「介護職は所得が低い!」というイメージが一般的にあります。
なおかつ激務で、ストレスも抱えやすいといわれていることがあります。
ですので、介護・福祉を仕事として選ぶことに対し、将来を心配する声は少なくありません。
しかし、これはイメージが先行しているだけです。
実際には的を得たことではありません。
介護・福祉業界が全ての職場が、イメージ通りのというわけではありません。
介護・福祉業界の中でも、労務環境の改善などに成功しているところは、 待遇もよくプライベートな時間も確保しながら働くことができます。
一般企業のほうが、はるかに激務で待遇が低いこともあるくらいです。
将来を心配する気持ちもわからなくはありませんが、介護・福祉業界のみならず、働く人たちが「確実に将来が安心」ということはないと思います。
今回は「パートナーが介護職だった場合」をテーマにお伝えをしたいと思います。
・彼氏・彼女が介護士で将来を不安に思っている方
・実際に介護士とお付き合いしている方
・恋している人が介護士の方
・介護士がタイプの方
・良い職場なら全く問題ない!
・働く場所には困らない!
・業界的には待遇が改善傾向!
・共働きを考えているならなおさらOK!
介護職は将来の生活が大丈夫といえる理由
「将来の生活をどのように考えているか?」は人それぞれ違います。
- 結婚したい
- 子どもが○人欲しい
- 何不自由なく暮らしたい
「どのような生活がしたいか?」それぞれ違いますし、暮らしにかかるお金の問題は、インターネットで調べればそのような情報は山ほど見つかります。
ちなみに「何不自由なく暮らしたい!」からと言って「億万長者のような暮らしをしたい!」という意味であれば、残念ながら介護・福祉の仕事であれば難しいです。
実際にはできなくもないですけども、「起業して成功すること」が必要になるかと思います。
起業して成功することになれば、この記事のテーマと違うことになってしまいます。
あくまでも介護・福祉従業員として進めていきたいと思います。
では、介護職の将来が大丈夫といえる理由を考えていきましょう。
介護職は将来が不安?大丈夫といえる理由:良い職場なら全く問題ない!
実はこれが答えです。
断言できますが、職員に対し良い職場なら全く問題がありません。
その理由は、介護・福祉業界の傾向で言えば拡大傾向です。
この拡大傾向というのは「見込み客」が非常に多いといえます。
つまり2025年に団塊の世代の方々が「後期高齢者になる」
2025年問題について着目するのならば、ビジネス的な考え方で言えば大チャンスです。
だからといって、利益主義に走ったり、人的コストを削って儲けを増やそうとするような経営の仕方になっていけば、福祉的な考え方はおざなりになります。
職員にとっても働きにくい職場になります。
つまりブラックの職場になります。
ブラックの職場になれば給料が低いどころか休みを取ることもままならないということになると思います。
これが今現在の「介護・福祉業界の職場の大きな問題」です。
人材不足もありますが、「長く勤務をし続けることができる職場少ない」のです。
ワーク・ライフ・バランスが崩れていくため、家庭に時間をとるということがなくなってきます。
そうなってくると、「業界自体の将来が明るくても、その職場の将来は残念ながらない」と言わざるを得ません。
そのような職場で将来を考えることは難しいと思います。
ですので、ホワイトな職場(職員にとって良い職場)であれば、個人的には「一般企業で勤めておられる方より将来性はある」と思います。
倒産する可能性も、一般企業より低いことは有名です。
また、事業としては安定をしている業界です。
長く勤めていけばいくほど評価をされる業界でもあります。
介護職は将来が不安?大丈夫といえる理由:働く場所には困らない!
介護職は誰でもできるものではありません。
誰でもできると勘違いされていることがありますが、おそらくそれは介護ではなく「介助」を指しています。
本来介護は「自立に向けた支援の一つの方法」であります。
介護は簡単にはできません。
ですので、介護福祉士は専門職としての国家資格になっています。
介護の業界では、介護福祉士が代表的ですが、それだけでなく福祉系国家資格を取得しているのであれば、基本的にどこでも働く場所は困らないと考えていいです。
ただし注意点もあります。
どこでも働けるのですが、職場選びに困るのです。
良い職場に当たらないと、将来はなかなか見通せない状況になると思います。
介護職は将来が不安?大丈夫といえる理由:業界的には待遇が改善傾向!
介護・福祉業界的は待遇が改善傾向にあります。
処遇改善に対する様々な手当が行政主導で行われています。
現在は「介護職員等ベースアップ等支援加算」という名称に変更になっています。
「こういった手当てはいつか打ち切られる」
介護・福祉の業界ではそのように考えている経営関係者もいます。
たしかにそうです。
国からの補助が永続するという保証はありませんが、その間に経営を強化することに注力すべきです。
国からの補助が十分にあるこの期間の中で、きちんと経営を健全化させるような仕組みに職場がなれば待遇に関する安定感は増すのではないかと思われます。
つまり、積極的に改善をしている事業所は将来性が高いと言えるのです。
逆に今に甘んじている法人・事業所は、国の考え方ひとつで経営的な窮地に立たされることはあり得るかもしれません。
そのような職場であれば、将来は厳しいこともあるかもしれません。
経営改善を続けている職場は、将来的にも持続できることになります。
介護職は将来が不安?大丈夫といえる理由:共働きを考えているならなおさらOK
現在は結婚されて、世帯も持っておられる方の多くが、ダブルワークをすることが当たり前の時代になっています。
そうなると「金銭的な面」では、生活しやすくなるのではないかと思われますが、育児や突発的な何らかの理由で、「どちらか片方しか働けない」という状況になる可能性は「ゼロ」ではありません。
そうなっても「職場が配慮してくれる」ところであれば、柔軟な働き方が可能です。
例えば、育児しながら働く事に関しても
上記のような勤務方法を柔軟に変えている方もおられます。
もちろん仕事である以上、時短勤務をすると所得は減ることになりますが、戻る時にはその時短勤務の中でも、貢献をしてくれたことを評価された上で、再びフルタイムに戻れることも可能です。
働き方の改革はどんどん進んでいるのです。
まとめ:【彼氏・彼女が介護職】将来が不安?大丈夫といえる理由
介護・福祉職のイメージは「ネガティブ」だと思われる方もおられるかもしれません。
確かに十数年前まではそのようになっていました。
個人的にもそう思います。
ただし、意外と早いスピードで改善は進んできています。
業務改善が遅れているところは「労務倒産」をしている事業所も増えてきました。
働く人材がいないから事業を行うことが難しいのです。
労務倒産を避けるために、「とりあえず誰でもいい」と人材を採用してしまいます。
そのような採用は色々な所で問題を起こしてしまいます。
負の連鎖です。
経営を立て直すことは時間がかかることです。
ただし、「愚直に事業を経営し、業務改善を進めてきた事業所は、今ではホワイト企業」として介護・福祉の職場を引っ張っている法人事業所はあります。
そのような職場を見つけて勤められると、将来は特別仕事で困るということはないのではないかと思います。
介護・福祉の業界は常に多くの求人票があります。
その中から「理想の職場」「ホワイトな職場」を見つけることは至難の技です。
下記のノウハウで「理想の職場」を探すことが、『驚くほど簡単』になります。
参考になれば幸いです。