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「愚痴の多い職場」は危険:自己成長が絶対にない理由

介護業界で愚痴が多い職場は「崩壊」が近いかもしれません。終わりの始まりです。

人事担当者として1000人以上の介護・福祉職の方々とお話してきました。(プロフィールはこちら>>)

「クレーム、愚痴、ネガティブな発言」、これらの言葉を聞くだけで、気が滅入りませんか?

この記事を読んでくださっているということは、クレームや愚痴、ネガティブな発言が苦手な方だと思います。
ポジティブな性格の方なんだろうと思います。

 

まさに、介護や福祉のプロであり、他業種の方でも素晴らしい才能をお持ちなのでしょう。
私は介護・福祉業界で働いているため、今回の話は介護・福祉の職場の経験からの話になりますが、どの業界も同じだと思います。
「愚痴が多い職場」は崩壊の前兆です。


そのような職場では、あなたのキャリアの伸びしろは限られているでしょう。
愚痴の多い職場で自己成長を目指すのは厳しいものがあります。

まるで、日光のない環境で花を育てようとしているようなものですね。

ポジティブなアプローチが得意な方も、ネガティブな雰囲気に巻き込まれると、自己成長が阻害される可能性が高まります。

 

組織内での「愚痴」は避けて通れません。
全員が完璧に満足して働くことは難しいでしょう。
しかし問題は、その愚痴が解決されないまま蔓延し、「組織全体に悪影響を与える」事態に発展することです。

最初は個々の「愚痴」が始まり、徐々に巻き込まれ、最終的には組織全体が崩壊しかねないのです。

 

今回は、「「愚痴の多い職場」は危険:自己成長が絶対にない理由」というテーマでお話しします。

介護や福祉の現場では、日々の業務が大変であり、ストレスが溜まりやすいものです。
しかし、その中での愚痴が蓄積されていくと、職場全体に悪影響を及ぼす可能性があります。


例えば、仕事に対するモチベーション低下や連帯感の喪失など、自己成長が望めなくなります。

愚痴はまさに「感染力」を持っています。
一つの愚痴が次第に広がり、職場全体に波及してしまうことがあるのです。


その結果、効率の低下やコミュニケーションの悪化が生じ、組織の健全な運営に支障をきたすことも考えられます。

「愚痴の多い職場」はまさに危険地帯。
自分の成長を望むなら、この雰囲気から脱出することが不可欠です。

 

この記事はシリーズ化しています♪

 

こんな方にオススメ♪

・愚痴が多い職場で「うんざり」している方へ

・自己成長を考えている方へ

 

・愚痴が多い職場はリーダーが解決しない限り改善は困難です。新たな環境に変わったほうが自分のためにもなります。

\ あなたにとって理想の職場/

「愚痴の多い職場」は危険で自己成長が絶対にない理由

なぜ愚痴が多いと問題なのか、それについて考えていきましょう。

率直に言えば、愚痴が多いと「他の人に感染してしまう」からです。

 

人は共感する性質があり、確かめもしないままに情報を真実だと受け入れたり、愚痴を言った人からの同調圧力がかかりやすいものです。
これが他人に影響を与え、その雰囲気が職場全体に広がると、ネガティブな雰囲気が出来上がります。


その結果、全てが否定的になり、発展の余地がなくなります。
組織全体の発展が滞ると、個人の成長も望めません。
要するに、自己成長を強く意識している人は、そのような職場にとどまるべきではありません。


新しい一歩を踏み出すことが、遥かに良い選択となります。

実際、愚痴を言う人のほとんどが自分がネガティブで愚痴が多いと自覚していません。

普段から「愚痴をこぼす職員」は、自分が愚痴を言っているつもりはないと考えているでしょう。


実際には、コミュニケーションの一環として、他の人に話しかけていることが多いです。
愚痴の内容そのものが、具体的な不満を表しているわけではありません。
何か悩みがあるわけでもありません。単に「言いたいだけ」ということもあります。
むしろ 自分は正しいことを考えていると認識しているかもしれません。

 

ネガティブな状態が職場全体に広がると、その職場の崩壊がより現実的なものになります。

コミュニケーションとして愚痴が多い職場になるケース

他者とのコミュニケーションにおいて、愚痴を手段とする人もいます。
ただし、実際にはこの手法は共感を求めていることが多く、相手が同じような考えを持っていると仮定して話を進める傾向があります。


このタイプの人は、自分の意見を述べながら他者との共感を見つけようとし、反対意見が出ると対立が生じやすいです。

 

例えば、

「この仕事をやる意味あるんですかね?きつくないですか?」

といった明るい口調での話しかけがあるとします。
しかし、あなたがそのような考えを持っていない場合

「この仕事はこういう風な意味があるんじゃないかな」

とポジティブに反論すると、相手は自分と異なる意見を認識し、気が合わないと感じることがあります。

 

このようなやりとりで、「そうなんですね」と相手が受け入れてくれる人は、愚痴ではなく自分の意見として話していると思います。
つまり建設的な会話になりますので、そのような方のコミュニケーションは職場での会話では必要なものです。


ただし、同じような状況で、愚痴がただのコミュニケーション手段として利用され、問題解決や建設的な議論がないまま拡大することもあります。

組織全体にネガティブな雰囲気が広がると、モチベーションや効率が低下する可能性が高まります。


愚痴が組織に及ぼす影響を理解し、ポジティブなコミュニケーションを促進することが、管理職に求められるスキルです。
そのため、愚痴が多い職場で管理職の立場にある人は、愚痴に適切に対応できることが重要です。


どのようにしてコミュニケーションを活性化し、ポジティブな方向に導くかがカギですが、もし管理者やリーダーが対処してくれない場合は、このコミュニケーション方法が広がり、愚痴が当たり前のネガティブな職場に変わる可能性があります。

ストレス発散で愚痴が多い職場になるケース

次に、「共感してほしい」という欲求が愚痴に込められる場合があります。
このタイプの人は、かなり周りの環境を著しく悪くすることがあるので、このような愚痴のときには、自分が影響されないように特に注意すべきです。

 

例えば、このタイプは出来事を大げさに話すことがあります
ですので、話している内容が事実かどうかは非常に怪しいです。
ただし、その人に対して何ら疑問を持たないままだと、組織全体に影響が早く広がる傾向があります。

 

「共感してほしい」という気持ちに関しては、愚痴の内容そのものが実際に起こっている出来事だと考えられます。
ただし、その愚痴の内容が実際の事実を正確に反映しているかは確定的ではありません。


共感を得るために大げさに話し、さも真実であるような話し方も得意です。
相手から共感を得ることで、「自分のストレスを発散する」というメカニズムが働き、「愚痴をこぼす」ことにつながります。


このようなタイプで愚痴を出す方は、ストレスさえかからなければ、愚痴は減っていくと経験から思いますが、影響力が大きいです

このタイプの人は、自分の意見や感情が理解され、認められることを重要視しています。
同時に、このような人が持つ仕事のスキルや能力が優れている場合もあります。

「混乱をさせることで楽しむ」ことを目的に愚痴が多い職場になるケース

3つ目の問題は「人格」に関するものです。

このタイプは、健全な組織を崩すことを楽しむ傾向があり、組織的に対応が必要な状況になることがあるため、近づきたくないと感じるでしょう。
言い換えれば、ゴシップ好きであり、組織に不和をもたらすことを楽しんでいる人です。

 

一部の人は、「その人に対して何か愚痴を言うことで混乱をさせたい」とか、「組織にトラブルを起こさせたい」といった悪意を抱いていることがあります。
このタイプには特に警戒が必要です。


ただし、悪意があるというのは、客観的に見ればそう見えるだけで、本人にとっては悪意がないこともあります。

まともな職場や人材はこのタイプから距離を置く傾向があります。
しかし、実際には距離を置くだけでは組織を崩壊に導くこともあります。


混乱を引き起こすことで組織に刺激を与えようと楽しむ人もいるため、気がつかないうちに大きなトラブルになることもあるでしょう。

愚痴が多い職場は改善が困難である理由

愚痴が当たり前のように蔓延すると、事実でなくても多くの職員に影響を及ぼし、それが共通の信念として浸透します。

 

これを放置すると、トラブルが避けられなくなり、まるでフェイクニュースに惑わされるような事態になりかねません。

しかしこれまでに述べた内容からも分かる通り、愚痴の多い職場を改善するのは非常に難しいことです。

 

愚痴が多くなる理由は問題意識があることや、ネガティブな考え方の温床になることもあります。

つまり、愚痴の多さには様々な要因が絡み合い、一人で対処することは難しいです。

組織全体での対応が必要であり、そのためにはかなりの時間がかかることも覚悟しなければなりません。

 

そのため、愚痴が多い職場はポジティブに働きたい人にとっては厳しい状況と言えるでしょう。

介護・福祉の職場では、勤務中にほぼ常に同じ建物で働くことが一般的です。

愚痴が慢性的になると、組織全体の力が低下します。

 

これは介護・福祉業界に限らず、無視すればブラックな職場になる可能性も考えられます。

「愚痴を吐く」行為は、その人の性格や特性だけでなく、不安や不満を抱える誰にでも起こり得るものです。

ネガティブな雰囲気はどんどん広がります。

職場の雰囲気を変えるためには、上司が職員とコミュニケーションを取り、問題がないか常に確認する必要があります。

問題が見つかれば速やかに調査し、事実を明らかにすることが求められます。

知らず知らず自分自身が愚痴を言っていたと感じることもよくあります。

 

マネジメントが不十分な場合、「愚痴を吐く」責任を職員に押し付けることがありますが、実際には職員の人格に問題があるわけではないことが多いです。

 

個人に問題がある場合もあれば、教育が不足していたり、意見が聞かれなかったことが原因で不安や不満がたまり、愚痴に発展することもあります。

愚痴が多い職場では、人間関係の構築が難しくなります。

 

同調圧力が強まると、共感だけでなく「見方が正しい」という印象を与え、大きなトラブルの際に共犯になりやすくなります。

愚痴に遭遇した場合は、可能な限り避け、もし避けられない場合は影響されないようにすることが重要です。

同調圧力は非常に強力であり、自分の価値を下げないよう慎重に行動することが必要です。

愚痴が多い職場は逃げるが勝ち=自分の価値を下げるから

愚痴が多い職場の改善には時間がかかります。

もしもその職場で希望を見出し、決して辞めたくないと覚悟するのであれば、その環境を良くするために積極的に取り組んでもいいでしょう。

 

ただし、改善には時間がかかることを覚悟しておく必要があります。

しかし、もし自己成長を果たしてポジティブに働きたいと考えるのであれば、その職場を離れる方が効果的です。

逃げることはネガティブな決断ではありません。

むしろ、自分の成長のためにその職場を離れることは転職というポジティブな選択です。

 

愚痴の多い職場で働くことは、キャリアの成長を妨げ、自分の力を発揮しにくくなるでしょう。

ただし、転職も職場の雰囲気や実態がわからないままでは難しいことがあります。

そのため、転職サイトなどを利用することが一般的です。

 

公開求人だけでは職場の雰囲気が十分にわからないので、エージェントを活用することでより詳細な情報を得ることができます。

愚痴が多い職場は自己成長を阻害し、改善が難しいと思われます。

そのような環境では、ますます悪化していく可能性があります。

 

ですから、新しい環境でポジティブな気持ちを保ちつつ、介護や福祉の分野で成長を遂げましょう。

これが、より良い未来への第一歩となるでしょう。

まとめ:「愚痴の多い職場」は危険:自己成長が絶対にない理由

「愚痴の多い職場」は自己成長の妨げになるだけでなく、改善が難しく時間がかかる状況です。

もしその職場に希望を見出し、改善に積極的に取り組む覚悟があれば良いですが、その道のりは険しいかもしれません。

 

逆に、自己成長を果たしてポジティブな働き方を追求したいのであれば、その職場から離れることが賢明です。

転職を検討する際には、転職サイトを活用し、エージェントの助言を得ることがポイントです。

 

愚痴の多い職場では人間関係が難しくなり、同調圧力が働くことでトラブルが起こりやすくなります。

愚痴はそのまま放置せず、積極的に対処することが重要です。

そして、新しい環境でのスタートが、自己成長や良い未来への第一歩となることでしょう。

\最後まで読んでくれてありがとう♪/

ご参考になれば幸いです。

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