ひとりに合わせた、とても難しい支援であることが、本で読んで分かりました。

 

実際に職場見学にさせてもらいましたが、職員の教育体制にも定評がある御施設で学ばせていただけると思い志望致しました。

自分自身でも勉強をしている姿勢を伝えることはもちろんですが、勤めることによっても「勉強させてもらえる」ことを伝わるようにしています。

 

※未経験の方は特に「未経験に強い転職エージェント」を利用されると、いい職場も見つけやすいですよ。

(未経験者に特に優しい介護・福祉転職サイト♪)

 

特に学ぶ姿勢が伝われば好印象です。

採用面接官は特に「育成」の視点をもっている方であれば、勉強姿勢がある求職者の方は特に印象が良いです。

まとめ:【例文つき】障害者福祉施設の志望動機の書き方!5つのポイント!

障がいのある方が、「地域で暮らせるように」障害福祉の多くの事業所は精一杯努力をしています。

障がいのある方への理解は進んできている部分もありますが、やはり「まだまだ不十分」のところもあります。

 

実際に勤めてみるとすごく大変なところも見えてくるはずです。

だからこそ、志望動機の部分で「障がいのある方に対して理解をしている」ことを伝えることは非常に印象がよろしいのです。

 

例文はあくまでご参考にしていただければと思います。

実際に採用試験・面接を受けられる方はがんばってください。

応援しています。

\最後まで読んでくれてありがとう♪/

参考になれば幸いです。