いざ「転職しよう」として準備に取り掛かると、趣味や特技の欄がある履歴書は、どのように書けばいいのか難しいと感じることがあります。
案外これが難しいもので、「どのようなことをことを書けばいいのか?」悩みやすい箇所でもあります。
実際のところ、本当の趣味・特技を書くことは構いませんが、面接で大事なことは
1.その趣味・特技を伝えることで、面接の中で話が広がること
2.仕事に活かせると採用面接官がイメージできること
この2つが重要です。
ですので、単純に「正直な趣味・特技を書く」ことが、プラスと出るのか? マイナスと出るのか?は不透明なところがあります。
「せっかくなら効果的な書き方にしたい!」と考えることは当然のことだと思います。
趣味・特技がないのであれば、介護や福祉業界のスキルに結びつきそうなことを書けばいいのです。
趣味・特技が悩ましい場合の履歴書への書き方をテーマにお伝えします。
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履歴書の趣味・特技の欄を効果的に書く方法
趣味・特技を面接で聞かれる際にも、「何と答えていいのか?」 案外難しいものです。
また履歴書に書くにしろ「なんと書いていいのか?」は案外困ることも多いと思います。
そんなこともあり、履歴書の中に趣味・特技がない履歴書を使われる方もいますが、個人的には大変もったいないと思います。
書き方に困る理由は、「その趣味・特技がいい方向に見られるのか?」というところが案外難しいことが原因ではないかと思います。
例えば、趣味がゲームだとしましょう。
この際、PC ゲームでもテレビゲームでも、何でも構いません。
若い方は「ゲーム」が趣味の方は多いのではないでしょうか?
ただこれが、介護や福祉の業界で何に役に立つのか?
その部分が見えないまま、単純に「趣味はゲーム」と書いていいのか?というところが難しいのではと思います。
他にも多くの方が、履歴書に書く「読書」や「映画鑑賞」など鉄板としてあります。
「読書」や「映画鑑賞」の趣味がどの程度のレベルか?これも難しいところです。
突き詰めて「専門的」になってしまうと、それも趣味ではなくビジネスとして成り立つ レベルになってしまいます。
となれば、面接官は「なぜそちらの道をビジネスに活かさなかったのですか?」と話題が変わってきてしまいます。
丁度いい塩梅が必要になってくるのです。
一般的に「採用面接内」での趣味といえば、ストレス解消等の意味を指すことが多く、「日頃少し時間が空いた時、たしなむ程度」のレベルと思います。
実際の採用面接でも「何の映画が特にお好きなんですか?」 という問が出され、タイトルを述べるだけで終わってしまう求職者の方も多いです。
趣味や特技は履歴書にどんな書き方をすれば効果的なのか?
ここで前提を考えてみましょう。
「趣味・特技の記入欄が履歴書になぜあるのか?」
私は採用面接の面接官をする際には、積極的に聞きます。
これには個人的に2つの目的があります。
1.仕事以外でのその人のパーソナリティー(人柄)を知りたい。
2.話のタネになりやすく面接がスムーズに進められる。
上記から、「その人をよく知りたい」と思う面接官には、趣味・特技を伝えることはアピールポイントになります。
採用面接の面接官を生業とする方にとっては、もっと違う意味があるのかもしれませんが、私が採用面接をする際には、この2つを視点に見ていました。
ここで効果的な書き方にするためには、
1.介護や福祉の仕事に使えること
2.自分の人柄が具体的に伝わること
この2つを意識すれば、自ずと効果的になるのではと思います。
例文1:趣味・特技が「ゲーム」の場合
履歴書の特技・趣味の欄に「ゲーム」と記入するとします。
これだけでは、ほぼ伝わりません。
面接官の年代・年齢によっては、「つまらない趣味」として目にとめない面接官もいます。
「その人を知ろう」とする面接官も、「なぜゲームがお好きなんですか?」ぐらいのことしか質問しないと思います。
ですので、これだけでは効果的な印象になりません。
ではどのようにすればいいのか?と言うと、先ほど述べたように「仕事で使えるように、または人柄がイメージできるよう」にと変えればいいだけです。
例えば、
このように書けば、面接官は履歴書を見る際に目を引きやすくなります。
「考える時間があるゲームって何だろう?」
そのように疑問を抱かせれば、すでに効果的に面接官の関心をひくものになっています。
「考える時間があるゲーム」と書かれていますが、どのようなものですか?
このように聞かれたら、詳細を述べればよいのです。
ゲームも色々な種類がありますが、特に私は「じっくり考えて最適な行動」を選びたいタイプですので、「考える時間があるようなゲーム」が好きです。
考える時間があるゲームは、たとえ失敗してもフィードバックしやすいので上達することが早くなります。
ゲームも上達すると面白くなります。
ですので、私は考える時間があるようなゲームが得意ですし、好きです。
このように応えれば、その人の人柄や仕事のやり方が想像できませんか?
「この人財は失敗しても反省をすることができるな」
「行動する前に頭を先に働かせる慎重派だな」
大概の面接官はこのようにイメージするはずです。
そうなると、採用後の育成イメージもつくので、マネジメントしやすい人財として好印象にもなります。
効果的に魅せる書き方は、「イメージを与える」ことが大切なポイントです。
特技・趣味を書く欄が狭くあまりかけないのであれば、口頭で補足す説明をすればいいのです。
つまり、「趣味はゲーム」だけで終わらせず、「趣味は〇〇ようなゲーム」と具体性を持たせるだけで効果的になります。
面接の中で例えば、「具体的にどのようなゲームのタイトルですか?」 とか聞かれたら、もっと深い話に発展していければいいんじゃないかなと思います。
その時点で面接官は、「あなた」に興味を持っていると確信していいと思います。
例文2:趣味・特技が映画鑑賞の場合
趣味が「映画鑑賞」と書かれる方も非常に多いと思います。
ただほとんどの方が私の経験では映画鑑賞と書く方は、たまに月1回ぐらい映画館に行く。もしくは、テレビで流れる映画を週末に見るぐらいの方が多いです。
そのような頻度で趣味を「映画鑑賞」 と書く方は多いような気がします。
ただそれでも十分な趣味になりますので書くことをおすすめします。
(空欄にすることだけは絶対にやめたほうがいです。)
効果的に書くには、先でも述べたように具体的に書くことが必要になってきます。
これではなかなか難しいです。
これに「介護や福祉で役に立ちそうな種類の映画」に絞ると良いかと思います。
介護や福祉の仕事の性質は、「人や人生・命・生活」 このような部分をテーマにすることが多いです。
このように書くだけでも、「福祉的な考え方をされる方なんだな」と人柄が見えやすくなります。
特技・趣味を記入し、履歴書にて紹介することは、人柄を具体的に評価してほしい・評価すると考えて良いです。
そのため(あえて)少しだけ具体的に書くことが効果的になります。
採用面接は、能力を測ったり、成長度を見定めたり、そのような総合的な評価をする部分もあるのですが、
信頼できる人か?
信用できる人か?
これが前提としてあります。
このような前提があり、採用面接を行いますので、人柄を見抜くことが採用面接をする側としてポイントになります。
そうなれば求職者側がすることは、人柄を見せれるような履歴書や面接対策を行えば、好印象に移りやすくなります。
介護や福祉業界でも、もちろん能力や経歴を重視する採用面接官もいますが 、そのような採用面接を行う職場は、職場の雰囲気は優先としてなく、成果主義 や個人プレーが横行するような職場が多いので、一般的には「働きにくい職場」であることが多いです。
「働きやすさ」を意識する職場は、最優先として人柄を評価します。
よって、能力や経歴がどんなに立派でも人柄に疑問を持てば、採用しません。
職場の雰囲気が大きくネガティブな方に変わると大量離職につながる可能性もあるからです。
人柄を重視するような風土がある職場が働きやすいのは、チームプレイが必要な業界はどの業界でも同じと思います。
例文3:特技や趣味がない場合
特技・趣味がなく無理やり書いている方も多いのではないでしょうか?
別に本当になくても構わないのですが、 空欄にすることだけはやめたほうがいいです。
ですので、その場合は「自分がどういう人間なのか?」と自己評価をすることがまずは必要です。
自分の「性格」に着目することがいいでしょう。
例えば、「自分は人見知りな性格」思う方は、ポジティブに言い換えれば、「よく人を観察する人」でもあると思います。
対象者に慣れるまで時間がかかることは、信頼できる人かどうかを見定める方であるとも思います。
ですので、そういった場合は
上記のように書くと良いでしょう。
採用面接官によっては、ユニークな回答として興味を引く方もいます。
問われた際には、
このように 面接で言えばいいのではないかと思います。
場合によっては採用面接官から「私はどのように見えますか?」とか聞いてくることもあるかと思いますが、
「すぐにはわかりませんが、丁寧に対応してくれる印象が良い方とおこがましいですが、思っています。」と褒めておけば相手に失礼なく、良い印象のまま無難に終わると思います。
人を観察することは、介護・福祉の業界で十分に役に立つ特技になります。
趣味がない・特技がない方は、ネガティブに考えるとマイナスな印象にどうしてもうつりますが、ポジティブに考えると気づいていないだけで何かしらあるはずです。
気づいた分だけ、強みに気づくこともできるので「趣味がない、特技がない」と落ち込む必要は全くありません。
むしろ気づくチャンスでもあります。
まとめ:【例文つき】趣味・特技が悩ましい!履歴書の書き方3選【介護・福祉】
採用面接の重要な目的は、「求職者の人柄を知ること」です。
採用面接官の多くもそれを重視します。
人柄をよく見せる・魅せる履歴書や職務経歴書になれば、それだけ効果的なものが生まれると考えていいと思います。
ポイントは、具体的に書くことです。
ただ単純に「趣味はゲーム」など単語で書くのでなく、具体的に人柄を見せていきましょう。
そして面接の質問として聞かれた際に、どのように答えるか?ポイントはポジティブに伝えることです。
そして介護・福祉業界に役に立つような言い回しをしましょう。
すると「経験・未経験問わず、採用しやすくなり人柄がよく見えることは、信頼ができ、成長を期待できる。」とみえやすくなります。
少し具体的に書くだけでも、面接官にはだいぶ 印象が良い人財にうつります。
介護・福祉の業界は常に多くの求人票があります。
その中から「理想の職場」「ホワイトな職場」を見つけることは至難の技です。
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参考になれば幸いです。