「前職を3ヶ月もたたないで退職してしまった」
「腰を据えて働きたいが、長く勤めることが苦手」
このようなお困りごとはありませんか?
短期退職を繰り返してしまった場合、どうしても働くということに対してマイナス面に働くことは多くあります。
そのため次の転職先を見つけようとしても、内定をもらえない状況にも陥りやすいです。
前職を短期退職した場合は、「どうしようもない事情の場合」は全く気にする必要はありません。
正当性を具体的に説明できるからです。
問題となるのは「そうではない短期の退職の場合」です。
どうしようもない短期退職の場合は、正当性をしっかりと説明することによって、正しく採用面接官に判断してもらうことは可能ですが、そうでない場合は、伝え方に相当気をつけていかないとネガティブな人材として評価される可能性は高いです。
短期退職については、アルバイトやパートで働こうとする場合は、影響がほとんどありませんが、正規の職員で働こうとする場合は、「信用できる人材か?」が焦点の一つになります。
ですので「すぐ辞めるリスクのある職員」は、雇う側からすればコストパフォーマンスが悪いのです。
今回は「前職を短期退職した場合の採用面接対策」をテーマにお伝えします。
※短期の退職の定義を今回は1年未満とします
・履歴に退職が多い方へ
・採用面接を控えている方へ
・短期退職が多い方へ
・「腰を据えて」働きたいと希望している方へ
前職を短期退職した場合の採用面接対策が必要な理由
短期退職が「採用面接をする人事担当者」に悪い印象を抱かせやすい原因は、採用しても「すぐ辞める」とイメージされやすいことにあります。
例えば、「出産」や「パートナーの転勤に伴う退職」などこのような場合、退職が短期になってしまっても堂々と説明できることなので気にする必要はありません。
介護や福祉業界は、女性が主になる事業所が多いので、「どうしようもない事情」での短期での退職は多い方です。
ですが、それ以外の理由による短期退職については、日本の労務的な文化では、あまり良い印象にならない職場が多いです。
「3年は同じ職場で働くべき」
「永年勤続をすることが正しい姿である」
「キャリア=その職場で構築されるものである」
このような考え方が多いことも事実です。
少しずつ・ゆっくり上記の働き方の考えが変わってきてる感じもしますが、短期退職を繰り返してしまうと、「信用」にも関わってきますので、上手に説明する必要があります。
日本の労働人口は、少なくなってきている傾向にあります。
「労働力を確保しよう!」と良い条件を提示したり、または転職について行政も支援する施策もあったりします。
代表的なものには「労働移動支援助成金」があります。
行政も労働人口を確保するために、リカレント教育(学び直し)などを取り入れ積極的に支援しようとしています。
そのことがきっかけで、転職に積極的な人材はキャリア構築をしていると捉え、転職=キャリア構築と捉える企業も増えてきたことは事実です。
介護や福祉の業界でも、短期退職での転職の許容度はゆっくりと広がってはいますが、「正社員」で働こうとするのであれば、信用が必要になりますので、「人材募集に急ぐ必要のない職場」は内定が難しくなることは頭においておくべきです。
前職を短期退職した場合の採用面接対策のポイント
先述しましたが、短期の退職が許容できるケースとして「どうしようもない理由」や「理由が明確かつポジティブ」なものであるときです。
上記のようなものは、短期で退職されたとしても気にする必要はないかと思います。
最も誤解されたくないケースは、「人間的に問題があると判断される」ことです。
基本的に「アルバイト雇用」や「非常勤」であれば問題はありません。
「正職員」「正規雇用」の立場で、短期退職を繰り返していた場合「信頼」はなかなか難しい状態になってしまいます。
このように考える職場も多いです。
このことにより「長期的に活躍してもらえる人材に投資したい」と考える企業には「どうせすぐに辞める」と短期退職を繰り返すことが、デメリットに映ります。
ですので、他の部分でネガティブイメージを払拭させることが必要になってきます。
前職を短期退職した場合の採用面接対策の具体的例
短期での退職を繰り返すことは、イメージ的にネガティブに映りますが、採用試験で短期退職を払拭するぐらい他の部分でイメージを良くすればいいわけです。
そのために、志望動機や働く上での価値観などは、しっかりと丁寧に説明するべきです。
書き方については、下記の記事にノウハウをまとめてます。
短期での退職を繰り返すと、ビジネス上の信頼が低くなる傾向にあります。
採用面接官に「どうせすぐに辞める」と思わせては損です。
過去の履歴を「変更することや、偽ること」はできませんが、明確な理由と決断があれば堂々としていればいいのです。
採用面接官:
「短期での退職を繰り返されているようですが、理由を教えてください」
求職者:
「職場が合わなかったからです」
これはNGです。
具体的ではありません。
採用面接官:
「短期での退職を繰り返されているようですが、理由を教えてください」
求職者:
「私は最終的な目標として、福祉サービス事業を経営したいと考えています」
「そのために様々な所で勉強させてもらいました」
「私は学べるところに勤めたいと考えています」
「御施設では学べるところが多いと印象をもっています」
このように述べると「短期退職を繰り返している」理由が、目標があってポジティブなような印象を与えることができると思います。
その上
「目標があるので、長期的に勤務する事が安易にお約束できない事情があります」
「その点をご配慮いただければと思います」
このように応えたら、交渉にもなり得るかもしれません。
まとめ:前職を短期退職した場合の採用面接対策
短期退職については、どうしようもない事情であれば、全く気にする必要はありません。
不明確な理由で「繰り返す」ことが、採用面接官の印象が良くないのです。
ただしポジティブに、そして丁寧に説明できれば悪い印象までは与えないことは可能です。
特に将来目標があるから、勉強をしているという伝え方をすれば、「将来を考えている人材である」「将来的にネットワークとして、事業パートナーになり得る可能性がある」と評価を高くする場合もあるでしょう。
その方が将来性を考えてくれるような職場を、応募先にされると内定を勝ち取る可能性は高くなると思います。
短期退職自体は、パートやアルバイトの職員で働こうと思うのであれば、あまり問題はありませんが、正規の職員で働こうとするとネガティブな面に働くことが多いです。
そのため「腰を据えて。働ける職場」を見つけるべきです。
介護・福祉の業界は常に多くの求人票があります。その中から「理想の職場」「ホワイトな職場」を見つけることは至難の技です。
下記のノウハウで「理想の職場」を探すことが、『驚くほど簡単』になります。
参考になれば幸いです。