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介護士の結婚事情:彼氏・彼女が介護職でも全く問題ない4つの理由

彼氏・彼女が介護士だから不安?それは介護士ではなく、職場に問題がありますね。

人事担当者として1000人以上の介護・福祉職の方々とお話してきました。(プロフィールはこちら>>)

「介護職は所得が低い」
「休日が合わないので、遊べない」

そんな実情もあり、結婚しづらいと言われています。

なおかつ激務で、ストレスも抱えやすいといわれていることがあります。

ですので、介護・福祉を仕事として選ぶことに対し、将来を心配する声は少なくありません。

しかし、これはイメージで判断しているだけです。

現実を反映したことではありません。

介護・福祉業界が全ての職場が、イメージ通りというわけではありません。


介護・福祉業界の中でも、職場環境の改善などに成功しているところは、 待遇もよくプライベートな時間も確保しながら働くことができます。

確かに、入所施設での勤務などになれば、夜勤等があるので休日が合わないということはあるかもしれませんが、その代わりに、年間休日を多くしたりしている職場はたくさんあります。

一般企業のほうが、はるかに激務で待遇が低いこともあるくらいです。

将来を心配する気持ちもわからなくはありませんが、介護・福祉業界は確実に「働く職場で格差」がでてきています。

今回は「介護士の結婚事情:彼氏・彼女が介護職でも全く問題ない理由」をテーマにお伝えをしたいと思います。

こんな方にオススメ♪

・彼氏・彼女が介護士で将来の結婚を考えている方へ

 

結論

・介護士の将来はむしろ「明るい」です。しかし施設・事業所(職場)に格差が出てきています。大事なのは「働く職場」です。

\ あなたにとって理想の職場/

介護士の結婚事情:彼氏・彼女が介護職でも全く問題ない理由

「将来の生活をどのように考えているか?」は人それぞれ違います。

  • 結婚したい
  • 子どもが欲しい
  • 何不自由なく暮らしたい

「どのような生活がしたいか?」それぞれ違いますし、暮らしにかかるお金の問題は、インターネットで調べればそのような情報は山ほど見つかります。

ちなみに「何不自由なく暮らしたい!」からと言って「億万長者のような暮らしをしたい」という意味であれば、残念ながら介護・福祉の仕事であれば難しいです。

 

実際にはできなくもないですけども、「起業して成功すること」が必要になるかと思います。

一般的な生活であれば、基本的に何不自由なく過ごすことは可能です。

実際にそういう人がたくさんいますし、特別に管理職等の役職につかなくても、一般職員の介護士として働いて実現している方もたくさん知っています。

介護士といえば、待遇があまり良くないことがイメージとしてありますが、実際には働いている職場でだいぶ違ってきます。

つまり、介護士の仕事に対してあまり良いイメージを持たれていない方は、悪い職場で働いている介護士をイメージしているんだと思います。

実際にそういう事実はあります。
長時間労働をしなければいけないし、休みもない。その割には待遇も悪い。

そんな事情のもと、働いている介護士も多いですが、そういった場所から抜け出し、転職に成功すれば、いい職場に勤めることができ、介護士として生活をしていくことは可能です。


では、介護職の将来が大丈夫といえる理由を考えていきましょう。

1.介護士の結婚事情:良い職場なら全く問題ない

実はこれが答えです。

断言できますが、職員に対し良い職場なら全く問題がありません。

その理由は、介護・福祉業界の傾向で言えば拡大傾向です。

この拡大傾向というのは「見込み客」が非常に多いといえます。

つまり2025年に団塊の世代の方々が「後期高齢者になる」

2025年問題について着目するのならば、ビジネス的な考え方で言えば大チャンスです。


だからといって、利益主義に走ったり、人的コストを削って儲けを増やそうとするような経営の仕方になっていけば、福祉的な考え方はおざなりになります。

職員にとっても働きにくい職場になります。

つまりブラックの職場になります。

ブラックの職場になれば給料が低いどころか、休みを取ることもままならないということになると思います。


おそらく、彼氏や彼女が介護士で結婚やお付き合いに不安に思われている方は、この部分が強いと思います。

つまり、介護士という仕事が問題ではなく、「職場による」のです。

簡単に夜勤がない職場であれば、プライベートな時間を確保できるだろうと思っていれば、それは危ないです。

夜勤があっても休みをしっかりと確保し、欲しい手当も支給している職場もありますし、日勤がメインでも残業だらけの職場はたくさんあります。

 

これが今現在の「介護・福祉業界の職場の大きな問題」です。

人材不足もありますが、「長く勤務をし続けることができる職場少ない」のです。

ワーク・ライフ・バランスが崩れていくため、家庭に時間をとるということがなくなってきます。

そうなってくると、「業界自体の将来が明るくても、その職場の将来は残念ながらない」と言わざるを得ません。

そのような職場で将来を考えることは難しいと思います。

ですので、ホワイトな職場(職員にとって良い職場)であれば、個人的には「一般企業で勤めておられる方より将来性はある」と思います。

倒産する可能性も、一般企業より低いことは明らかです。

また、事業としては安定をしている業界です。

長く勤めていけばいくほど評価をされる業界でもあります。

2.介護士の結婚事情:どこでも働くことができる

介護職は誰でもできるものではありません。

誰でもできると勘違いされていることがありますが、おそらくそれは介護ではなく「介助」を指しています。

本来介護は「自立に向けた支援の一つの方法」であります。

介護は簡単にはできません。

ですので、介護福祉士は専門職としての国家資格になっています。

介護の業界では、介護福祉士が代表的ですが、それだけでなく福祉系国家資格を取得しているのであれば、基本的にどこでも働く場所は困らないと考えていいです。
(介護初任者や介護実務者であれば、ステップアップも目指せます)


ただし注意点もあります。

どこでも働けるのですが、職場選びに困るのです。

良い職場に当たらないと、将来はなかなか見通せない状況になると思います。

もし何らかの事情で引っ越し等のことを考えなければならないとするのであれば、働く先を見つけることは簡単です。

これが一般的にどこでもできるような仕事ではない場合は、その業界から離れる必要も出てきますが、介護・福祉の関連事業所は全国どこでもあります。

3.介護士の結婚事情:業界的には待遇が改善傾向

介護・福祉業界的は待遇が改善傾向にあります。

処遇改善に対する様々な手当が行政主導で行われています。

現在は「介護職員等ベースアップ等支援加算」という名称に変更になっています。


「こういった手当てはいつか打ち切られる」

介護・福祉の業界ではそのように考えている経営関係者もいます。

たしかにそうです。

国からの政策だけを当てにせず、自分たちの努力で介護士職員の待遇を上げようと業務改革を行っている職場があります。

そのような職場に努めることになると、業界の中でもトップクラスの待遇であることは期待できます。


待遇面という意味で言えば、過去はそれほど差がなかった部分があるのですが、今現在ではかなりの差が出てきていると思っていいです。

例えば、同じ町内の介護施設でも、

A事業所では残業もなく、手取りで25万円ぐらい。

B事業所では残業も夜勤もあって合わせて手取りで23万円ぐらい

というような状況もあります。

 

つまり、積極的に改善をしている事業所は将来性が高いと言えるのです。

逆に変化を起こせない法人・事業所は、国の考え方ひとつで経営的な窮地に立たされることはあり得るかもしれません。

そのような職場であれば、将来は厳しいこともあるかもしれません。

経営改善を続けている職場は、将来的にも持続する可能性をつくることができます。

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4.介護士の結婚事情:共働きの考え方もあり

現在は結婚されて、世帯も持っておられる方の多くが、ダブルワークをすることが当たり前の時代になっています。

「いい職場」の定義というのは人によって様々です。

例えば、休日やプライベートを優先したいので、しっかりとそこら辺のバランスが取れていることが良い職場の条件としている人もいると思います。

そうなってくると、休日はしっかり取れるけども待遇はあまり良くないということもあるかもしれません。


そのような場合は、共働きは素晴らしい選択肢になります。


しかし、共働きになると「金銭的な面」では、生活しやすくなるのではないかと思われますが、育児や突発的な何らかの理由で、「どちらか片方しか働けない」という状況になる可能性は「ゼロ」ではありません。

そうなっても「職場が配慮してくれる」ところであれば、柔軟な働き方が可能です。

例えば、育児しながら働く事に関しても

一定の期間だけは時短勤務にし、小学校に上がる年齢になったら、またフルタイムに戻す。

上記のような勤務方法を柔軟に変えている方もおられます。

 

もちろん仕事である以上、時短勤務をすると所得は減ることになりますが、戻る時にはその時短勤務の中でも、貢献をしてくれたことを評価された上で、再びフルタイムに戻れることも可能です。

働き方の選択肢はどんどん多くなってきています。

まとめ:介護士の結婚事情:彼氏・彼女が介護職でも全く問題ない4つの理由

介護・福祉職のイメージは「ネガティブ」だと思われる方もおられるかもしれません。

確かに十数年前まではそのようになっていました。

個人的にもそう思います。

ただし、意外と早いスピードで改善は進んできています。

業務改善が遅れているところは「労務倒産」をしている事業所も増えてきました。

働く人材がいないから事業を行うことが難しいのです。

労務倒産を避けるために、「とりあえず誰でもいい」と人材を採用してしまいます。

そのような採用は色々な所で問題を起こしてしまいます。

負の連鎖です。

経営を立て直すことは時間がかかることです。

ただし、「愚直に事業を経営し、業務改善を進めてきた事業所は、今ではホワイト企業」として介護・福祉の職場を引っ張っている法人事業所はあります。

そのような職場を見つけて勤められると、彼氏・彼女が介護士として働いていることに何の不安も感じないと思いますよ。

将来、結婚に至っても特別「仕事で困る」ということはないのではないかと思います。

\最後まで読んでくれてありがとう♪/

参考になれば幸いです。

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